「あいたたたた」ひゃくえむ。 えんらさんの映画レビュー(感想・評価)
あいたたたた
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登場人物の発する言葉が全てポエムなのがとても痛々しい 作中まともに喋っていたのは陸上部員の女の子だけ。
『ひゃくえむ』に限らず、「所作」とか「行動」「経歴・経験」の部分で登場人物のディティールを描いて、視聴者に想起させるという手間を省く作品が多すぎる。
富樫が一度陸上から離れた理由、
財津や小宮がああなった理由、
海堂が急に勝った理由、
財津が失速した理由、
伏線や動線が欠如していて分からない。
セリフのポエムっぽさが作品全体に悪影響を及ぼしている。本来は場面に応じてセリフがあるはずなのに、むしろセリフが場面を左右しているような違和感がある。
説明を全部文字とか言葉に頼るなら映像作品、ましてやアニメーションじゃなくていいじゃん。己の価値観・世界観・ロマンを広める上で、楽になろうとする作り手の意識が垣間見えてしまう。
褒められるところは、競争シーン。人が走るシーンの作画はどうしても某ウマ娘みたいに残念になりがちだが、流石に力が入っていて集中して見れた。あと浅草ちゃんが可愛い。よって★★にします。
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