「どっちが賊軍なんだか」十一人の賊軍 コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
どっちが賊軍なんだか
事前にチラ見したレビューで、グロ描写の事があったので止めようか迷った。でも仲野太賀さん主演だし、と少し覚悟をしていたけれど、心構えのなかった『死刑にいたる病』より平気だった。
『狐狼の血』は、たまたまCSで数分チラ見して脱落。
時代劇の中では近代史に近い年代のせいか、チャンバラに加え爆破多めだからスクリーン映えする。
大砲への対抗手段に花火は、映画のためのフィクションなのだろうけど、火花から爆発そして炎と、夜の奇襲シーンにも効果的だった。
良い奴から憎たらしい奴までキャラクターも多彩で豪華なキャストの中で、爺さん超強くてカッコよかった。
この爺さん何者だ⁈と思ったら、そういうことなのね。
オープニングの音がちょっと大きすぎて出鼻挫かれた感があったけど、2時間半超えでも長く感じることなく、最後まで面白かった。
史実ベースだから多少スッキリしない部分もあるけれど、そこは仕方ない。
そして太賀は今回もいい役者だった。
『アイミタガイ』後のハシゴだったので、午前西田と午後西田。
どっちも良かった。
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