「従来のいわゆる「この枠」と比べた場合理解難易度は高めか」あたしの! yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
従来のいわゆる「この枠」と比べた場合理解難易度は高めか
今年406本目(合計1,497本目/今月(2024年11月度)12本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
いわゆる「ちぎら君」みたいな枠であり、毎年まぁある枠といえばそうですね。展開が似たり寄ったりになるのもお約束。
ただこの映画はそうした前提(お約束展開がどうだの何だのといったこと)は堅持しつつ、高校2年(だったか3年だったか)の軸と別に、幼稚園の頃の軸の話との感情の交差を扱っている部分があるので、「その限りにおいて」「この手のよくある映画枠」の観点では難易度が高めかな、といったところです。
ただそれとて「この手の映画枠で見た場合」という話であって、全体的にはいわゆる「ちぎら君」みたいな展開になるのはそうそう変わらないし、そこはまぁ誤差範囲内かなと思います。とはいえ逆に言えばそうした「子供のときの経験と中高、特に大人に準じる高校2年になった当事者の当時の思い出の交差」という論点は他のこの手の映画にはなかった論点で、「この限りにおいては」考えるところもあってよかったかなといったところです。
展開自体は「ちぎら君」みたいなお約束展開テンプレパターンで、余りこう変わるものではないですが、やや表現が(それらの枠の中で考えるとして)子供向けかなと思ったり、逆に上記の関係で大人向けと思ったりとバラバラなところがありますね。この点はいろいろあるでしょうね。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/身分行為と心裡留保)
身分行為に心裡留保の適用はありません(第三者が保護されるとかされないとかという話ではない)
(減点0.2/一般の法律行為と心裡留保)
(通常の)心裡留保は善意無過失の相手方、および善意の第三者に対抗できません。
(減点0.2/表見代理の考察が雑)
カラオケ店だったかにいくシーンで「何でもおごっていいって店長にいわれているから」というのは実際そうか不明で(ただ、常識論として見て未成年のアルバイトにそこまでの権限を与えることは考えにくい)、一種の権限踰越の表見代理のように見えるシーンがあります(ここは解釈が微妙)。ただ第三者は通常保護はされるので問題はないですが、通常のバイト相場からしては考えにくいので(上限金額を設定する等が考えられます)、やや雑かな(相場からして明らかに変に思える)といったところです。
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