劇場公開日 2025年10月10日

ホウセンカのレビュー・感想・評価

全75件中、1~20件目を表示

4.0優しさは、弱さじゃない。秘めた熱い想いは、きっと貴方に届く🙏

2025年10月11日
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癒される

壊れることが怖くて、人はときどき優しさを隠す。
でもこの映画は、その“壊れやすさ”の中にこそ本当の美しさがあると静かに教えてくれる。

触れたら弾けるホウセンカのように、登場人物たちは皆、それぞれの痛みを抱えながらも、
誰かを想い、誰かを守ろうとする。

派手な展開はない。
けれど、光の揺れや沈黙の時間、
ひとつの仕草にこめられた祈りのようなものが、心の奥にゆっくりと染みてくる。

「人は散りながら、誰かを照らしている。」

観終わったあと、静かな余韻とともにそう気づかせてくれる作品。涙ではなく静かな息がこぼれた。
エンドロールの優しいアレンジ版「スタンド・バイ・ミー」が、心に染みる。一瞬で弾けて輝くものの象徴と思われる「花火とホウセンカ」が美しくも儚い人生を描く。

人生の大逆転‼️
勝つも負けるも、貴方次第😎

生きることも、咲くことも、
ただ一瞬の奇跡なんだと思う。

🕯️ 優しさは、弱さじゃない。
散っても咲ける。それが人間の、いちばん美しいところ🤫

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ななやお

1.0しがないヤクザの走馬灯

2025年11月4日
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悲しい

単純

ヤクザの下っ端が独房で年老いて、ホウセンカと会話しながら過去を振り返る映画。
オープンニングの曲は良かった。

アニメだけど、割と現実的なストーリーで、盛り上がりも少なく、割引もなく2000円払ったので、満足度も低かった。

最後ら辺の大金が、最近観た愚か者の身分と被った。

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辛口チキン

3.0悪くはないけど…

2025年10月27日
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悪くはないけど、ヤクザものは個人的に苦手だった。
アニメだけど、花火はキレイだった。

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ももか

4.0阿久津の漢気と繊細さにキュンです

2025年10月26日
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独房で孤独な死を迎えようとしていた
無期懲役囚の老人 元ヤクザの阿久津と、
人の言葉を操るホウセンカとの“会話”の中で、
阿久津が過去を振り返っていく⋯
という、ストーリーが、とても斬新で、
でも昭和が舞台だから懐かしさもありで、
ホウセンカが話す時点で、ファンタジーなんだけど、
達観してて毒舌なところが、また面白くさせてくれて、
不思議かつ感動させてくれる良い作品でした。

阿久津の奈那への無償に近い愛がステキでした。
漢気でした。
決して、「ろくでもない一生だったな」ではないです。

小林薫さんの声も良かった!

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hkr21

4.0期待度○鑑賞後の満足度◎ 今まで何回も映画やTVでお目に掛かったような凡庸なシチュエーションの話を、話す花(駄洒落ではありません)と凝った構成で一種のファンタジーに昇華させた愛の賛歌。

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

①バブル期真盛りの時代背景に一気に親近感が湧いた。
ただ、口下手ながら信義には厚いヤクザがキャバクラかキャバレーで知り合った他人の子を孕んでいる女を好きなって一緒に住むとか、女を愛しながら無器用にしか接することが出来ない男とか、バブル期に台頭したインテリヤクザとそうでないヤクザとの確執とか、、よくある話にどうして評価ぎ高いのだろうというのが冒頭の感想。
まあ、女と子供の為に何か犯罪を起こして刑務所にいるのだろうというところまで想像できる。
しかし、この凡庸で予定調和で話に違和感を持ち込むのが話す「ホウセンカ」。
そして、そこから、話す「ホウセンカ」と主人公との会話を通して、巧みな構成のドラマが始まり俄然のめり込ませる。

②淡々としてじんわりさせる映画かな、という予想を裏切って見事な伏線回収のある凝った構成が面白い映画ながら、最後の“一行“で、一生の大半を愛する者達の為に捧げた一人の男、自分の一世一代の仕掛けが成功するして愛する者達が幸せになることを最後まで信じぬいた男の、細やかながら決して「ろくでもない」人生ではなかったことに何とも言えない余韻が残る。

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モーさん

4.0うまくできた脚本

2025年10月25日
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無期懲役で収監されている阿久津に、枕もとで咲いているホウセンカが話しかけてくる。ホウセンカに昔のことを語りながら、阿久津の家族、阿久津の人生をたどる流れ。
阿久津の不器用で言葉足らずな感じが昭和の男って印象で、あぁこのタイプの男ねとちょっとゲンナリしてしまう。もどかしいったらありゃしない。たしかに、那奈の連れ子は自分の実の父親ではない。でも、父親だろ!と思ってしまう。あの態度はないよな(今の感覚で観るなら)。
家族の幸せよりもヤクザの内部抗争と金儲けに明け暮れるのも時代とマッチしていないなと感じる。阿久津の言う大逆転が本当にそれでいいのか!?とも。でも彼の考える大逆転が何なのかが徐々に判明していく流れは嫌いじゃない。那奈が手紙を読んだのがなぜこの時期だったのかという理由も一応は辻褄があっている。
泣けるとまではいかないが、うまく練り上げられている脚本だと思う。ホウセンカの意識の共有とか、設定がうまいし、伏線もキレイに回収された。アニメならではの話に見えるが、実写にしても面白そうだ。韓国映画がいい感じでリメイクしないかな。

