劇場公開日 2025年9月19日

宝島のレビュー・感想・評価

全199件中、161~180件目を表示

5.0平和なんて一度も見たことがない!

2025年9月19日
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悔しい思いがして追記をアタマに!
ヤマコの台詞で『金網の外じゃ戦えんの?』がありました。
その金網の外で米軍将校の子を産み落とした母親。この『抗議と抵抗』は小さなものではない。 評価の低い方々は主題を軽視している!この“戦果”を守ろうとしたオン、母親の叫びを聴いたグスク。その後20年も“抵抗の証”を探し続けるも、象徴的な存在であるウタ(証)は米兵に撃たれ、オンも亡くなり、魂の証は虚しく消えてしまい、オキナワの声なき声は踏みにじられる。オンの名は『怨』なのだ。

終映…打ちのめされた。いつまでも消えない濃密な苦さを感じていて、今回ばかりは普段、長々と書いているレビューの端緒も浮かばない。外に出て、ふと気付いたのは、ここ六本木シネマズの高台から眼下数百メートル先に米軍基地があるということ。政府は首都圏のド真ん中に存在するこの基地をあらゆる地図から消し去り、毎年恒例の麻布米軍ヘリ基地撤去抗議集会の報道も過熱させないように各メディアを抑え、沖縄のような問題化を避けるのに腐心している。だが、もし
“有事”
となれば、全国の基地を統括管理するこの施設は真っ先に攻撃対象となる。

冒頭、戦後の沖縄の猥雑さがよく出ている映像はさすが。
“義賊”を待望する人々に英雄などと祭り上げられると、いつの間にかその行動に
使命感が伴うもの。戦果アギヤーの下敷きになる事柄が、実は戦中にある。
日本軍の戦闘機に撃沈させら れた米艦船から流れ出した漂着物が浜にあがるのだ。海風が沈んだ船の重油の臭いを運んで来ると、兵隊達は一斉に浜にくり出す。日用品、食料品、米軍の物資は、まさにお宝、兵隊達はこれをルーズベルト給与と呼んだ。
“おいしい米軍物資”義賊気取りで犯行をかさねるも、米軍に追われて散り散りになった戦果アギヤー。後に刑事となったグスクが沖縄の現状の“やるせなさ”を熱く訴える『平和なんて一度も見たことがねぇ!』暴動の中で不敵に笑い続ける彼。これに激しく感情移入した。
映画の熱量と現実の重さを受け止めきれない自分はここで、はたと考えこんでしまう。今も続く、米軍の横暴、本土の無情。返還前はパスポートが無ければ行けなかった“外国”オキナワ。自分は未だに彼の地で起こる事件を“外国”の事象のように見過ごしているのではないか?他人ごとだと思っていないか?同胞意識がうすいのでは?と自省の念がたえない。
だから、映画と云えども上から目線で登場人物をむやみに批判できない。沖縄の人々の慟哭は深く、重く、我が身に突き刺さる。自分は沖縄対して軽々にものは言えないと悟りました。

厳しい映画体験でした。

演技は皆素晴らしかったが、自分は窪田正孝の方言使いと屈折した心の有り様、やさぐれ感が気に入りました。
相当入れ込んでいた妻夫木聡は、かの賞レースで、先行独走する『彼』をまくりきるつもりだろうか?

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ノーキッキング

2.0「遠い山なみの光」を観た後なので、こっちはちょっと弱くて、響かない

2025年9月19日
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同じ広瀬すずさん主演で、戦後の苦労を描いた映画なんだけど、
「遠い山なみの光」の完成度と比べると、こっちは、ちょっと弱いと感じました。

もちろん、あちらは一人の女性の物語、
こっちは沖縄県民の物語と違いはあるんだけど、
歴史を振り返る内容なのに、ドキュメント的なところは少し控えめにして、
エンタメ要素を加えた結果、どっちもつかず、中途半端になってしまった感じです。

