劇場公開日 2025年10月10日

ホウセンカのレビュー・感想・評価

全107件中、41~60件目を表示

2.5無骨な昭和世代の一途な男の愛の物語

2025年10月15日
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鑑賞方法:映画館

アニメ映画です。小林薫や宮崎美子、ピエール瀧などのベテラン俳優が声優を務めていました。
生まれたてと死にかけの人の前だけでしゃべるほうせんか(花)
主人公の男性は反社(やくざ)であり、惚れた女の子供のために大金を用意する、そのせいで、独房に30年以上入り、年老いて死にかけの時、若い頃を思い出しながら、ほうせんかと会話します。
そもそも論として、悪いことをして得たお金、子供の心臓移植にも、私は反対、そこは神の領域かと思います。
義理と人情の世界なんだろうな、そこは多少理解出来ました。
無骨な昭和世代の一途な男の愛の物語です。

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ゆっこ

4.0声優陣には「俳優」「声優」「芸人」が名を連ねるが、それぞれの発する「ことば」は趣が異なっていておもしろい

2025年10月15日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

癒される

無期懲役囚の老人・阿久津が独房で孤独な死を迎えようとしていたとき、声を掛けたのは、人の言葉を操るホウセンカだった。“会話”の中で、阿久津は自身の過去を振り返り始める。

「お前たちが来た日のこと、よく覚えてるぜ」

1987年、夏。海沿いの街。しがないヤクザの阿久津は、兄貴分として慕う堤の世話で、6歳年下の那奈と、ホウセンカが庭に咲く素朴なアパートで暮らし始めた。生まれたばかりの那奈の息子・健介も一緒だ。縁側からは、大きな打ち上げ花火が見える。3人は、慎ましくも幸せな日々を送っていた。

「退路を断ったもんだけに大逆転のチャンスが残されてんだよ」

やがて土地転がしのシノギに成功し羽振りがよくなった阿久津は、享楽的に過ごし家を顧みなくなる。そんなある日、事態は一変する。阿久津は大金を工面しなければならなくなり、
堤と共に組の金庫にある3億円の強奪を企てるのだった―。ある1人の男の、人生と愛の物語(公式サイトより)。

劇場版が酷評された「オッドタクシー」のチームが再集結して制作した映画。バブル期終盤の日本を舞台に、現代日本に失われつつあるかつての「愛」「家族」「信」を独特の穏やかな世界観で描く。

本作の声優陣には「俳優」「声優」「芸人」が名を連ねるが、それぞれの発する「ことば」は趣が異なっていておもしろい。アニメーションと科白がこれ以上ないくらいぴったり合っているのが「声優」、アニメーションの裏にある人物像が透けて見えそうなのが「俳優」、アニメーションの科白より前のめりで届いてくるのが「芸人」、という具合だろうか。このそれぞれが心地よく共鳴し合って心地よい。

本作が実写化しなかった理由のひとつであろう喋るホウセンカは、「俳優」「声優」「芸人」、さらに「歌手」と言えそうで言えなそうなピエール瀧が演じる。なるほど確かに、何者ともつかない演技だが、本人曰く「宇宙人」を意識したというから頷ける。

調べてみると、ホウセンカには「わたしに触れないで」と「心を開く」という相反するふたつの花言葉があるらしい。ヤクザ稼業に最後まで触れさせずに、それもなおお互いが「心」を開いた日常と30年後の逆転ホームランがじんわり染みる。

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えすけん

4.0大人のアニメ(セクシーではありません)

2025年10月15日
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鑑賞方法:映画館

単純

幸せ

癒される

評判が良いので鑑賞。
大人向けの良いストーリー。子供向けじゃないアニメもいいですね。
ちょっとわかり易すぎたけど、いろいろなピースが一致する快感がありました。
主人公同様に、40〜60代向けですね。

