劇場公開日 2025年9月19日

宝島のレビュー・感想・評価

全610件中、581~600件目を表示

4.5いまだ絶える事のない沖縄の苦しみ。

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

戦後から返還直前までの沖縄を描きながらも、いまだ絶える事のない沖縄の怒りや悔しさ、悲しみや苦しさを訴え掛けてくる傑作!

沖縄の人々からしたら映画で描かれている事などは一部の事象にしか過ぎず生温いと感じるかも知れませんが、彼らの気持ちを推し量る術さえない私のような者にとっては途轍もなく重厚で貴重な作品となりました。
沖縄の人々の怒りや我慢をごく僅かな一部だけでも映画を通して感じる事が出来たのは良かったと思います。

ド派手な導入の後、スローな展開となり沖縄の人に見えない役者も手伝って、作品におとなしい印象を抱いて観ていたのですが、後半になってからの役者陣の変貌ぶり、そして物凄い勢いで盛り上がっていく展開が尋常じゃなかったです。
大通りに大量投入されたエキストラの数に呼応するかのようにこちらのボルテージもマックスに。
我慢の限界を一緒になって突破していました。

そして明かされる衝撃的な真実。
全く予想していなかった展開にひたすら唖然とし、心を涙で濡らしました。

エンドロールは沖縄の人々を写した白黒写真が流れます。
何気ない日常の一幕の中に「戦争」と「死」が混在する物凄い写真です。
席を立たず目に焼き付けてきたので、写真を踏まえた上でもう一度最初から鑑賞しに行こうと思います。

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かもしだ

3.5「宝」って人の事かもしれない。

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

うーん、面白かったけど少し長いかな。
特に最後の瑛太オンちゃん謎解きパートはもっと端折る、感じさせるだけで良かったと思う。あそこでテンポがガクッと落ちるのがもったいなかった。

話は実際にあった騒動をクライマックスに構築したフィクションです。が戦後からの沖縄の歴史を追体験するような型になってますから、四人の人生を追いながら色んな考えや、国の思惑などあんまり楽しくない話も時系列を追って見て行く事に成功しています。
沖縄というものを多角的に理解する上で非常に重要。しかし反面役自体が少し分かりやす過ぎて深みが足りなかったかもしれない、、群像劇だから役割分担がね、しょうがないかな。コロナで2度の撮影中止になり制作費ふくらんで興行的には苦戦している模様だが日本人なら沖縄という土地の知識として見といて損しない映画だと思う。

前半沖縄方言に耳がなれるまで時間かかってしまったが、これもしょうがないね。

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masayasama

3.0ごめんなさい、退屈でした。脚本のせいだと思う

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

俳優の熱演に反比例して、離れていく気持ち。
期待して観に行ったのですが、序盤から嫌な予感が・・・
的中してしまいました。

沖縄の方には申し訳ない、理不尽極まりない過去の出来事なのは重々承知なのですが、原作は未読ですが、映画として惹き込む力が不足しているように思う。

はい、脚本ですね。とても残念です。
とっくに銃殺されていてもおかしくないシーンがいくつかあり、不自然な展開にも首を傾げましたし、エキストラが下手な人が目立った。

なんだか、全体的にもったりとしていた。
本来ならとてもエモーショナルな映画になるはずです。

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Mariko

4.0ほぼ三時間ですが 長くは感じませんでした。

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

驚く

途中トイレで中座してます 4分ほどかな?? ラストに近い暴動のシーン
戦後の混乱期は どこでも似たような混乱が 起きますよね。
セリフがね ジジイだから 聞き取れなかったのか??
沖縄弁だから 聞けなかったのか??
(~ヘ~;) ウーン
原作読むしかねーかな。(笑)
とにかく 素晴らしい作品であることは 間違いあーりーまーせーん。
エキストラも凄い数だし 古い車も 良く集めたねと
関心してました。^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^

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Hammer69

5.0戦後沖縄の実相を知るノンフィクションかと。

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

若者の生きざまをテーマに戦後の沖縄の苦難を描いているかと。学校への米軍航空機墜落事故やコザ暴動更には市中の人々の日常などほとんどノンフィクションかと思うくらいのドラマ仕立てでした。基地に蹂躙される沖縄の人々の心の葛藤もメインテーマでしょうか。刑事役の方を主人公に物語は回りますが脇を固める俳優の方々も熱演でした。特に若い方々には沖縄の実相を知るいい機会にもなる映画かと思います。

