劇場公開日 2024年11月1日

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十一人の賊軍のレビュー・感想・評価

全335件中、1~20件目を表示

2.560分削ってください!いや30分でもいいです!

2024年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本サイトの特集によると、60年前の幻のプロットを起こし、「孤狼の血」で東映ヤクザ映画を現代味に復活させた白石和彌監督のもと、今度は、東映集団時代劇を復活させた、という触れ込み。

そんな企画は大体、プロットが勝りすぎて時代遅れになったり、プロットが今どきの忖度に薄まり、味がしなくなったりと良いことはない方が多かったり、オレ自身が「孤狼の血」をそんなにかっていないのと、NETFLIXの「極悪女王」があんまりおもしろくなくてガッカリしての、期待値は結構下げての鑑賞。

舞台は戊辰戦争。東京映画祭オープニング作品。戊辰戦争の意味がどれだけ国際映画祭に通じるか、そしてその価値はあったのか。

「十一人の賊軍」




東映集団時代劇というと、1989年の「将軍家光の乱心 激突」ぐらいしか見たことはないが、当時高校生の自分でも、「ザ・痛快・時代劇」、チャンバラと火薬を堪能した記憶がある。

全体的には、同じように名もなき者たちが、権力闘争、時代の渦に巻き込まれ、奮闘する、というものになるので、アツイものを感じられる。そして、「孤狼の血」がおおよその評価として認められた白石監督であって、本作も現代風に「アップデート」とは言わないが、見ごたえのある作品に仕上がっている。

とはいえ、いかんせん長すぎる。

戊辰戦争という、国際映画祭に上映するにはいささかわかりにくい舞台設定について、ちょっと説明が足らない部分はまあいいとして、官軍側の描写が多すぎ。これらと新発田藩士側の人名に字幕がついたりと、「名もなき」賊軍との比較、ということかもしれないが、結局ノイズ。

さらにサダヲの連続断首のエピソードも要らない。サダヲの娘も必要ないし、賊軍の女も要らない。主人公の妻の聾唖の設定も要らない。

もっと要らないのは、最初のチャンバラ。暗いし、ウェストショットのアクションばっかりで、(これは役者の殺陣の技量によるかもしれないが、)ちっとも盛り上がらない。(NETFLIXの「極楽女王」でも感じたのだが、どうにもアクションの撮り方が単調に見える)

これらを切るだけで60分、いや30分は短くなる。

とはいえ、後半、俄然盛り上がってくる。嵐の中のつり橋攻防からだ。

「黒い水」と「つり橋」で、こっちは勝手にフリードキンの「恐怖の報酬」、あるいはせめてコッチェフの「地獄の七人」やってくんねえかな、と思ったら、やってくれました!!ありがとう!!どうせなら、油井まで嵐の中つり橋で重機を渡す、みたいな展開だと感涙までしたはず。それぐらい嵐のつり橋シーンはよかった。

そして、峠での決着をもっての、仲野の独壇場。ここはカメラはしっかりと白昼の下、ロングショットで立ち回りを見せる。

結末はある程度想像つくものではあるが、テイストは「アメリカン・ニュー・シネマ」である。そして一騎討ちをカタルシスとせず、道場で鍛えられたはずの家老サダヲの行動が、戊辰戦争の結果を端的に表す。そのためにも主人公孝之はひっそりと意味もなく、火薬とともに見せ場を譲る必要があった。

イヤほんと、前半全部要らないって。

追記

「名もなき者」の奮闘で世界が救われる、は「アルマゲドン」が至高と思ってるぐらい、程度の低いオレだが、賊軍にそれなりの技量があっての集団でなければ「アルマゲドン」の域には達しない。本作に説得力の希薄さや嚙み合わせの悪さを感じるのは、一概にそのせいだ。

追記2

この手のエンドクレジットは、それぞれの顔と名前をワンカットごとに挟みましょうよ。娯楽色がもともと強い企画なのだし、そもそも登場人物が全く印象残らないくせに、何の役にも立たないのに「医者」だ「詐欺師」だ「坊主」だとか説明する時間は全部省いて、エンドクレジットでドン、で十分。むしろそのほうがかっこいい。

というか、かっこいい、と言っちゃダメなんだろうな。

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しんざん

3.5犠牲の上に成り立つ平和の心苦しさ

2024年11月3日
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鑑賞方法:映画館

その場で偶然居合わせた人物たちが、人数も装備もスキルも圧倒的に上の輩たちを相手に戦わなければいけないという設定は、何度見てもワクワクする。

どんな機転で現状打破するのか。
圧倒的不利な立場でそれをどう覆していくのか。

その展開が楽しみではあったのだけれど、そんな王道まっしぐらな話ではなかった。そりゃそうか。
見終わった後、どんな感情になれば良いのかわからなくなった。胸糞といえば胸糞だし、でも世の中っていつの時代もこうだよな…とも思うし。
時代劇ではあるけれど、とても現代的でもあるなと感じた。

