「生活保護についての問題提起もあるが、ほぼエンタメで面白い。出演者にひかれ観賞、特に窪田正孝さんの役。毎熊克哉さんが体を張った場面が有って、つい笑ってしまった。」悪い夏 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
生活保護についての問題提起もあるが、ほぼエンタメで面白い。出演者にひかれ観賞、特に窪田正孝さんの役。毎熊克哉さんが体を張った場面が有って、つい笑ってしまった。
出演者に引かれて観賞。特に窪田正孝さんが犯罪計画の首謀者・金本という裏社会の悪いヤツってのが面白そうだと思った。初めのうちは窪田正孝にしか見えなかったが、そのうちにコイツは本当に悪いヤツだとしか思えなくなってきた 。
裏社会に身を置いてるから、終盤,素人が包丁振りかざしていても,やられるワケがないと思って安心して見てられる (^^)。
しかし、諸悪の根元は、高野(毎熊克哉さん)の女癖の悪さだ。
自分が担当する生活保護受給者の愛美(河合優実さん)に手は出した事が全ての始まりだ。
高野(毎熊克哉)の調査に同僚の佐々木(北村匠海さん)を誘った宮田(伊藤万理華さん)が、どうして高野本人や上司に直接言わずに裏でコッソリやってるのか不思議に思っていたのだが、終盤になって、実は宮田が高野と不倫関係である事が分かって、ああナルホドな、そーいう事だったのかと納得した。 ← 一文が長げ~ (^^)。
宮田は、裏でコッソリ調査して、ただ高野のワルサを止めさせるだけのつもりだったのに、思わくが外れて佐々木が高野を辞めさせてしまったのは誤算だったろう。
まさか佐々木が愛美に惚れてしまうとはのう。
女癖の悪い高野の自業自得とはいえ、公務員という安定した仕事を辞めさせるなんて、佐々木もちょっとやりすぎでヒドイと思った。
まあ結局、佐々木も自分の担当ではないが、愛美に手を出して破滅へと向かう。
最初は愛美親子への同情、思いやりだったのに、ミイラ取りがミイラ? (^^)。
佐々木の最初の失敗は、クレヨンを持って行ったときに部屋に入ったことだと思う。ドアの外ノブに袋をぶら下げて黙って立ち去ればよい。
佐々木が愛美に一目惚れしたかどうかは分からないが、下心或いは恋心があったことは間違いない。マッタク。
あとクレヨンは箱入りのセットの他に、バラで桃色を5、6本加えたほうがよいでしょう。ウンウン。
終盤、アパートに一同が会す場面が1番盛り上がって面白かった。
毎熊克哉や伊藤万理華まで入ってきてグチャグチャでおかしかった。
誰も致命傷は負わなかったようでヤレヤレである ┐(´~`;)┌
万引きを繰り返してた母親(木南晴夏さん)と子供も助かったに違いない。
さて、シングルマザー愛美(河合優実)は、佐々木(北村匠海)に惚れてたのだろうか、それとも佐々木を罠にかけただけなのだろうか。微妙である。
ほいで、最後に北村匠が、「ただいま~」と言ってドアを開けた先にいたのは誰なのだろうか? 愛美と娘だったら良いね (^^)。