「それぞれの価値観が錯綜するチャンバラエンタ」十一人の賊軍 しさんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれの価値観が錯綜するチャンバラエンタ
武士道よしとする昔の時代劇を観て育った自分は、背後から刺すという行為はそれだけで悪者!と直感してしまうのだが、リアルな戦とはこんな感じだったのだろう。まるで子どもの喧嘩みたいな命懸けの斬り合い…
実娘の純情を裏切ってまで守らねばならなかったものとは、権威に忠実であることを第一義にしていた時代から個それも民衆のそれへと変化してゆく時代の流れを東映じゃない投影した描写なのだろうか。
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