鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛のレビュー・感想・評価

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4.0今後も楽しみです!

2025年7月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

鬼平犯科帳SEASON1「血頭の丹兵衛」
2024年
令和版の第4作
お話は、鬼平犯科帳の主要登場人物の一人、小房の粂八がどうして鬼平の密偵になったのか、その後編です
平成版では、昭和の名脇役、蟹江敬三さんに変わって和田聰宏さん
蟹江敬三さんは10年前にお亡くなりになられています
蟹江敬三さんは粂八の悪の面が外見に現れ、和田聰宏さんは善の面が現れていて、良いコントラストに感じました
自分はこの人は粂八だとすんなり受け入れられました

令和の血頭の丹兵衛役は古田新太さん、変わってしまった悪の面の恐ろしさと、昔の柔和で善の顔の落差が本来の粂八との相似形を表現力するに十分に足りていました

鬼平犯科帳のひとつのテーマに
人は良いことをしながら悪い事もする、悪い事をしながら、良い事もする、二面性を持つというものがあります
それがあるからこそ、密偵という設定が成り立つのです
今回のリメイクではそこをしっかりと押さえてあったと思いました

序盤、五鉄という軍鶏鍋屋のシーンがあり、平蔵と密偵のおまさと相模の彦十の三人が登場します
彦十は火野正平さんが演じておられていますが、残念ながら2024年11月14日75歳でお亡くなりになられているのは皆さんご存知の通り

彦十は鬼平犯科帳になくてはならない主要登場人物なので、今後新たに代役を立てることになるのでしょうか?
はてさて誰になるのか楽しみでもあります
自分のイメージは笑点メンバーの
三遊亭小遊三なんですが
お忙しそうです

残る主要登場人物で未登場なのは
密偵の大滝の五郎蔵と伊三次です
誰になるのか今後ますます楽しみです

そうそう、五鉄でのシーンで主人の三次郎が密偵についての彼の考えを平蔵に述べます
これはとても違和感がありました
三次郎はそんなさしでがましい口は絶対挟まない男です
軍鶏の味の説明まではしても後の言葉は飲み込んで言わないはずです「なる程、密偵も同じというわけか」と平蔵に言わせるべきでした

登場人物への理解がおかしいと思いました
三次郎は準レギュラーなのでもう少ししっかり考えて欲しいと残念に思いました
とはいえ、今後も楽しみです

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あき240

3.5【”時は人を変える。そして盗賊の覚悟と心意気”今作は、真の盗人の姿を見た急ぎ働きをしていた盗人が生まれ語る過程を粋に描いた作品である。】

2025年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■鬼平に捕縛された急ぎ働きの盗賊・野槌の弥平一味の小房の粂八(和田聰宏)は、かつて自分のお頭だった”犯さず、殺さず、貧しき者から盗まず”の掟を守っていた盗賊・血頭の丹兵衛が残虐な盗みを働いたと知り、それは偽者だと激しく主張する。
 粂八は丹兵衛一味が潜伏しているという島田宿に赴きたいと、平蔵に願い出、器の大きい平蔵はそれを聞き入れ、佐嶋忠介(本宮泰風)、あんまり期待できないコミカルな木村忠吾(浅利陽介)、酒井祐助(山田純大)を島田宿周辺に配置し、粂八は丹兵衛をおびき出すのであった。

◆感想

・今作は「でくの十蔵」の続編である。粂八は厳しい取り調べの中、おふじ(藤野涼子)の子を引き取った鬼平の漢気に触れ、江戸で急ぎ働きを行う血頭の丹兵衛は偽物であると主張し、島田宿に出向くが、漸くであった血頭の丹兵衛(古田新太)は、且つての”犯さず、殺さず、貧しき者から盗まず”の掟を守っていた人物とは別人になっていた。

・血頭の丹兵衛は、小房の粂八の盃を交わし、仲間に紹介するが、そこに現れたのは生き延びていた小川や梅吉(波岡一喜)で、小房の粂八を鬼平の犬ではないかと怪しむが、小房の粂八はそこで言い逃れせずに、盃を叩き割り血頭の丹兵衛を激しく罵るのであった。

・そこに、乗り込んだ鬼平たちは血頭の丹兵衛一派を捕らえ、その姿を江戸で、血頭の丹兵衛の且つての”犯さず、殺さず、貧しき者から盗まず”の掟を守り、25両だけ盗み、その後それを返していた蓑火の喜之助(橋爪功)は、かごに入れられ江戸に護送される血頭の丹兵衛の姿を憐れみの目で見るのであった。

<今作は、、真の盗人の姿を見た急ぎ働きをしていた盗人が生まれ語る過程を粋に描いた作品なのである。そして、生まれ変わった小房の粂八は、鬼平の密偵の一人になったのである。>

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NOBU

5.0本物かどうかを決めるのは

2024年7月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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しゅうへい
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