最後のネタばらしも、「遠い山なみの光」は、すごく考えてると感心しましたが、
こちらは、えっ??? それだけ?と驚くほど、映画全体のテーマに響いてこない。

その結末を迎えるために、3時間観ていたの?と、ちょっとガッカリです。
しかも、ネタばらしした後、延々と説明しないとわからないのは、減点です。

3時間の超大作だけど、ドキュメントにするのか、エンタメにするのか、
もうちょっと、どちらかに絞ったほうが良かったかも。

★追記です。何が、物足りないのかを考えてみました。

失踪した主人公の足取りが最後に明らかになりますが、
彼が何故、そのような行動を取ったのかが、全く描かれていない。

どうして、彼は、その子を守ろうとしたのか?
戦争で多くの方が犠牲になった。だからこそ、生きることの大切さ。
本当は、それが、この物語の一番大事なテーマじゃないの?と思います。

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GF

3.5日本語字幕が欲しい

2025年9月19日
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沖縄弁が聞き取れないところがあり、日本語字幕が欲しかった。
情報量が多すぎるせいか、もう少し整理してもらうと見易かったかも。
とにかく、長い。あの当時のことを詰め込むと仕方ないのかもしれないけど、それにしても長かった。
役者さんの演技は素晴らしい。特に終盤間際の基地内での妻夫木くんと窪田さんのやり取りは涙が出そうになった。
一点、ウタくんの素性を誰も知らなかったのが不思議。誰も聞かなかったとは思えないし、ウソをついていたのかな?
とにかく、色々考えさせられる映画でした。

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ただの映画好き

2.5期待していただけに、、

2025年9月19日
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原作を先に読んでしまったのがよくなかった。
期待していた分、どの人物も掘り下げが浅く感じてしまい、感情が動くことはなかった。
沖縄が孕んでいる悲哀や神聖、風土の熱や湿度などが全く画面から伝わってこなかった。
センシティブなテーマなだけに、過度な演出や劇伴に頼らず、役者たちの演技で沖縄が抱える痛みに向き合ってほしかった。
セットやエキストラの数などを売り文句にしていたが、セット感が強すぎて世界が広がっていかなかった。閉じられたセットの中でたくさんのエキストラが騒いでいるだけ。アクションシーンもあそこまで必要なのだろうか。
事前の評判が良いのを見るに、おそらく監督の演出が自分の肌に合わないのだろう。

国宝の際にも感じたが、素晴らしい原作を先に読んでいると、映画がどうしても物足りなく感じてしまう。
先に映画を観ていたらまた違ったのだろうか。

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きなり

4.0コザの英雄

2025年9月19日
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悲しい

怖い

難しい

1952年から1972年

戦果アギヤーたち

当時の街並み、車両、小物、衣装、メイク等の拘りが凄い

選曲された音楽が良い効果になっている

米軍嘉手納飛行場

コザ派 vs 那覇派

コザ暴動

沖縄の民衆の悲哀、米軍と日本に対する憎悪、絶望、そして怒り。とても深い

首飾り

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AK

3.0原作が大好きだったので

2025年9月19日
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原作のユーモアで引っ張っていく感じが好きだったが、映画は大友監督テイストのシリアスな感じで、原作を読みつつ胸を熱くして作り上げた脳内の映像が邪魔して映画に入っていけなかった。原作を読む際は、前向きでエネルギッシュな主人公3人にまた会いたくて本を開くのが楽しみだったのだけれど、映画はどのキャラも薄まっている気がした。特にヤマコは、本では小学校での事故は自身の戦争体験とオーバーラップさせながら子供たちを守るためにもっと動いていた印象で、映画はその辺はしょって立ち尽くし泣き叫ぶという演出で残念に感じた。グスクも、もっと色々なことに追われて巻き込まれて酷い目にあって、それでもふてぶてしく忙しなく動き回っている原作のコメディ的な要素を見たかった。レイも、もっと抜けた奴で良かったのでは?と思う。ウタの出番が少ないのはラストに影響するので残念だったが、他にも本当は濃いキャラがたくさん出てくるので、群像劇チックにやってクライマックスの暴動シーンに繋げて欲しかった。あの辺も全然違ったものになってたし、自分の脳内映像と格闘しながら観た190分でした。

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世界のメガネ

4.0⭐︎4.0 / 5.0

2025年9月19日
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9月19日(金) @映画館
宝島
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暴動を起こして基地へ乗り込んだレイとグスクの応酬が深い🥹「抑止力」という大義名分で沖縄の生活を犠牲にした罪は重い!
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まー。

