「仲野太賀の芝居がいい」十一人の賊軍 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
仲野太賀の芝居がいい
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始まりからテンポよく話が進んでいく。アクションとストーリーのバランスがいい。SFXというか特殊効果も非常に緻密で、刀で人が斬られる瞬間の迫力がすごい。
理屈抜きに入り込めるように作ってある。細かい設定がなくても大体の流れは見ていたら分かるんじゃないだろうか。
今後のチャンバラ時代劇のひとつの基準になりそうな気がする。
ただし、登場人物がやたらと多いのと、一部セリフが不明瞭なのがなんともいただけない。昔の黒澤映画を意識したとでもいうのだろうか。
そこはもうひと工夫ほしかったところだ。
そして終わり方には好みが分かれそうな気がする。
大活劇を意識したつくりでありながら、ヒーローがヒーローのままで落着しないことだ。私としてはあれでいいと思う反面、阿部サダヲの行ったり来たりの展開にはすっきりしない気もした。
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