声優はプロの方がいいけど。
この声は誰か気になってしまう。

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だるまん

4.0シナリオの緻密性、伏線回収と展開の巧さは、90分の芸術的な作品を生み出している

2025年10月15日
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知的

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Dr.Hawk

3.5これぐらいの傑作はいつでも作れますよ、と余裕すら感じる才能に嫉妬する。

2025年10月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

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ケージ

3.5「オッドタクシー」が好きなんで

2025年10月15日
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泣ける

幸せ

癒される

「オッドタクシー」が好きなんで鑑賞。
病気の子供の移植代の為に、組のお金を持ち逃げした男とおしゃべりなホウセンカの話。
ストーリーとしては心に沁みる話だった。

ただ、アニメが良かったのかな?実写でも良かったのかな?
ストーリーを思いついた人が、どちらの業界にいるかによるのかな?
花火のカットは秀逸。

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キブン

5.0花からみた人間の不器用な、でも美しい愛

2025年10月15日
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死に瀕した不器用で真っ直ぐな男の人生に対して
植物の立場からツッコミを入れ、バカにするホウセンカ。
一見ノイズのような存在だが、
それによって感傷に陥りそうな純愛物語に適度なスパイスを与えつつ、
人間の営みの可笑しみという別の視点も追加されて、
物語の奥行きが深くなっている。

ディテールを描きすぎないキャラクターや
俳優さんたちの抑制気味の台詞回しが、
何気ない会話からも余情を生み出していてすばらしい。

ceroさんの独特なサウンドの音楽も意外で面白い。

永く会えない遠くにいる人に生涯をかけて想いを届ける、
次世代に想いを繋いでいくことに対する、
花というモチーフを使ったほんとうに美しい表現に感嘆。

見終わった直後は意外とそうでもなかったが、
今、各シーンを思い出すと不思議と涙が出てくる。
折に触れて思い出す映画になるのだろうと思った。

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HK

2.5愛と所有権

2025年10月14日
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uz

3.0「声優さんが意外」

2025年10月14日
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知的

今年306本目。

エンドロールで主人公が俳優の小林薫さん意外でした。

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ヨッシー

3.0阿久津の純愛と花火は美しかったです!

2025年10月14日
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悲しい

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やまちょう

4.5長い余韻……そして、ジンワリと心に沁みる

2025年10月14日
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技ありな脚本、抑制された絵作りと演出、出来過ぎではないストーリー。
心に沁みました。

こういう作品に出会うために映画館に通ってるんだよな、と思わせる一作。
ありがとうございました。

No, I won’t be afraid.
Oh, I won’t be afraid.

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よして

4.0最近はやりの、中身の薄い長尺映画に飽き飽きしてるあなたへ

2025年10月14日
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泣ける

知的

ドキドキ

お人好しヤクザの純愛物語。言ってしまえばそれだけの話。ただし登場するエピソードがどれも印象的。庭から眺める打上げ花火。レンチン音に合わせて口ずさむ「Stand By Me」。自作の地図で近所の散歩。土地の占有権を主張する為の姑息な手段。海沿いの高台アパートで3人で過ごしたかけがえのない日々。お喋りなホウセンカに問われるまま、独房のヤクザが過去を回想しながら、やがてある出来事をきっかけに、男が収監された理由が徐々に明らかにされていく。そしてラスト、見事な伏線回収とともに、男の最後のメッセージが。もう…涙腺がアレでした。

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黒猫グロム

3.5稀に名言を吐く辛辣な花

2025年10月14日
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jax

3.0小林薫さんの

2025年10月14日
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実写でみたいですなぁ。ななさんも満島ひかり姉で良いでしょう。但し鳳仙花ではなく堤ニキに役チェンジ。これアニメでやる必要あるかしら?花火シーン長すぎ。

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michi

3.0もうひとひねり

2025年10月14日
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欲しかったかな。
予想が外れなかったのが残念。