4.0戦後から日本返還に至る時代の「沖縄」を描いた映画を初めて観ました。

2025年9月19日
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興奮

驚く

斬新

・沖縄を描いた映画と言えば、「ひめゆりの塔」「島守の塔」「木の上の軍隊」などの太平洋戦争中のものか、「涙そうそう」などの現代のものがほとんどだが、戦後の「アメリカ統治時代」の沖縄を描いた映画はこれまで観たことがなく、スクリーンに映される沖縄の風景・街並み・人々の生活風景などはどれも新鮮なものであり、食い入るように拝見しました。
・ストーリーとしては、グスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)、リーダーのオン(永山瑛太)が米軍基地から物資を奪い住民らに分け与える「戦果アギヤー」という若者のギャング活動をしていたが、ある日の襲撃の夜、オンは消息を絶ってしまう。オンの行方を残されたメンバーが探していくという流れになります。オンの消息はどうなるのかはネタバレになるので詳述はしませんが、「米軍占領の沖縄」だから起こりえた出来事であるといえます。
・この映画では、米軍占領下の沖縄の様子について、史実をよく調査しており、「アメリカ軍人が犯罪を犯しても不問にされてしまう」「沖縄が日本に返還になっても米軍基地はそのまま居座る」などの不満に住民が爆発し「祖国復帰のデモ行進」「コザ暴動の勃発」などが起こる時代背景もよく描かれています。
・上映時間が191分であり、かなり歯を食いしばって映画を観る必要があります。
・沖縄住民同士の会話は、地元沖縄言葉であり、会話内容が聞き取りにくいと思います。
・この映画は若者の成長を描く「青春もの」の映画であるとともに、現在の沖縄が抱える未解決の「米軍基地問題」に至る時代背景を描いた「社会派エンターテイメント映画」であると言えます。

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天空住人

4.5タイトルなし

2025年9月19日
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風のマジムと同じ沖縄映画と思えないほど。ゴザ騒動は知ってたけど、そのリアリティを初めて感じる。永山瑛太のいつもの神がかった感じは病的でしかないのに、今回は生きてた。沖縄に思い入れあるだけ、妻夫木も良かったし、すずさんは今回の演技は円熟していた。成長を感じる。日本とアメリカの二重権力のもとにいる沖縄が
韓国のように見えてくる。冒頭は何を言ってるのかよく聞こえないのは残念。文脈でだんだん分かってくるけど。窪塚は磨きがかかっている。ラストの展開には驚いた。
嘉手納基地にはああやって金網まで行って見たことを思い出す。

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Emiri

4.5ないがしろにされ続けた沖縄の歴史を、今こそ振り返るとき‼️

2025年9月19日
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興奮

知的

斬新

沖縄にまかり通る、理不尽‼️
私が一番に考える理不尽は、
沖縄の少女が暴行された上に殺された事件。
加害者の米兵は日本警察に引き渡されることなく、
基地内の簡易裁判で微罪になり釈放される。
もっとひどい時は米兵はさっさと逃げるように帰国してしまう。
轢き逃げ事件の場合も同じで米兵は罪を償わない。
このことについては、私も昔から激しい理不尽と憤りを感じてきた。
沖縄は多数の基地を押し付けられ、犠牲を強いられてきたことは
疑いようのない事実です。
この映画『宝島』を見ることで、
1952年~1959年〜1969年。
そして本土復帰の1972年までの沖縄の立ち位置、歴史を垣間見ることが
出来ました。

沖縄出身の芸能人、アスリートなどの有名人は、皆さん明るく
人懐っこくて好感の持てる人ばかりで、私も大好きです。
彼らや彼らの家族そして第二次大戦における多大な犠牲。
先の第二次世界大戦では沖縄人民の4人に1人が犠牲なった。
驚くべきことです。

本映画の原作は直木賞を受賞した真藤順丈の同名小説。
監督はこの映画に並々なら覚悟で挑む大友啓史。

1952年の沖縄に、米軍基地の物資を強奪して住民に分配している
「戦果アギヤー」と呼ばれた若者たちがいた。
リーダーのオン(永山瑛太)、
親友のニイニと呼ばれるグスク(妻夫木聡)
オンを慕うヤマコ(広瀬すず)
オンの弟で武闘派のレイ(窪田正孝)たちがいる。
基地に強奪に行ったある日、米軍の激しい追撃を受ける。
逃げる時、オンが“あるもの“を手に入れて、
そのまま行方不明になってしまう。
だからその先17年に渡る物語は、
①オンの消息・・・行方不明を探す。
②オン見つけて隠した“大変なもの“・・・とは何か?
この二つの謎を解くのがこの映画の骨子なのです。
グスクやヤマコそしてレイが年を重ねる上で、
グスクは刑事になり、
ヤマコは教師になり、
レイはヤクザになります。

