ひゃくえむ。のレビュー・感想・評価
全323件中、181~200件目を表示
よーい、どんっ!
で始まる、たった10秒の世界。「誰よりも速ければ、大体のことは解決する」。100mに懸ける男たちの、人生、哲学が詰まった作品。桜木花道ではないけれど、「俺は今なんすよ」。これを言える人生に、少し憧れる。過去も未来もない。見えているのは今だけ。今走れれば、過去も未来も全て引き受ける。そんな覚悟はやっぱりかっこいいって思っちゃう。富樫と小宮、ふたりのライバルの話がメインかと思ったけれど、意外とキャラ多め。映画の尺では難しいとは思うけれど、もう少しキャラの深掘りが欲しかった。絵は、ロトスコープを用いたリアルな動きと、絵画的な描写で、心理的な状況を描くのを使い分けてて、実写とアニメの良いとこ取りみたいな感じだった。
人生に繋がる100メートル
今年No.1
レビュー
走る意味とは…その時々で変わる
力強い画と100メートル走に架ける
"情熱"がスゴくて圧倒される
アニメなのに臨場感あふれる
リアルな質感がすごい
実写では描けない表現だったり
走っている時の苦しい顔だったり
心の描写だったり
アニメならではの表現方法を
駆使して私たちに届けてくれた
トガシを通じてその世界に生きる
人たちを色んな形で知ることができた
…100メートルに架ける思いは
"人それぞれに違う"
モチベーションを長く持ち続けることは
精神的にも体力的にも限界がある
走れなくなった時ケガを切っ掛けだったり
いつかは終わりがくる
トガシの声を桃李くんが…
パディントンはじめアニメの声優多いです
優しさ、誠実さが伝わってくる
染谷くんの小宮も
小声でストレートな感じがよかった
全力疾走できなくなる日
若い人にはまだ実感がないだろうが、全力で走れなくなる日は遠からずやってくる。小学校の運動会、PTA種目で足がもつれる。「あれ? こんなはずでは…。」
だから、可能な間に全力疾走しておけ。
もはや全力疾走どころか走ることすらおぼつかない私だけれども、そんな私でさえ、思わず脚の筋肉がピクピクしてしまうような作品だった。
この映画には、主人公をはじめ、たくさんのアスリート(100m走者)が登場する。彼らは、競技に人生を投影し、人生に“走ること”を投影する。その一言一言がずっしりと響く。物語と映像と音楽が生み出した「場」が、言葉に重さを与えている。そういう意味で、表現として、とても完成度の高い作品だと思う。
それにしても、雨の中の競技シーンは圧巻だった。“詩”があった。
ぜひとも多くの人に観てほしい。というか、観られるべき映画だ。
言葉にゾクゾクっときた
走る意味を問う、異色のリアリズム
帰宅途中、日比谷東宝の地下劇場で映画を観ました。原作は読んでいません。
アニメなのに、妙なリアルさに驚きました。背景が写真みたいで、特に走っている人の動きがすごく細かく、まるで実際の人間を見ているようでした。
これは「ロトスコープ」という手法を使ったからです。これは、本物の役者の動きを撮影して、それをなぞってアニメにする古いけど新しい技術です。普通の「うまい絵」とは違う、この生々しい動きが、かえって心の中の複雑な感情を深く伝えていると感じました。
この映画は、100m走というスポーツをテーマにしていますが、原作者の魚豊先生らしい「なぜ走るのか?」という哲学的な問いが中心です。
主役のトガシの声は松坂桃李さん、ライバル小宮の声は染谷将太さん。俳優のお二人の演技が、ロトスコープのリアルな動きと合わさり、キャラクターに命を吹き込んでいました。そして、津田健次郎さんの声も、やはりこの作品に欠かせない重厚感を与えていました。
「走る」という一瞬の行為に、人間のすべてを賭ける。その熱い思いを、独自の映像表現で突き詰めた、見応えのある作品でした。
「らしさ」がぴたりとマッチ
チ。の魚豊さん原作とのことで鑑賞。トガシと小宮の声をそれぞれ松坂桃李、染谷将太が担当。キャラクターに合っていた。疾走感あふれるクライマックスからの主題歌、ヒゲダンの「らしさ」はとても良かったが、どうも今ひとつささらなかったのは、陸上をやってこなかったからなのか。
両隣に友達同士で来ていた高校生くらいの子たちもエンドロールが終わって、え?あれで終わり?となってたが、私も一緒。
🏃♂️💨 ひゃくえむ。2回目鑑賞完了!
