宝島のレビュー・感想・評価
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決して長くは感じさせない、戦後沖縄史の映画化
アメリカ統治下の沖縄人のやるせない怒りと微かな希望に満ちた3時間でした。
特に暴動シーンは圧巻です。昭和天皇に日本の捨石にされた人たちのエネルギーが充満していましたね。スナックの壁に本土復帰反対の文字が、沖縄人の置かれている微妙な立場、揺れ動く心の機微が透けて見えます。
HEROたち
あまり調べてから映画館に行くタイプではないので、あとから3時間以上あったと気づいて驚きました。最近長い映画が多くなって知らずに鍛えられたのかもしれないけど‥
72年は生まれ年なので、中国国交回復や沖縄返還などのトピックは気にしていたほうですが、知らなければならないことがもっともっとある、とあらためて思う映画でした。
今まで深く知ろうとしていなかった自分にショックをうけています。なのでストーリーについては何も言えません。それが正直な感想。もっと学ばなくては。
役者さん方の熱量に圧倒されました。すずちゃんは最近文学色の強い作品に続けて挑戦していて、とても応援しています。
瑛太さんは、福田村事件のときに似たカリスマ性のあるリーダーを演ると右に出る人はいません。全然違う、エルピスでちょっとだけ出てきた影のある役、オリバーのときのキレキレの役、それでも生きていくの暗くて不器用な役、のだめちゃんの明るいロック少年、数えきれないバリエーションがあるけれど、共通してすごいオーラを放ってると思います。少し怖いくらいです。
今回いちばん目が離せなかったのが窪田くん。優しい役柄も多く演ってる中、ヒリヒリした哀しいテロリストが新鮮で、ポスト瑛太なのではと思って見てました。いえ、タイプも違うから同じではないのですが。
それから、あっ♪と嬉しい登場してくれたのが奥野さんと、塚本さん、ピエール瀧さん笑 奥野さんは坊主のイメージが強かったので最初きづけませんでした。あと、どの作品でも中村蒼さんのポジションが凄く好き‥何故いつもここなんだ笑
コザ暴動のシーンは迫力があるだけでなく時間も長くて、それに耐える妻夫木くんの表情の変化も圧倒されました。それにしても凄いエキストラにセット、ゴッサムシティかと‥
これは映画ではなく、今と地続きの歴史なんだと、学び直そうと思います。
あらゆる近現代の物語は”沖縄”に通じている
原作者・真藤順丈は表題のように述べているという。(パンフレットより)
沖縄でどのような悲劇が繰り返されたのか
知ったつもりでいたけれど、それは教科書で教わる内容に過ぎなかったことを
この映画(と原作小説)で思い知らされた。
クライマックスは、ある最終目的を持って基地に潜入するレイ(窪田正孝)と
それを阻止するために追跡するグスク(妻夫木聡)の死闘のシーンである。
究極兵器で武装して闘うしか道はないと言うレイと
非暴力こそが人間を人間たらしめると訴えるグスクの対立は
いま世界を覆っている空気そのものを写し取っているようだった。
妻夫木聡と窪田正孝の魂の底からの演技に震えた。
コザ暴動や宮森小学校への米軍機墜落事故など、圧巻の再現シーンには思わず「これ、セットですよね?」とパンフレットを読み返したほど。素晴らしかった。
惜しいと思ったのは、瀧内公美が演じたチバナである。
原作では、謝花ジョーの情婦という設定だったと思ったが、
本作ではその関係が語られないままで、せっかくのディープな水商売テイストに人物像の裏付けがなく上滑りしてしまったか。謎めいた存在感があっただけに残念。
原作で感動的に描かれる「想定外の戦果」の顛末は、
思いがけない形で明かされていて、これは映像ならではの演出でよかった。
オン(瑛太)の包容力のある無言のまなざしがよき。
ともあれ、戦後80年の節目の年に、本土決戦阻止のために盾となることを運命づけられた沖縄のことを想う映画を公開していただけたことに、改めて感謝したい。
「そろそろ本気で」とエンドロール前に亡きオンちゃんの声が聞こえてくる。
80年もの間、沖縄の人たちの痛みに知らぬふりを決め込んだ日本人のひとりとして
どう立ち上がるべきなのか。考えなくちゃ。
平和なんて一度も見たことがない!
悔しい思いがして追記をアタマに!
