「現時点で2024年ワースト候補。」ウルフズ ガッキーさんの映画レビュー(感想・評価)
現時点で2024年ワースト候補。
例の劇場公開が中止の件で、変なケチがついてしまった一作だが、
アップルTV+史上最高の視聴回数を記録した映画作品となった。
ただ、観る前から期待値は低かったのですが、それでも大幅に下回るほどの駄作だった。
映画が開始早々で事件が起き、ジョージ・クルーニー扮する“仕事人”のジャックが現れ、スムーズかつ淡々と“仕事”をこなしていく。
オープニングは、まあ悪くはない掴みだった。
ジョージ&ブラピの2大スターも、全編どこを切り取っても絵になるし、飄々とトラブルを解決していく様もハマっていた。
しかし、とにかく間延びが酷くて退屈で仕方がなかった。
ウィットなジョークに富んだ会話の応酬も、最初だけならまだしも、後半まで続くのは流石に冗長。
しかも中盤からはトリオになってしまい、だったらもっとジョージ&ブラピのコンビの活躍を見せてくれよと思う。
無駄に複雑なストーリー、グダグダなアクション、スローモーションの多用。
どれも悉くつまらない。
ブラピは、肉弾戦のアクション、ジョージはせめてガンアクションを見せる、くらいのアクションには出来なかったものか。
ラストは、明らかにあの名作のリスペクトだったが、そこだけは良かった。
しかし、ジョージ・クルーニー&ブラッド・ピット&ジョン・ワッツ監督。
これほどのメンバーが揃っておきながら、実に残念としか言いようがない映画だった。
これをいぶし銀だ、と評価する人もいるかもしれないが、個人的にはただの出涸らしにしか思えなかった。
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