一部の権力者の人がよく言う「多少の犠牲はやむを得ない」という言葉。いつ聞いても、じゃあお前がその犠牲になってくれと思ってしまう。
いつの時代でも、何かを得るために名もわからない人々が犠牲となって戦っているんだと改めて思わされる。そしてそんな彼らの心の叫びを浴びて、私はどうしたらいいんだという気持ちにさせられた。

仲野太賀の初の殺陣は素晴らしかったし、山田孝之の汚いビジュアルでの野生味溢れる演技は素晴らしかった。仲野太賀のラストの迫真の演技は圧巻すぎるので、是非見てほしい。

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AZU

4.0集団戦の高揚と群像劇としての面白さを堪能

2024年11月30日
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鑑賞方法:試写会

戊辰戦争といえば日本における最も身近なシビルウォーである。そこに白黒や善悪の二分論などあるはずもなく、本作でもただ領地内が戦禍に見舞われることを阻止したい一心で計略が張り巡らされる。その結果、もぬけの骸の砦へ時間稼ぎ部隊として投入されるのが罪人十一人。もちろん自分らが生贄だとは露知らず。いやその宿命に気づいたとて、どう抗えるというのか。登場人物の誰もが後ろめたい事情を抱えていてもう崖っぷちで後が無い。そんな各々のやるべきことは、ただ己の命を精一杯に燃やすことのみ。そこに二転三転のドラマと壮絶な生き様がむき出しとなっていく。砦を主戦場にゴロツキが集団戦で敵を迎え撃つ高揚感。そして個性豊かな面々が織りなす群像劇としての面白さ。白石作品らしく身と心が躍動し、一人一人の命が大切な何かを切実に訴えかける。これが笠原和夫による幻のプロットを基に創り上げた作品とは驚きだ。胸の鼓動高まる時代劇を堪能した。

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牛津厚信

2.5いまいち

2025年7月11日
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鑑賞方法:VOD

史実は新発田藩が官軍と連合軍の間でコウモリしてた部分だけ。だから、メインの賊軍の部分は完全に創作。
まぁ、史実でも創作でも面白ければ良いんだけど、なんか誰にも感情移入が出来なかった。
会話でボソボソ声の場面が多く、そこに音量を合わせると爆破の時はとんでもない事になるし、爆破に合わせると会話聞こえず。結局、字幕を出す事に。
やたらと人が切られた断面とか、爆発で吹き飛ばされて血飛沫が飛ぶんだけど、迫力有るなぁってのでは無い。

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背中にエンジン

3.5中々楽しめた時代劇

2025年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

決死の任務を生き抜こうとする、罪人たちの姿を描いた時代劇アクション。
山田孝之と仲野太賀のW主演を始め、脇を固めるキャストがとても濃い。
寄せ集めの罪人集団だからか心情がやたらぶれたり、仲間といった関係性もない。それがまたリアルだと感じました。
それなので人物描写も掘り下げてなく、感情移入には欠ける作りでもあったと思います。
そこにひときわ光るのが仲野太賀でした。特に表情が良かった。
戊辰戦争の中で大儀も武士道でもなく、泥臭いただの賊軍の合戦。
王道さはあるものの中々楽しめた時代劇でした。

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白波

3.5泥臭い映像と香ばし演出(邦画の良いトコ取り)

2025年6月29日
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鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

斬新

毎度の土曜深夜、映画を観る以外にやる事が無いマ王🌀
医者から禁止令が出てるのに構わず特攻気分で鑑賞準備ときました🛩️

U-NEXTのポイント消費に(月末なので)選んだ作品というだけなんだが、マ王の予想とは違った裏切り方が響いたのでレビューをしておこうかなと😁

何が裏切られたかと言えば、演出がイイのと出演者が際どくて堪らないのよ😆
山田孝之の苛々する行動や一本の竹が真っ直ぐ伸びたような仲野太賀の渋さは、まぁ見事と称賛しても良かろう✨
また脇を固める千原せいじやナダルがチラチラと面白いのでブラックペッパーの効いてる料理のように映像から目が離せなくなる😳
物語は全編通して裏切りの連鎖が止まらなくて何となくバレバレなバッドエンドへと進んでゆくが、不思議と後味はスカッとしてた🤔
泥と水と油と埃に塗れた悪臭漂う映像だがコレも不思議と汚くは感じない🥸
PG12らしく血塗れシーンは多いけど我慢出来る大人なら娯楽作品として楽しめる内容となってます👍
が、何処かフィクション感が否めない作りとなってる所為か迫力は欠けてたかなぁ😅
邦画の悪いトコなのかもしれん🌀

点数が低めなのはその点だけで、動乱の幕末を上手に溶かし込んでいて楽しめました😄
しかし、ゆりあんレトリィバァが登場したら一気に吉本新喜劇の雰囲気に戻されたと思ったのはマ王だけかいな?