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kenshuchu

4.0そばにいて

2025年10月23日
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泣ける

悲しい

幸せ

主人公:阿久津は独房で人生の最期を迎えようとしていた。そこへ枕元の一輪のホウセンカが彼に語りかける。阿久津はこれまでの人生を回顧し、ホウセンカへここへ来るまでの経緯をポツリポツリと語り始める。

本作を鑑賞したきっかけは、オッドタクシーの作画の担当者が製作に協力していることを知ったためである。それ以外の情報はなしで観ることにした。結果的に本作の完成度は非常に高く、単一アニメ映画として素晴らしいものであった。

まず、ストーリーの引き込む力がすごい。無期懲役となった主人公が事件を起こすまでの経緯を淡々と語る。結果は最悪となってしまったが、そこに至るまでの内容に矛盾するような点はないし、主人公の判断を疑うような点もない。そこに置かれた状況で最善の手を打ってきた。だから観客は、最後まで主人公へ感情移入し、気持ちを切らさずに観ることができる。

本作は、細部への気配りも感じられた。まずは、ホウセンカというタイトルだが、この花の花言葉を知っている人なら鑑賞する前からある程度内容が分かるようになっている。そして、作中で何度か登場するスタンドバイミーという曲もまさに本作の内容をそのまま表現しているようなものとなっている。小さな部分では、オセロの盤面や実際の法律の引用など、専門的な知識が必要な部分にも血が通っていることが感じられる。これらは、主人公が最後まで最善を尽くし続けたことへの感動に繋がる。

最近公開されるアニメ映画のほとんどはシリーズものである。その中で本作はそれらの対抗馬となっている。本作は、ひたすらにストーリーを精巧に作ることに注力している。ストーリーに関係のない萌えキャラや有名声優により観客数を増やそうとするアニメ映画製作者とでは志の高さが天と地の差である。

こういったアニメ映画を観ることができて嬉しい。しかし、上映開始後、約1週間時点で鑑賞したが、1日1回の上映で、地元の館内には観客は5名程度しかいなかった。本作のような実直に物語を製作する正しい努力をした人が評価される世界であってほしい。

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セッキーかもめ

3.0予想以上に暗くてビターな物語。

2025年10月23日
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ある年齢以上の人でないと感情移入するのは難しいのかも?ヤクザ社会を美化するつもりは毛頭ないし、昭和の頃が何もかも良かったなんてこともないんだろうけど。昔日の日本に確実に存在していた「日々の暮らしの中の趣き」みたいなものが感じ取れて良かったです。あの「スタンド・バイ・ミー」は反則でしょ。涙腺やられてしまうよ(苦笑)
それにしても堤のアニキは怖いよね。

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ケンドー鹿児島

5.0「火の鳥」ならぬ「火の植物」

2025年10月23日
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重厚なセリフ劇でした。最初からアニメは全く感じ無く実写映画として観てました。こう言う風に観たアニメは初めてだと思います。ホウセンカは、本音の引き出しだったんですね。成長したあの子の人間性を見て、何故か胸が熱く成りました。人生を、命を、賭けた成果だと思います。

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ホモ・サピエンス

3.0予想以上に落ち着いたアニメ

2025年10月22日
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残念ながら個人的にはあまり合わなかった。予想外に大人向け?な非常にしっとり落ち着いたアニメで、派手なアクションや涙ストーリーなどは無し。悪い映画では無いんだけど全体的に地味な淡々としたストーリー展開で心に刺さる場面や伝えたい事が私は見つからなかったな。うーん、こればっかりは見た人の好みによるかもしれないけど。。。

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涼たん

4.0素敵なお話だなぁ

2025年10月22日
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綺麗な伏線の張り方と回収。不器用だけど、家族の為にしたたかさを見せた男の物語。鑑賞後にホンワカした気分になりました。

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みのまる

4.0あるヤクザ者の不器用で純朴な想い

2025年10月21日
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泣ける

幸せ

余命も残りわずかで死を待つばかりの受刑者阿久津ミノルに枕元のホウセンカが突然語りかけて来て、ミノルは思いもよらない過去を語り始める。
ミノルはかつて愛する那奈とその連れ子でまだ赤ん坊の健介と安アパートで暮らしていた。
庭にはホウセンカの花が咲いていて――

ヤクザ者としての稼ぎで2人を養っていたがある事が原因で刑務所に入ることになってしまう。
口には出さないタイプで不器用ながらも家族の為に働くミノル。
彼の想いがホウセンカとのやり取りの中で徐々に語られ、そして物語も大詰めになってミノルの愛の深さに気づかされます。
素朴だけど味わい深い良い映画でした。

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映画ファンさすせそ

3.5派手さは無いがじんわりと沁みる良作。 ググッと心をつかまれたオープ...