小学校教師になったヤマコ。
1959年6月30日。
ヤマコの務める小学校に、米軍機が墜落した。
児童11人を含む18人が犠牲になり、多数の負傷者が出た。
(それに対して米軍はわずかな補償金を支払ったに過ぎない。)

コザ暴動(1970年12月20日未明)
この事件の描写は後半のハイライトになっており、
直接の原因はアメリカ軍人が沖縄の一般人を轢いた交通事故。
そのため決起した住民が放火・投石・火炎瓶を使い、
放火・破壊した米軍車両は80台にのぼった。
そして2000人のエキストラの熱気と爆破シーン。
凄まじいスペクトルシーンに仕上がっている。
妻夫木聡の渾身の演技、広瀬すずの生徒思いの教師、
そして誰よりも破壊力のあった窪田正孝のレイの心の爆発。
空気を変える稀有な俳優です。
日常にオバアチャンたちの知恵があり、
家屋や葬式の丁寧な描写。
沖縄らしさにも惹かれました。
この映画で沖縄の犠牲を知り、彼らの犠牲に報いる政治がなされること。
美しいだけでない沖縄を知ること。
それが映画の一つの視点であり使命だと思いました。

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琥珀糖

2.5評価に?

2025年9月19日
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なぜこんなに評価が高いのか?
ここまでよくできた映画だろうか?
テーマが崇高だから?
演出はイマイチだし声は聞き取りづらいし。
よくわかりませんでした。
途中退場です。

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コロ

2.5前評判も高く、3時間期待を抱かせられた割には疑問の残る「宝物」でした。 そうなの~って感じでした。

2025年9月19日
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原作は読んでいませんが、直木賞を受賞した真藤順丈の小説「宝島」を映画化したそうです。
戦後、沖縄の米軍基地に侵入して物資を盗んで島民に分け与える若い者達戦果アギヤーと言っていたそうです。

その戦果アギヤーのリーダーが思いもよらないもの(宝物)を基地から運び出し、その後リーダーが行方をくらまし、仲間がそのリーダーを探しつつ最後に宝物を突き止めると云うストーリーです。

沖縄は戦後アメリカの統治下にあり1972年に日本に返還されますが、米軍基地は今も残ったままです。この映画では基地返還の端緒となった1970年に起きたコザ騒動も描かれています。

私は1957年生まれなので、コザ騒動も沖縄返還も記憶にあります。昨年三度目の沖縄旅行で戦争の傷痕とも言えるところにも行ってきました。それ丈に期待してました。

今の沖縄は観光地で当時の事は忘れられつつありますが、やはり日本人であるからには、沖縄の惨禍を忘れてはいけないと改めて思いました。

出演者としては主役の妻夫木聡、戦果アギヤーのリーダー永山瑛太、弟役の窪田正孝は存在感ありました。なにげにピエール瀧が復活してました。

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映画大好きジジイ68歳

4.5いまだ絶える事のない沖縄の苦しみ。

2025年9月19日
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戦後から返還直前までの沖縄を描きながらも、いまだ絶える事のない沖縄の怒りや悔しさ、悲しみや苦しさを訴え掛けてくる傑作!

沖縄の人々からしたら映画で描かれている事などは一部の事象にしか過ぎず生温いと感じるかも知れませんが、彼らの気持ちを推し量る術さえない私のような者にとっては途轍もなく重厚で貴重な作品となりました。
沖縄の人々の怒りや我慢をごく僅かな一部だけでも映画を通して感じる事が出来たのは良かったと思います。

ド派手な導入の後、スローな展開となり沖縄の人に見えない役者も手伝って、作品におとなしい印象を抱いて観ていたのですが、後半になってからの役者陣の変貌ぶり、そして物凄い勢いで盛り上がっていく展開が尋常じゃなかったです。
大通りに大量投入されたエキストラの数に呼応するかのようにこちらのボルテージもマックスに。
我慢の限界を一緒になって突破していました。