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さわさん

3.5忘れられていた沖縄。でも原作を読んだ後に観て…

2025年9月19日
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原作を読んでの鑑賞。語り部(ユンター)のいない映画をどう運ぶのか興味があったが、やはりグスク、ヤマコ、レイの三人で見せてくる。

沖縄県の高校球児が甲子園に行くためにパスポートが必要だった時代。甲子園の砂を持ち帰ることが許されなかった時代。異国の土という理由で。

映画化する際に避けて欲しいと願ったのは、グスク、ヤマコ、レイを類型的なヒーロー、ヒロイン、アウトローにしないこと。だからグスクに支えられて号泣するヤマコの描き方は残念。ヤマコは戦果アギヤーにさえなれるかもという筋金入りの女性だと思っていたし、原作でもグスクが近寄れないほどの慟哭を上げる場面だったから。

クライマックスのコザ暴動の時のグスクとレイのやり取りは圧巻。これはさすがと言うべき。
ただ問題なのはレイが言った人物。原作では活動している人物の名を出し、ああレイもちゃんと世の中を見ているんだな、となるのだが…それは雑談でのことだったよ。グスクに大笑いされても仕方がないし、レイがやっていることが一気に子供っぽくなってしまったよ…。

ウタがどうなったのか…恐らく…だけれど原作ほどはっきりと描かれていないので少し疑問符が。もしかしたら入院したのかと混乱している。

迫力満点のコザ暴動。でも原作にある沖縄島民の怒りの爆発「たっくるせ」の大合唱がなかったのは悔しさすら感じた。あの声こそ入れて欲しかった。

蛇足だが前半番宣の「製作費25億円」はちょっとしつこくてうるさかった。数字を出されると私は少し白けてしまうものだから。

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豆之介

4.0ギリギリで原作のテンションは保たれた。

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

原作は1952年から1972年までの沖縄を舞台とした700ページにわたる大長編である。この期間はいわゆる「アメリカ世(ゆ)」がすっぽり収まるアメリカ統治時代(途中で軍政から民政に代わるが)。
原作者の真藤順丈は1977年生まれでこの時代を直接的には経験していない。だから、原作を一読すれば分かるけど、疑似体験としての映画の影響が大きい。祖国復帰協議会の市民運動については東洋一の「沖縄列島」、アシバー(ごろつき)たちの抗争については傑作「沖縄やくざ戦争」、義賊は「ウンタマギルー」、特飲街は崔洋一「Aサインデイズ」、兄弟や兄妹関係については「オキナワの少年」や「夏の妹」。具体的に引用をしているというよりも血脈上にあると言って良い。だからこの小説は極めて映画的でどこを切り出しても脳内でシーン化することが容易にできる。
それだけにこの原作を映画化することはかえって難しいのではないかと思ったのである。どこも切れないし、どこかを変更しても収拾がつかなくなる。特にグスクとレイの立場は刻一刻と変わっていくので整合性を持たせるのは難しかったのではと思う。
であるのでこの脚本はほんとによくできている。ギリギリの線で主要登場人物たち(オン、グスク、レイ、ヤマコ、ウタ)のテンションを描き、彼らの関係性、距離感も原作のベースを維持できている。
撮影、編集についても、最初のコザの昼間の街なか、例によってグリーンバックのSFXによる表現(三丁目の夕日風の)にはガッカリさせられるがコザ暴動のシーンは夜だからなのか安っぽさが目立たず素晴らしく緊迫感がある。
実は、映画化されるのにあたって一番、嫌だったのは、これが青春群像として一般化されることだった。原作を読めばすぐ気づくが、この物語の語り部は登場人物の誰かではない。視点人物はグスク、レイ、ヤマコ3人が入れ替わるが、語り部はその外にいる別の何かである。最終盤になってそれはユンター(地霊)であることが明かされる。島で今、生きているもの、かって生きていたものの総体がこの地霊であり、それがグスクたちオキナワの子たちの命の動きを見守っているという構造なのである。映画でもそこはキープされ一人一人に立場が寄ることはない。だから、観客である我々としても、一人一人の愛だの欲望だの暴力だの感情などに必要以上に目を奪われることなく、オキナワの子らを襲う不条理な運命を見据えるべきなのである。
映画(原作)は悲劇的な終わりを遂げる。英雄は死に、英雄が最後まで守ろうとした新しい命も奪われる。オキナワは米軍と日本本土(ヤマト)との二重支配の軛の下にいる。両者は嘘とペテンでオキナワを翻弄し利益を収めてきた。そしてその構造は、この映画の時代が終わって50年が経つ現在まで変わっていない。それは驚くべきことである。
あとひとつ原作と映画の唯一のといってよい違いは、最後の嘉手納基地内でのアーヴィングとグスクの対決。映画では二人の信頼関係によってアーヴィングが銃を収めることとなるがそのような部分は原作にはなく、米軍とオキナワの実際の関係においてもあり得ない。欺瞞としか言いようがない原作の改悪でありここはかなりがっかりした。
とはいえ、この作品が、オキナワの思いをある程度は拾えていることは確かだと思う。考えてみれば大友啓史は「ちゅらさん」の演出家だった。オキナワとの付き合いは長いということだろう。

