鬼平犯科帳 本所・桜屋敷のレビュー・感想・評価
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新生鬼平、堂々のスタート
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"鬼平犯科帳 SEASON1" 第1弾。
Leminoで鑑賞。
原作(本所・桜屋敷/泥鰌の和助始末)は読了済み。
十代目松本幸四郎の長谷川平蔵、新鮮でとても良かった。新生鬼平、堂々のスタートである。意識しているのかもしれないが端々に中村吉右衛門氏を感じさせ、やはり血は争えない。
どうしても吉右衛門版と比較してしまいそうになるが、そう云う目線は捨てて新たな気持ちで観るのがいちばん良いのではないかと思い直し、純粋にドラマを楽しむことにした。
「本所・桜屋敷」は好きなエピソードなので、新生鬼平の初回に選ばれて嬉しい。松岡重兵衛は「泥鰌の和助始末」の一部を拝借したもので、上手く組み合わせているなと思った。
左馬之助は初恋の君を当時の印象のまま思慕していたが、当の相手は数奇な人生を辿って悪女に変貌してしまった。そうなった背景の悲劇性に、強く胸を締めつけられた。
[余談]
池波原作ドラマと言えば、やっぱり江戸グルメの描写が楽しみのひとつ。お馴染みの五鉄の軍鶏鍋をつつきながら酒を酌み交わす平蔵と彦十のシーンが好き。五鉄の軍鶏鍋、めちゃくちゃおいしそうだった。彦十が、近江屋の女中に聞き込みをしていた時の天ぷらそばも食べてみたい。
[以降の鑑賞記録]
2024/05/12:KBS京都「時代劇スペシャル」
2025/07/20:時代劇専門チャンネル
※Leminoのレビュー欄に投稿(2024/01/08)
※修正(2025/07/20)
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