「迫力娯楽時代劇!」十一人の賊軍 namaketaroさんの映画レビュー(感想・評価)
迫力娯楽時代劇!
迫力の時代劇。
なかなか複雑な設定もわかりやすく説明し、若者も取り入れようという意欲作。
細かい設定のご都合主義を許せるかでだいぶ評価が分かれる作品かと思うが、そのユルさを忘れさせてくれる程の俳優陣の激しいアクションは魅力的だった。
「〇人の〇〇」と来るとどうしても「七人の侍」を思い浮かべてしまうが、こちらは「侍」ではなく「賊」。つまりは戦力的に弱いのだ。課せられたミッションが砦を守ることなのに、ほぼ半数が大して戦えないor戦わない。この難局をどう乗り越えていくのか、目が離せず面白い。
ただ惜しむらくはメンバーの連携や、一人一人の必要性が乏しい点。あいつ必要だったかと思わせる一員もいる為「後で重要な活躍をするはず」といった間違った期待をしてしまう。
娯楽大作としてとても楽しめたが、もう一歩、烏合の衆が集まった時の大きなカタルシスがあると嬉しかった。
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