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あんちゃん

3.0鼻の曲がった男

2025年9月19日
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悲しい

興奮

まずまだ見てない人は、公式サイトのWEB特番という動画は見ない方がいいですよ。かなり?ネタバレしてると思います。

さて鼻の曲がった男ですが、村上淳かとおもってたら、トロサーモン村田だった。なかなかいい芝居しますね。
最初の逃亡シーンでグスクが見る?可憐な花は、マングローブの妖精といわれるサガリバナというのをeテレの趣味の園芸 滝藤賢一の回でつい最近みました。
グスクが拉致され拷問されるシーン。ウィスキー無理やりの飲まされ、濡れたシーツで顔を覆われるんで殺されてしまうのかと思いましたよ。
映画自体の感想は、いまいち没入できないなという感じです。朝ドラでニヒルな八木上等兵やべらぼうでテキトーなお兄ちゃん、またか!と感じる瀧内姉さんの登場等々、いろいろな作品で見たことがある人がいてそのことが頭をよぎってしまうのです。映画自体にそれさえも感じさせないくらいのチカラがないのか、自分の注意力散漫のせいか、、、

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ま

5.0映画の熱量に圧倒されました

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

斬新

今の沖縄しか知らない者にとって、本土復帰前の事実は衝撃だった。

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カマケン

4.5友人は子供の頃お年玉は💲で貰ってたって。

2025年9月19日
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ラスト伏線回収が見事です。
気持ちよく終われます。

荒い映像のおかげで今と過去の揺り戻しに違和感がありません。
戦後の沖縄と返還前の沖縄。
60〜70年代の小道具大道具の配置も見事です。

「人間は愚かです」
だから同じ様な過ちを今でも繰り返す。
知恵があり理性があり倫理観が備わっているハズの私達でさえそうなのです。
各先進国が不幸にも失敗している難民問題。
日本だけが上手くいくなんて思えないのです。
あの当時の沖縄県民でさえ動かざるを得なかった。
統治国はキチンとした倫理観があったが故隣国の様な大きな強行手段には出ませんでしたが…
日本人は基本的優しい民族だと思っています。
だからつけ込まれる。

色々考えさせられます。
演者皆さんが見事でしたが特に大勢いるおばぁが素敵でした。

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REGZA521

4.5本当は星5以上なんだけど

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

セリフが聞き取りづらいトコもあって
オチでちょっとモヤった…

映画館からの帰り道
考えながら歩いていて
そう言うことかと、やっと理解できた。

熱くも切なくもさせてくれたスゴい作品だけど
モヤった分−0.5です。

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まる

3.01947年9月19日 「天皇メッセージ」

2025年9月19日
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これを知っているか知らないかでこの映画もだいぶ見え方が変わるのだろうとも思いました。

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sol

3.5素晴らしい作品ではあるが、、、

2025年9月16日
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鑑賞方法:映画館

難しい

映画としてのレベルは素晴らしかったです。
無駄に3時間の大作にはしてない。
でも脚本が少し物足りない。だから長く感じる。
出足から一気に引き込んで欲しかった。
途中ウトウトしてしまいました。
期待していた作品だけに肩透かし。

