「一瞬を」ひゃくえむ。 てさんの映画レビュー(感想・評価)
一瞬を
原作未読
auマンディとスポーツの日だったので。
朝一かレイトショー好きなのですが、この映画なかなかその枠でしてくれてなくて、観るのが遅くなりました。(今回も中途半端な時間帯で見ました)
こう、もっとモノローグだらけの哲学ちっくな現実みせつけられる気が重くなる話だと見る前までは思っていました。
小学生の時もやだなあ、小宮君いじめられるのかなあ、と見ながら思ってお腹痛くなってた。違った。そういうシーンはなかった。良かった……
高校生の時なんて思っていたより無茶苦茶青春してて楽しくてびっくりしました。
あれ?こんな話だったのおおお!???
トガシくんが普通に本当にいい人なのもびっくりした。速く走ることで友達も居場所も得たって言ってるけど、普通にそれがなくても居場所作れそうだし、100mに会わなけりゃ良かったのだろうかとまで思ってしまった。でも、だからきらめきにも会えたんだろうけど。
見る前までは社会人篇がもっと長い話だと思っていたんです。
もっとトガシくんの鬱鬱しいシーンが長いんだと思ってた。こう小宮くんと争いまくる話だと思ってた。違った。凄い見やすい話しだった……。というか、これトガシくんが本当に走る事に強くて素直で真摯な人だからだと思う。じゃなきゃもっと鬱鬱しいよね。そういうシーンが少ないからって軽い訳ではなく、凝縮された苦悩をきちんと見せてもらえました。
小学生の時の声優さんお二人うまいなあ、と思いました。
あと、松阪さんの声が聞きやすくて、泣きのシーンも大仰じゃなくてなんていうか良かったです。
作画はほんとぬるぬる動いて面白かったです。
思っていた以上に見やすくて、走るという映画でした。走るシーンはこっちも緊張してどきどきしました。思っていたよりも、身構えなくていい映画だったなあ。
楽しい映画でした。(再度言うと軽いという意味ではなくて)びっくりした。
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