「道半ばの異色ドキュメンタリー、派手さはないが余韻が沁みます」コール・ミー・ダンサー JAGさんの映画レビュー(感想・評価)
道半ばの異色ドキュメンタリー、派手さはないが余韻が沁みます
今年のベストかも。今後の主役の成功を観客に託し、似た境遇の若者へのエールが素敵。バレエやダンスのシーンはラストに少しあるだけで、ほぼ回顧録とメインキャストの語りで構成される。かなり地味であるが、主役の経済状況、環境も陰湿、鬱屈、絶望などはなく前向きに語るキャストが清々しい。
デザイナー、パティシエ、起業家等々の大当り組のドキュメンタリーが一般的ななか、誰も知らない若者の道半ばを描くのがとても新鮮、終わり方もとても良く、大成功は難しいかもしれないが気持ちよく鑑賞できました。マーシュの可愛すぎず、イケメンすぎずもポイント高かった。
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