沖縄の戦後の大変さが伝わったわけでもなく、そこにスポット当てられた感じにも受けなかった。
1人の人間とその周りの人間模様をストーリーにした映画って感じで。最後も驚きー!でもなかったし。
要は話がさほど面白くなかった。

余談、沖縄弁と声が小さく会話が聴き取れない場面もあった。

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ノブ様

5.0文句なし!沖縄の人の想いが伝わった作品

2025年9月13日
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鑑賞方法:試写会

単純

難しい

驚く

文句なし!沖縄の人の想いが物凄く伝わった作品。いかに我々本土の人間が沖縄に関して無関心だったか。昔も今も変わらない。返還前の沖縄をこの作品で知る事ができたのは良かった。題名も◎。
監督をはじめとする制作スタッフ、妻夫木聡、広瀬すずらのこの作品への熱い想いが物凄く伝わった。何故、彼らがこの宝島に参加したか、私達は考える必要がある。2025年年間ベスト邦画候補いや2025年年間ベスト候補作品に挙げたい。

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ナベさん

5.0「僕は映画の力を信じたい」【追記あり】

2025年9月9日
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鑑賞方法:試写会、映画館

興奮

知的

斬新

レビュータイトルは、妻夫木聡さんの舞台挨拶から。

大友啓史監督の熱量が最大限に高まるのは、「撮りたい」を超えて「撮らなければならない」作品に出会った時だと思います。
『宝島』は主演の妻夫木聡さんの熱量も共鳴して、社会的使命を背負った圧倒的熱量の映画になりました。

7月28日NHK放送「妻夫木聡がゆく もっと知りたい沖縄 戦後80年特別企画」。
26歳の時に映画『涙そうそう』(2006年)に主演して、沖縄が大好きになった妻夫木聡さんの“第2のふるさと”。公私ともに20年以上毎年沖縄に通っているそうです。

宜野湾市の佐喜眞美術館で、80年前に島の各地で起こった悲劇を描いた14枚の連作「沖縄戦の図」を鑑賞。
アメリカ軍の上陸を恐れて、住民達が集団自決に追い込まれる様子が生々しく描かれた絵の前で、カメラの前でも涙を堪らえようとしない妻夫木聡さんの姿が胸に迫りました。

戦後80年、戦争をテーマにした映画の公開が続きます。
『木の上の軍隊』『長崎 閃光の影で』『この世界の片隅に(再上映)』『雪風 YUKIKAZE』『太陽の子(特別版)』『遠い山なみの光』『宝島』、『ペリリュー 楽園のゲルニカ』『あの星が降る丘で、また君と出会いたい。』…

『宝島』は構想から6年、コロナ禍で撮影が2度頓挫、沖縄本土復帰50年の2022年公開予定が、戦後80年の2025年の映画となりました。
山崎貴監督が『三丁目の夕日』シリーズ3部作で描いた高度経済成長期の東京と、『宝島』のアメリカ統治下の沖縄が同じ時代だと気付いて愕然としています。

大友啓史監督がNHKから独立後のFacebookに投稿した、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)の企画書。
この企画趣旨は『ハゲタカ』(2007年NHKドラマ/2009年映画化)にも、『るろうに剣心』(2012年〜2021年実写映画シリーズ5部作)にも通じる、と振り返られていました。

企画書を全文引用できないことが残念ですが、ドキュメンタリー出身の大友啓史監督のジャーナリズム精神は、15年後の『宝島』へと確かに受け継がれています。
妻夫木聡さん、広瀬すずさん、窪田正孝さん、永山瑛太さん。4人全員が過去共演者という関係性が、熱演の余韻を残していました。

✎____________

【9月25日追記】
2024年6月23日、脚本家の野木亜紀子さんのXのポスト。

「6月23日は慰霊の日です。
 忘れてはならない四つの日
 沖縄慰霊の日
 広島原爆の日
 長崎原爆の日
 終戦記念日」

日本の報道では、沖縄慰霊の日に関しては殆ど語られない、他の三つのようにニュースにならない、多くの日本人が沖縄に目を向けない、沖縄の状況を知ってもらいたい、というメッセージでした。