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こしゃり

3.0愛のファンタジー

2025年10月14日
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知的

幸せ

独房で死を迎えようとしていた無期懲役囚の老人で元ヤクザの阿久津に、生まれたばかりの赤ちゃんと死ぬ間際の人だけが聞こえる、人の言葉を話すホウセンカが声をかけた。ホウセンカと会話しながら、阿久津は自分の過去を思い出していた。
1987年の夏、阿久津は兄貴分である堤の世話で、那奈と連れ子の健介とともに、庭にホウセンカが咲くアパートで暮らしはじめた。幸せな日々を過ごす阿久津だったが、ある日突然、健介が心臓の病気で、移植手術が必要な事がわかった。アメリカでの手術で待ち時間無しの割増料金だと2億円の大金を用意しなければならなくなった。そこで、堤に相談したところ、組の後輩で将来の組長候補を消し、組の金庫から3億円の強奪を計画し、実行した。2億円で健介の手術を終え、残りを隠し持った阿久津は堤を裏切り、残金を隠し、秘密裏に那奈に渡そうとしていた。さてどうなる、という話。

特にドキドキも無く、手紙でどうやって隠し金の場所を教えるか、というところが見どころなのだろう。
どうして黒塗り部分を予測出来たのかはわからないが、(もしかして自分で黒塗りにした手紙をつくったのかも)そこだけはなるほど、と思った。
大逆転、って言ってたけど、もしあの空き地に持ち主が居たらどうしてたんだろう、特に深く調べたわけじゃなさそうだし。
そして、本当に30年放置してたらあんな草の状態の訳ない。もっとジャングルになってるはずだし、もしかしたら大木が生えてるかもしれない。
ま、ファンタジーだから良いのだろうけど。
阿久津の声を小林薫と戸塚純貴が演じ、阿久津のパートナー・那奈役の声を満島ひかりと宮崎美子、そして言葉を話すホウセンカ役のピエール瀧とも役に合っていて違和感なかった。

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りあの

4.0オッドタクシーコンビの素晴らしさ

2025年10月14日
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大好きな「オッドタクシー」コンビの「ホウセンカ」。
映画館内の年齢層はアニメの割には高め(オマエもなー)。どういう情報から観にきてるのか気になった。

久しぶりにストーリーに重きを置いたアニメを観た気がする。淡々と描写される過去の出来事に散りばめられたエピソードを最後にしっかり回収していく手際は、オッドタクシーと変わらず今回も見事。“らしくて”渋くて膝を打つ、好きな世界でした。

声優・満島ひかりさん、とてもいい声。良かった。満島ひかり→宮崎美子の声優バトンは抜群にハマってたと思う。楽曲の使い方も好きです。

ホウセンカの扱い次第だけど、実写映画にもなりそう。アニメを観た作品の実写版はほとんど観ないんだけど、このお話ならキャスト、監督次第では観てみたい。尺が足りないかな。余計なことを足してほしくはないな

以下余談。
「ほうせんか」で一番最初に思い出すのは中島みゆきさんの名曲なんだけど、関係なかったみたい。でも、改めて詞を読むと、物語とそんなに遠くないような気もした。

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たずー

4.5シンプルだけど、美しくてとても温かい。

2025年10月14日
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何も考えずにアニメ映画のチケットを取っただけなのに、思いがけず素晴らしい作品に出会ってしまった。
シンプルだけど、美しくてとても温かい。

スタジオCLAPによるこのアニメ作品は、刑務所で過ごす元ヤクザの晩年を描いている。

ある日、彼の前に“話すことができるホウセンカ(鳳仙花)”が現れ、二人は過去の出来事について語り合う。

物語は現在と過去を行き来しながら、静かに語られていく。派手さはないけれど、不思議な魅力があって目が離せない。

成長、崩壊、そして再生
どんな命にも価値があり、愛し、守るべき目的がある。
そして何より大切なのは「希望」だ。

人生の大きな転機がいつ訪れるかなんて誰にもわからない。でも、後悔しないように生きることこそが、本当の意味での「生きる価値」なのだと思う。

予想以上に美しく、心に残るアニメ映画だった。

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bankhangrong

2.5毒舌オラフ

2025年10月13日
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悲しい

単純

幸せ

薄味。
特に盛り上がりなく、平坦なストーリー。
言うほど大逆転か?

原作が「セトウツミ」の此元氏なら
もっとコメディに寄せてもよかったと思うが。

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YOU

5.0感動!泣ける!

2025年10月13日
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泣ける

知的

ドキドキ

感動しました!泣ける!実に味のある深い内容の作品でした。是非是非多くの方に見てもらいたいですね。

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のりくん