「良かった。いいんです。でも比べちゃうんです。」十一人の賊軍 亞lexさんの映画レビュー(感想・評価)
良かった。いいんです。でも比べちゃうんです。
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白石組、碁盤斬りに続く時代劇
全て魅せます白石監督、破裂する体、切れた手首に骨の断面、グロ描写満載、どんどん期待が膨らむ。
色んな方がレビューしてる通り、キャラクターの深掘りが薄く、感情移入出来にくいなぁ。
でも長い時間を感じさせない良い映画でしたよ。
それはもう。
阿部サダヲ演じる溝口が無表情で農民の首を刎ねる狂気、仲野太賀の兵士郎の鬼気迫る殺陣、甲高い声でいやらしく溝口を問い詰める斎藤役の駿河太郎、すぐに殺されちゃう音尾さん(役名すらわからない)
出演者みんな良かった。
でも、でも、でもやっぱり比べちゃうんです。
七人の侍や十三人の刺客と、、、
この手の映画はやっぱりカタルシスが重要な推進力になると思うんだけど、こいつは絶対ぶっ殺す。と思わせるキャラが弱く、ちょっとずつサイズダウンした感じが否めない。
そんなこんなで上記2つの映画をまた観たいと思わせられたことでマイナス⭐️一つとしました。
雑感、
・大砲の球が飛んできた時、思わず避けちゃう。
・兵士郎の殺陣の始めの人差し指を立てるポーズ、知る人ぞ知る流派なんだろうな、知ってる人教えて
・グロ満載だけど、エロはなかったなぁ。
・本山力演じる爺っつぁんで、七人の侍で言うところの木村功さんかな〜。
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