そして明かされる衝撃的な真実。
全く予想していなかった展開にひたすら唖然とし、心を涙で濡らしました。

エンドロールは沖縄の人々を写した白黒写真が流れます。
何気ない日常の一幕の中に「戦争」と「死」が混在する物凄い写真です。
席を立たず目に焼き付けてきたので、写真を踏まえた上でもう一度最初から鑑賞しに行こうと思います。

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かもしだ

3.0ごめんなさい、退屈でした。脚本のせいだと思う

2025年9月19日
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俳優の熱演に反比例して、離れていく気持ち。
期待して観に行ったのですが、序盤から嫌な予感が・・・
的中してしまいました。

沖縄の方には申し訳ない、理不尽極まりない過去の出来事なのは重々承知なのですが、原作は未読ですが、映画として惹き込む力が不足しているように思う。

はい、脚本ですね。とても残念です。
とっくに銃殺されていてもおかしくないシーンがいくつかあり、不自然な展開にも首を傾げましたし、エキストラが下手な人が目立った。

なんだか、全体的にもったりとしていた。
本来ならとてもエモーショナルな映画になるはずです。

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Mariko

4.0ほぼ三時間ですが 長くは感じませんでした。

2025年9月19日
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悲しい

驚く

途中トイレで中座してます 4分ほどかな?? ラストに近い暴動のシーン
戦後の混乱期は どこでも似たような混乱が 起きますよね。
セリフがね ジジイだから 聞き取れなかったのか??
沖縄弁だから 聞けなかったのか??
(~ヘ~;) ウーン
原作読むしかねーかな。(笑)
とにかく 素晴らしい作品であることは 間違いあーりーまーせーん。
エキストラも凄い数だし 古い車も 良く集めたねと
関心してました。^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^

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Hammer69

5.0戦後沖縄の実相を知るノンフィクションかと。

2025年9月19日
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若者の生きざまをテーマに戦後の沖縄の苦難を描いているかと。学校への米軍航空機墜落事故やコザ暴動更には市中の人々の日常などほとんどノンフィクションかと思うくらいのドラマ仕立てでした。基地に蹂躙される沖縄の人々の心の葛藤もメインテーマでしょうか。刑事役の方を主人公に物語は回りますが脇を固める俳優の方々も熱演でした。特に若い方々には沖縄の実相を知るいい機会にもなる映画かと思います。

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さわさん

4.0忘れられていた沖縄。でも原作を読んだ後に観て…

2025年9月19日
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原作を読んでの鑑賞。語り部(ユンター)のいない映画をどう運ぶのか興味があったが、やはりグスク、ヤマコ、レイの三人で見せてくる。

沖縄県の高校球児が甲子園に行くためにパスポートが必要だった時代。甲子園の砂を持ち帰ることが許されなかった時代。異国の土という理由で。

映画化する際に避けて欲しいと願ったのは、グスク、ヤマコ、レイを類型的なヒーロー、ヒロイン、アウトローにしないこと。だからグスクに支えられて号泣するヤマコの描き方は残念。ヤマコは戦果アギヤーにさえなれるかもという筋金入りの女性だと思っていたし、原作でもグスクが近寄れないほどの慟哭を上げる場面だったから。