社会派エンターテインメント作品で知られる、野木亜紀子さんのオリジナル脚本、2023年放送WOWOW連続ドラマW「フェンス」。(Amazon Prime Video、Netflixで配信中)
沖縄の米兵による性的暴行事件と、米軍犯罪捜査の現実に切り込んで、国内外で評価され受賞したクライムサスペンス。

この作品に関連したXのポストが、韓国のフォロワーから炎上しました。
理由は「記念日」というワードからお祝いのニュアンスが伝わる、「自国の被害」ばかりを並べている、「忘れてはならない」が「被害を忘れない」という意味に見える…

野木亜紀子さんは説明を尽くした後、ご自身に韓国のフォロワーが大勢いることに気付いていなかった、とお詫びの上、ポストを削除されていました。

野木亜紀子さんも大友啓史監督も、SNS中毒レベルのヘビーユーザー。
大友啓史監督の『宝島』公開日のXの返信、その炎上に思うことがあり追記しました。

✎____________

【10月3日】
6月7日に沖縄から始まった「宣伝アンバサダー妻夫木聡が行く!映画『宝島』全国宣伝キャラバン」が、10月2日東京に到着しました。

>舞台挨拶で大友監督が、「(方言の字幕なしにこだわった背景について)方言は沖縄のアイデンティティであり、字幕をつける事で分かったフリして知った気になっちゃいけない。」

>「この作品は沖縄の物語として受動的に観るのではなく、こちらから沖縄に歩み寄って観る作品だということ。わからなければ調べて能動的に理解を深める、そういう作品になって欲しい。」

>「シーンが分かりづらいと言う意見も同じ事で、この作品に関しては観た後、疑問の答え合わせとして調べるまでが観賞になるのかもしれない。」という監督の想いでした。

✎____________

P.S.
昨年は映画賞の作品賞の行方が気になった年でしたが、今年は主演と助演の男優賞を誰が取るのか注目しています。

日本の映画賞レースは、約50ある映画賞のうち約20が主な映画賞、10月の「TAMA映画賞」がオープニング、日本三大映画賞の「ブルーリボン賞」「キネマ旬報ベスト・テン」「日本アカデミー賞」、そして翌年4月の「日本映画批評家大賞」がラスト。

2024年公開作品では、吉沢亮さんの主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が、皮切りの「TAMA映画賞」と大トリの「日本映画批評家大賞」で作品賞と主演男優賞を受賞したことは、2025年を予期していたようでした。

※2025年、“超個人的な”主演・助演男優賞予想は…(ほぼ公開順)

・長塚京三『敵』『富士山と、コーヒーと、幸せの数式』
・松村北斗『ファーストキス』『秒速5センチメートル』

・吉沢亮『国宝』『ババンババンバンバンパイア』
・横浜流星『国宝』『片思い世界』
・黒川想矢『国宝』『この夏の星を見る』『アフター・ザ・クエイク』
・田中泯『国宝』『Ryuichi Sakamoto: Diaries』
・渡辺謙『国宝』『盤上の向日葵』

・小栗旬『フロントライン』
・松坂桃李『フロントライン』『僕と父の終わらない歌』『ひゃくえむ』
・池松壮亮『フロントライン』『レイブンズ』『THE オリバーな犬、このヤロウ MOVIE』
・窪塚洋介『フロントライン』『THE KILLER GOLDFISH』『次元を超える』

・北村匠海『悪い夏』『金子差入店』『愚か者の身分』
・綾野剛『でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男』『愚か者の身分』『星と月は天の穴』

・堤真一『木の上の軍隊』『室町無頼』『ババンババンバンバンパイア』『アフター・ザ・クエイク』『旅と日々』
・山田裕貴『木の上の軍隊』『ベートーヴェン捏造』『爆弾』

・鈴木亮平『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』『花まんま』
・江口洋介『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』『大きな玉ねぎの下で』『沈黙の艦隊 北極海大海戦』
・賀来賢人『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』『新解釈・幕末伝』

・竹野内豊『雪風 YUKIKAZE』『SPIRIT WORLD スピリットワールド』
・玉木宏『雪風 YUKIKAZE』
・奥平大兼『雪風 YUKIKAZE』『か「」く「」し「」ご「」と「』
・中井貴一『雪風 YUKIKAZE』