今回のレビューは短めでゴメンね❤️

映画館での鑑賞オススメ度★★★☆☆
阿部サダヲの血塗れシーンは見応え有り度★★★★☆
お色気全く無し度★★★★★

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マ王

4.5演者の職人達

2025年5月13日
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仲野太賀 山田孝之 主演は この2人の若手俳優なんだが
脇を固める ベテランの 役者たちの
職人芸とも言える 熱のこもった演技が見事でした!
苦労人達の いぶし銀の演技 もっと見ていたかった。

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まこと

3.0難しい

2025年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しいというのはこの作品をどのように評価知ればいいのだろうか?
戊辰戦争でこんな事があったのね。(歴史に疎いのでw)
って事は分かった。
しかし、頭の悪さが露呈して途中で????????
今戦ってる相手ってどっち???
とかなってしまって(汗
で、それとは別にこんなにスプラッターにする必要あったのかな?
臓物血しぶき当たり前w
苦手ではないんだけどその描写が邪魔していまいち集中できない。
キャスティングも気になる。
中野太賀さん山田孝之さんはいいですな
安定です。
ゆりやんは浮いてた。
なんかねなんかですよ。

監督さんと脚本さんが「日本で一番悪い奴ら」「虎狼の血」の
監督さんと脚本さんなんですな。
ハードボイルドタッチな訳だwww

娘と一緒に観ていたんだけど娘は面白かったとおっしゃっていた。
娘から父は?と聞かれて即答できませなんだ。
面白さを打ち消すスプラッターとキャスティングかな。
いや、面白くなかったわけではない。
しかし、素直に面白かったとも何故か言えない。
その答えが未だに出ないで消化不良を起こしているのは確か。
なので、レビュー終わったら観た事を忘れようと思っている。
困った難しい作品でした。

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bon

3.5仲野太賀さん惚れ直しました

2025年5月1日
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少数精鋭で大軍に立ち向かう、というストーリーが好きなので存分に楽しみました。
仲野太賀さんもともと好きな俳優さんでしたが
もっと好きになりました、
本山力さんも立ってるだけで迫力を感じました。

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emu

5.0この映画を観た人は誰もが思う

2025年4月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

この映画を観た人誰もが思うであろう
「あの人誰?」
あの人はもちろんあの人です。

一人だけ動きが違う、美しい、、、
素性を明かされて納得。どおりで強いはず。
槍を操るあの姿、、、最期までカッコいい。

ラストの仲野太賀の大立ち回りも
血湧き肉躍りまくりました。

長尺ですが、全然長く感じませんでした。

私の2024年、心のベスト3に入りました。

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ワーカホリック

3.5山田孝之と仲野太賀はさすが

2025年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

岡山天音もさすが

ちょっと芸人出過ぎでは、、
なんか、急に現実に引き戻されるというか、、、
なんで芸人使うのかしら
ゆりやんとか必要?ナダルも、そこにナダル?せいじも、、、

なんかトーンが違うというか、あえて入れることで何か狙っているのか
よくわからないけど

しかし山田孝之が出るとリアル感が半端なくてすごい
仲野太賀もいいけど、山田孝之はさすがさすがさすが

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くまっち

2.0風見鶏の餌食

2025年4月2日
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鑑賞方法:VOD

江戸末期、死罪直前に免罪を条件に新政府軍と幕府軍の狭間で風見鶏家老の策略で砦の死守(時間稼ぎ)を命じられた11人の奮闘を描く、人間味溢れ過ぎでヒーローも居ない面白く無い内容。

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windfukuchan

2.5本格時代劇を堪能しよう

2025年3月30日
iPhoneアプリから投稿

白石和彌監督による戦闘シーン満載の本格時代劇。役者陣もオールスターキャストと言ってもいいくらいの豪華さ。

家康が天下を取った江戸時代の始まりの時期の琉球王国を描いている『琉球の風』をDVDで見なおしていて、「国を守るためには多少の犠牲はやむを得ない」という謝名親方の考え方はどうなんだろうと思っていた矢先に、江戸時代が終わる時期が舞台の本作でも全く同じ考えを持った家老、溝口が登場し、思わずうーんと唸りそうになった。でも、これは一般国民にしわ寄せが行っても当然の如く考える現在の政府もきっと変わらないのだろう。