📖 1回目:原作未読で鑑賞
📚 2回目:原作読了後に再鑑賞
**映画の魅力**
セリフは少なめ、でも表情や雰囲気で心情を丁寧に描写。
原作を読んでいると"見えない心の動き"がより深く伝わってきて、まるで答え合わせをしているような楽しさが✨
**でも、やっぱり初見は原作なしが最高**
先入観ゼロで純粋に物語の世界に飛び込む。
あの一度きりの感動体験は本当に特別🔥
(個人的には!)
**個人的に印象的だったシーン**(ネタバレなし)
雨が降る中、100m走のスタートラインに選手たちが立つ場面。
アナウンスで名前を呼ばれた選手が一歩前に出てお辞儀をする──そのわずかな所作がとても自然で、まるで本物の大会を目の前で見ているかのような緊張感✨
「これから始まる!」って興奮しました🔥
**結論**
原作を読んでから ➡︎ 深い理解と発見の楽しみ
原作なしで鑑賞 ➡︎ 純粋な感動と驚き
どちらも違った形で心を揺さぶられる、そんな素晴らしい作品でした!
胸のモヤモヤが晴れる映画
脳を直撃します
原作マンガ未読(帰りに買いました)で、アニメ「チ。」に感動して初放送・再放送ともリアルタイムで全部みている者です。
絵柄やテーマがちょっと地味なんじゃないかという想像を木っ端みじんにする迫力で、人物のリアルな動きに「THE FIRST SLAM DUNK」をみた時の感動を思い出しました。
長い陸上競技生活の中で悲喜こもごもありつつも、100メートルという一瞬にすべてを注ぎ込む登場人物たちの集中力と熱量がビリビリと感じられて、競技シーンの緊張感といったらなかったです。
台詞のパワーは強烈です。物語に何度も登場する「なぜ走るのか」の問いは、その時々のいろんな答えを聞きながら「なぜ生きるのか」になって脳を直撃します。我(利害や効率)を忘れるほど真剣に打ち込めるものがある幸福感、を目にする感動で、心が熱くなりました。
他を圧倒する現実離れした強さとかはありませんが、観終わってじんわり体温が上がり、「よし!生きるぞ!」という気分にさせてくれた作品でした。
10秒の歓喜
足の速い人って大変ね…
⭐︎3.9 / 5.0
10秒を大事にしているが、10秒は大事じゃない
・ロトスコープを使ったり、天候などの表現を工夫しているおかげで、ポスターやウエブサイトの絵柄より、アニメ感が薄れているので、アニメが苦手でも観賞できる。原作者の味として、みんな三白眼でちょっと怖いけど、髪形も漫画風味は薄く現代的に実在感があるのは良かった。
・陸上短距離を題材とすると、10秒を何分にも引き伸ばして、駆け引きを描きそうなものだが、せいぜい1分程度になっているのは好印象。陸上競技経験者から言えば、レースは一瞬でもあり、すごく長い時間で色んなことを考えていたりする、相対性理論ぽい空間なのだ。そうかと思うと、非現実的な『何とか走法』とか『何とか作戦』も出てこないのも良い。何なら大会の結果やその後の経過はすっ飛ばしており、スポーツを題材としていそうで、走ることを重視している気がする。
・色んな走者が、色んな論理で100m走を語る。ときには、説教を垂れる。感化される場合もあるが、結局それぞれ勝手にやっている。セリフを聞いている時には、情報量が多すぎて良く理解できない。これは、実際には走る理由なんで実はどうでも良くて、そんなセリフは理解できなくても100m走の価値は変わらないんだと言われているような気がする。それが、ラストシーンに反映されていると思った。
・主人公の声優が誰かと思ったら、松坂桃李でした。すごく、上手でした。このまま、声優も続けて欲しいくらい。悠木碧は気付きませんでした。ごめんなさい。
・ある意味地味で、感動を煽るシーンは全くないので、これを見て陸上競技人口が増えるとは思えません。競争を描いたものとして、ブラピノF1は傑作ですが、それの対局的な作品として見る価値があると考えます。万人受けする分けではないので、星は4つにしました。
観に行って本当に良かった!
全323件中、181~200件目を表示