・妻夫木聡『宝島』
・窪田正孝『宝島』『悪い夏』
・永山瑛太『宝島』

✎____________

9月9日試写会で鑑賞
9月19日映画館で鑑賞
9月9日★★★★★評価
9月9日レビュー投稿
9月11日レビューP.S.追記
9月13日レビュータイトル編集
9月25日・10月3日レビュー追記

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ひな

5.0日本人はみんな見た方がいい映画です

2025年9月9日
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終戦後もアメリカ統治の下で厳しい生活を強いられた沖縄。
終戦直後の沖縄の現実がリアルに描かれている感じで、日本人は皆んな見た方がいい映画です。
当時の沖縄を細かく描き、その中でキャストの皆さんが迫真の演技で沖縄県民の苦しさや辛さを演じてくれてます。
時間を忘れて本当に引き込まれる映画でした。

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miyagon

5.0先人が繋げてくれた平和のバトン

2025年8月28日
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鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

悲しい

ドキドキ

戦後の映画の中でもここまで映像や時代背景がリアルなものはあまりない。
戦争の物語は心苦しく、苦手ですが、
心苦しい擬似体験しかできない。
想像する事しかできないんだと、
平和な時代に生まれた事を思い知らされました。
現実は映像にできないもっと過酷なものだったでしょう。
役者の方をはじめこの映画に携わった方々に感謝します。
語り繋ぐべき映画です。
ラストは想像できなかったので物語のフィクションとしても面白かったです。

2回目鑑賞しました
物語がわかっている分、細部に目が届き、前半と結末でここにつながりがあったんだ!と発見がたくさんで楽しすぎました。
暴動のシーンはやはりいい。生命を感じます
わかっているのにまた泣ける。
すずちゃんの泣きは物語知らなくてももらい泣きできるレベルです。妻夫木さんの沖縄弁は馴染みすぎてる。
また行きたいな

3回目鑑賞
映画館の椅子がタイムマシーン感覚で着席。
宝島の世界に3時間
登場人物達はもうお友達のような気がして、全員の気持ちになって泣けます。
2回目までは史実の衝撃に圧倒されてたけど、フィクションの役達の魅力にどハマり
オンちゃんの戦果は初回で気づける人少ないんじゃないかな。
エンタメとして届けてくれなくては知らない史実をこんなに魅力たっぷりに… ありがとうございます。
大事な人を大切にできる時代のありがたみを再確認

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まっこ

4.0また新しい沖縄をリアルに感じることができた 想像でしかなかった大ま...

2025年8月27日
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また新しい沖縄をリアルに感じることができた

想像でしかなかった大まかな話も、

映画で見るととても鮮明で身近に思える

作成中に2回ほど頓挫したそうですが、

戦後80年の節目に封切りになったので、

かえって良かったと思う

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jung

5.0舞台挨拶付先行上映会にて

2025年8月10日
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鑑賞方法:その他、映画館

事前知識無しで行った上映会、3時間上映とも知らず。
戦後とはいえアメリカ統治下の沖縄、もちろん沖縄戦やヒメユリの塔のことは知ってましたが、戦後になっても虐げられ理不尽な扱いを強いられてきた沖縄。知らなかった沖縄を知って胸が痛くなりました。

さて映画は、方言が多く映像や顔も暗く対立構図も分かりにくい、感はありますが、とても見応えのある内容でした。同じ3時間作品なら私はこちらが観てよかった、と思いました。映像美はあちらが上ですが…

今なお残る米軍基地、米兵による事件・事故。日本に帰属してもなお残る現実を忘れてはいけない、と思いました。

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mio

5.0舞台挨拶付き先行上映in新潟にて鑑賞

2025年8月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

大友監督&妻夫木聡さんのトークもあり映画の内容を更に深く感じ取ることが出来ました。
全く知らなかった沖縄の歴史…苦難…
多くの人に知っていただきたいと言う監督の願いが6年がかりでこの映画に詰め込まれていました。
これまた『国宝』に続き3時間超えですが全く飽きない構成になってました。

舞台挨拶後、妻夫木聡さんが宝島名刺を一人一人に手渡し、一言&握手、更に大友監督も気さくな方で握手しながら直に感想述べる事が出来ました。

☆この映画が一人でも多くの方に拡散される事を願います☆

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かざまま
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