『侍タイムトリッパー』 を観て面白いと思ったならば、それで終わりにせず、あの作品のキャストやスタッフたちが必死に時代劇や殺陣の文化を守ろうとしている情熱と愛情に応えるためにも、こういう作品に足を運ぶべきだろう。

ちなみに、タイトルの「11人目」の賊軍は最後に判明する。

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Tofu

3.0戦い映画かと予想していたら戦いは全体の3割程度

2025年3月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

面白かったです。

期待値を下げて臨んだから、それで予想外に面白かったのかもしれません。

戦い映画かと予想していたら、戦いは全体の3割程度の配分。

物語として、くどくない。

実質的な主役は、中野大賀さん。
阿部サダヲさんの憎たらしさも善きです。

エンタメ映画として水準高し。

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ねこたま

2.0う〜ん…

2025年3月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

映画館で観賞しようか迷った作品だったのだが、スルーして結果オーライだった。
罪人が全体的に小粒でスーサイド・スクワッドのような痛快さはなく、
かと言って、明治維新における東北の小藩の苦悩も描けていたとは思えない。
だらだらと長く、退屈だった。
唯一、史実としての新発田藩のありようには興味が湧いた。

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みみず

5.0何ともやる方ない

2025年3月23日
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鑑賞方法:VOD

結末は何となくわかっていても、悲しい。時代の過渡期、必ず無駄な犠牲が出る。日本の黒歴史。

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いつこ

4.0しっかりと感情移入できないかと思うが、これはこれでいい

2025年3月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

山田孝之の役に感情移入できないという声も多いが、俯瞰すればその時その時で自分の事を1番に思って逃げ出したくなったり、やっぱり戦おうと思ったり心情がコロコロ変わるのは現実的だと思う。

罪人だけあってお互いの深い部分を知ろうとしないものなのかなぁと思いながら見ました。

展開も大体読めてしまうが、仲野太賀の演技がそれを忘れさせてくれる。

感情移入したい人には物足りないかもしれないが、現実的な無情さがこの映画の良さでもあると思う。

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TNK兄貴

3.0爆弾が一番有効。

2025年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

スゴい期待してたので、ちょっと物足りなさもあった。
白石監督の時代劇だとこうなるかなぁと言う想像を
超えてはこなかったなと言う印象でした。

やはり寄せ集め集団だから関係性は希薄で
11人もいるので、全員のキャラの深掘りが出来ずに
死んだ時の悲しみを全員に抱く事はなかった。

罪人は戦の後、全員切ると言う指令を受けてた入江が
そんな事はさせないと翻意するシーンとか、
何がそうさせたのかよく分からない時があった。

主人公はイマイチ好きになれなかったが、
仲野太賀さんのラストの殺陣の
顔で斬る!と言う迫力は松方弘樹さんを思い出しました。

不条理さは白井監督作って感じでゾクゾクしたし、
阿部サダヲさんの力はないけど策だけはあると言う
小物ならではのずる賢さと怖さと運がある感じは
とても良かった。

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奥嶋ひろまさ

3.5十一人いる!

2025年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

白石和彌「十一人の賊軍」観了。白石監督らしく残虐シーンは多いけど、白石版「スーサイド・スクワッド」的なエンターテイメントに振り切った映画で、「七人の侍」「ナイン・ソウルズ」の風味もあったな。そして「Black Sun」同様反権力がベースにあるのが単なる大作時代劇に終わらせていない。良作。

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ピンボール

3.5七人くらいで良い By黒澤

2025年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

戊辰戦争っていう大きな政局から、うま〜く砦だけを切り取った時代活劇上質なエンターテイメイトだった、けど。
もう少し人物描写や、戦う大義に深みが欲しかったな。

使い捨てにされ、犬死する武士と元囚人。
そして官軍のレッテルを貼られて犬死する武士。
みーんなバタバタ死んでいくけれど、侍系ゲームの「あー死んじゃった」みたいな感覚。
なぜ戦うのか、なぜ死なねばならないのか分からない。

人としての背景が少し分かるのは、政(山田さん)だけ。
でもこの人の行動もどっちつかずで、今ひとつ筋が通ってない。

長尺映画だけど十一人は多過ぎないか。
七人くらいがちょうど良いと黒澤さんが言うかも。。。

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ピッポ
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