ただクライマックスのコザ暴動の時のグスクとレイのやり取りは圧巻。これはさすがと言うべき。

ウタがどうなったのか…恐らく…だけれど原作ほどはっきりと描かれていないので少し疑問符が。もしかしたら入院したのかと混乱している。

迫力満点のコザ暴動。でも原作にある沖縄島民の怒りの爆発「たっくるせ」の大合唱がなかったのは悔しさすら感じた。あの声こそ入れて欲しかった。

蛇足だが前半番宣の「製作費25億円」はちょっとしつこくてうるさかった。数字を出されると私は少し白けてしまうものだから。

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豆之介

4.0ギリギリで原作のテンションは保たれた。

2025年9月19日
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原作は1952年から1972年までの沖縄を舞台とした700ページにわたる大長編である。この期間はいわゆる「アメリカ世(ゆ)」がすっぽり収まるアメリカ統治時代(途中で軍政から民政に代わるが)。
原作者の真藤順丈は1977年生まれでこの時代を直接的には経験していない。だから、原作を一読すれば分かるけど、疑似体験としての映画の影響が大きい。祖国復帰協議会の市民運動については東洋一の「沖縄列島」、アシバー(ごろつき)たちの抗争については傑作「沖縄やくざ戦争」、義賊は「ウンタマギルー」、特飲街は崔洋一「Aサインデイズ」、兄弟や兄妹関係については「オキナワの少年」や「夏の妹」。具体的に引用をしているというよりも血脈上にあると言って良い。だからこの小説は極めて映画的でどこを切り出しても脳内でシーン化することが容易にできる。
それだけにこの原作を映画化することはかえって難しいのではないかと思ったのである。どこも切れないし、どこかを変更しても収拾がつかなくなる。特にグスクとレイの立場は刻一刻と変わっていくので整合性を持たせるのは難しかったのではと思う。
であるのでこの脚本はほんとによくできている。ギリギリの線で主要登場人物たち(オン、グスク、レイ、ヤマコ、ウタ)のテンションを描き、彼らの関係性、距離感も原作のベースを維持できている。
撮影、編集についても、最初のコザの昼間の街なか、例によってグリーンバックのSFXによる表現(三丁目の夕日風の)にはガッカリさせられるがコザ暴動のシーンは夜だからなのか安っぽさが目立たず素晴らしく緊迫感がある。
実は、映画化されるのにあたって一番、嫌だったのは、これが青春群像として一般化されることだった。原作を読めばすぐ気づくが、この物語の語り部は登場人物の誰かではない。視点人物はグスク、レイ、ヤマコ3人が入れ替わるが、語り部はその外にいる別の何かである。最終盤になってそれはユンター(地霊)であることが明かされる。島で今、生きているもの、かって生きていたものの総体がこの地霊であり、それがグスクたちオキナワの子たちの命の動きを見守っているという構造なのである。映画でもそこはキープされ一人一人に立場が寄ることはない。だから、観客である我々としても、一人一人の愛だの欲望だの暴力だの感情などに必要以上に目を奪われることなく、オキナワの子らを襲う不条理な運命を見据えるべきなのである。
映画(原作)は悲劇的な終わりを遂げる。英雄は死に、英雄が最後まで守ろうとした新しい命も奪われる。オキナワは米軍と日本本土(ヤマト)との二重支配の軛の下にいる。両者は嘘とペテンでオキナワを翻弄し利益を収めてきた。そしてその構造は、この映画の時代が終わって50年が経つ現在まで変わっていない。それは驚くべきことである。
あとひとつ原作と映画の唯一のといってよい違いは、最後の嘉手納基地内でのアーヴィングとグスクの対決。映画では二人の信頼関係によってアーヴィングが銃を収めることとなるがそのような部分は原作にはなく、米軍とオキナワの実際の関係においてもあり得ない。欺瞞としか言いようがない原作の改悪でありここはかなりがっかりした。
とはいえ、この作品が、オキナワの思いをある程度は拾えていることは確かだと思う。考えてみれば大友啓史は「ちゅらさん」の演出家だった。オキナワとの付き合いは長いということだろう。

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あんちゃん

3.0鼻の曲がった男

2025年9月19日
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悲しい

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まずまだ見てない人は、公式サイトのWEB特番という動画は見ない方がいいですよ。かなり?ネタバレしてると思います。

さて鼻の曲がった男ですが、村上淳かとおもってたら、トロサーモン村田だった。なかなかいい芝居しますね。
最初の逃亡シーンでグスクが見る?可憐な花は、マングローブの妖精といわれるサガリバナというのをeテレの趣味の園芸 滝藤賢一の回でつい最近みました。
グスクが拉致され拷問されるシーン。ウィスキー無理やりの飲まされ、濡れたシーツで顔を覆われるんで殺されてしまうのかと思いましたよ。
映画自体の感想は、いまいち没入できないなという感じです。朝ドラでニヒルな八木上等兵やべらぼうでテキトーなお兄ちゃん、またか!と感じる瀧内姉さんの登場等々、いろいろな作品で見たことがある人がいてそのことが頭をよぎってしまうのです。映画自体にそれさえも感じさせないくらいのチカラがないのか、自分の注意力散漫のせいか、、、

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ま
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