2025年10月21日
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派手さは無いがじんわりと沁みる良作。

ググッと心をつかまれたオープニングは秀逸。ここだけでも大きいスクリーンで観れて良かったと思えた。

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こち

5.0しみじみ、のち、鳥肌。

2025年10月21日
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泣ける

幸せ

癒される

わあ、なーんかいい話
ありがちだけど癒されるし
登場人物は全員自然体だし
アニキもヤクザなのにいいひとだし
いい気分

なーんてしみじみしていると
最後の10分間(?)
見事に足元をすくわれて、鳥肌。

伏線と気づきもしなかった点と点が、凄まじいスピードで収斂。
あっぱれ!!まさに、「大逆転」!!

エンドロール。
おお
あれは小林薫だったのか!え?もうひとり???
あっ、満島ひかり!宮崎美子!
やっぱりあの声はピエール瀧!
ん?
ノベライズ?
小説が原作、と思ってたら、逆?

鑑賞後、興奮覚めやらず、いつもの友人に速攻でおすすめのLINE。

なにしろ、なーんにも考えずに身を委ねることができて、気分良く涙活、「大逆転」でカタルシス。こんな映画、めったにない。仕事に介護に家事、フル稼働の毎日の、つかの間の自分時間に是非、と。

「日本のアニメは世界に誇れる文化」だと、耳にタコができるくらい聞いてきたが、正直、コスプレとかファンタジーとかジブリのイメージしか持っていなかった。こんなのがあるなんて。「日本のアニメ」、すごいことになってたんですね。

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師走のうさぎ

4.0地味だけど巧みでいい話

2025年10月20日
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オッドタクシーも見ていないし、スルーしようかと思ったけど勧められたので観てみた。
一発逆転を狙う無期懲役の受刑者の話
巧みな脚本で地味だけどいい話だった。
1987年からの時代の流れもうまい
小林薫の声よかった

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サート

4.5家族とはなにか?

2025年10月20日
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泣ける

知的

幸せ

ホウセンカと言う花が持つ逸話伝承を

知りたくなる深く優しく物語が

趣深い印象を残す映画

変わりゆく価値観の中を変わらず耐え忍び

本質と呼べる愛を実現させた阿久津実の映画

久々に派手派手さがなくても

楽しめる良作に出会えた◎

なんだろね。これ実写じゃないのが良いんだろね🙆

まぁ、とにかく良き映画だったわ🎬

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tomokuni0714

3.0もう少し感動良かったできたらのにな

2025年10月19日
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もう少し感動良かったできたらのにな

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進撃のヘルニアン

4.5静かで心地よい作品

2025年10月19日
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泣ける

幸せ

癒される

死に際の囚人が見る走馬灯、その囚人にはある心のこりが。
よくあるストーリーではありますが、走馬灯を見るパートナーがホウセンカで、なぜか走馬灯以上のことを知っている。
ファンタジー作品なのですが、綺麗なファンタジーともちょっと違う。
でも最後は綺麗で気持ち良い結末。

寡黙な主人公のお陰で静かに物語が進んでいきますが、退屈はしません。
心地良い映画です。

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mas

5.0魂(こころ)が震えた

2025年10月19日
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マジで泣いたんですが。
魂(こころ)震えました。
愛は尊い。
構成力がすごい。
1/3過ぎたあたりから没入し、もう全てはラストへ向けて……
涙、涙。
これ、すごいわ。

『オッドタクシー』のスタッフによる新作映画なので、観る前から期待をしていたのは事実ですが、予想をはるかに飛び越えて行きました。
おすすめ。

ただ、どこがすごいって説明がめちゃくちゃ困難。
何を書いてもネタバレになっちゃうし。
「『この世界の片隅に』ラスト近く広島で拾った子エピソード部と、『漁港の肉子ちゃん』の「無償の愛」「無私の善意」という要素を煮詰めたような傑作」と書くのが精一杯か?
感動度は、この2作の間くらいでしたね。

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コージィ日本犬

3.5静かな大逆転

2025年10月19日
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泣ける

幸せ

驚く

オッドタクシーがとても好きなので鑑賞。
ちょっと期待値高くし過ぎたかなと思いましたが、楽しめました。
やっぱり伏線を張るのが上手くて、ヒューマンドラマも良いのですが、またミステリーで観たいなと感じました。
30年越しの大逆転。
語り手ホウセンカと徐々に明らかになるストーリーに引き込まれました。

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つーじー