ヤマコの台詞で『金網の外じゃ戦えんの?』がありました。
その金網の外で米軍将校の子を産み落とした母親。この『抗議と抵抗』は小さなものではない。 評価の低い方々は主題を軽視している!この“戦果”を守ろうとしたオン、母親の叫びを聴いたグスク。その後20年も“抵抗の証”を探し続けるも、象徴的な存在であるウタ(証)は米兵に撃たれ、オンも亡くなり、魂の証は虚しく消えてしまい、オキナワの声なき声は踏みにじられる。オンの名は『怨』なのだ。
終映…打ちのめされた。いつまでも消えない濃密な苦さを感じていて、今回ばかりは普段、長々と書いているレビューの端緒も浮かばない。外に出て、ふと気付いたのは、ここ六本木シネマズの高台から眼下数百メートル先に米軍基地があるということ。政府は首都圏のド真ん中に存在するこの基地をあらゆる地図から消し去り、毎年恒例の麻布米軍ヘリ基地撤去抗議集会の報道も過熱させないように各メディアを抑え、沖縄のような問題化を避けるのに腐心している。だが、もし
“有事”
となれば、全国の基地を統括管理するこの施設は真っ先に攻撃対象となる。
冒頭、戦後の沖縄の猥雑さがよく出ている映像はさすが。
“義賊”を待望する人々に英雄などと祭り上げられると、いつの間にかその行動に
使命感が伴うもの。戦果アギヤーの下敷きになる事柄が、実は戦中にある。
日本軍の戦闘機に撃沈させら れた米艦船から流れ出した漂着物が浜にあがるのだ。海風が沈んだ船の重油の臭いを運んで来ると、兵隊達は一斉に浜にくり出す。日用品、食料品、米軍の物資は、まさにお宝、兵隊達はこれをルーズベルト給与と呼んだ。
“おいしい米軍物資”義賊気取りで犯行をかさねるも、米軍に追われて散り散りになった戦果アギヤー。後に刑事となったグスクが沖縄の現状の“やるせなさ”を熱く訴える『平和なんて一度も見たことがねぇ!』暴動の中で不敵に笑い続ける彼。これに激しく感情移入した。
映画の熱量と現実の重さを受け止めきれない自分はここで、はたと考えこんでしまう。今も続く、米軍の横暴、本土の無情。返還前はパスポートが無ければ行けなかった“外国”オキナワ。自分は未だに彼の地で起こる事件を“外国”の事象のように見過ごしているのではないか?他人ごとだと思っていないか?同胞意識がうすいのでは?と自省の念がたえない。
だから、映画と云えども上から目線で登場人物をむやみに批判できない。沖縄の人々の慟哭は深く、重く、我が身に突き刺さる。自分は沖縄に対して軽々にものは言えないと悟りました。
厳しい映画体験でした。
演技は皆素晴らしかったが、自分は窪田正孝の方言使いと屈折した心の有り様、やさぐれ感が気に入りました。
相当入れ込んでいた妻夫木聡は、かの賞レースで、先行独走する『彼』をまくりきるつもりだろうか?
「遠い山なみの光」を観た後なので、こっちはちょっと弱くて、響かない
同じ広瀬すずさん主演で、戦後の苦労を描いた映画なんだけど、
「遠い山なみの光」の完成度と比べると、こっちは、ちょっと弱いと感じました。
もちろん、あちらは一人の女性の物語、
こっちは沖縄県民の物語と違いはあるんだけど、
歴史を振り返る内容なのに、ドキュメント的なところは少し控えめにして、
エンタメ要素を加えた結果、どっちもつかず、中途半端になってしまった感じです。
最後のネタばらしも、「遠い山なみの光」は、すごく考えてると感心しましたが、
こちらは、えっ??? それだけ?と驚くほど、映画全体のテーマに響いてこない。
その結末を迎えるために、3時間観ていたの?と、ちょっとガッカリです。
しかも、ネタばらしした後、延々と説明しないとわからないのは、減点です。
3時間の超大作だけど、ドキュメントにするのか、エンタメにするのか、
もうちょっと、どちらかに絞ったほうが良かったかも。
★追記です。何が、物足りないのかを考えてみました。
失踪した主人公の足取りが最後に明らかになりますが、
彼が何故、そのような行動を取ったのかが、全く描かれていない。
どうして、彼は、その子を守ろうとしたのか?
戦争で多くの方が犠牲になった。だからこそ、生きることの大切さ。
本当は、それが、この物語の一番大事なテーマじゃないの?と思います。
日本語字幕が欲しい
期待していただけに、、
原作を先に読んでしまったのがよくなかった。
期待していた分、どの人物も掘り下げが浅く感じてしまい、感情が動くことはなかった。
沖縄が孕んでいる悲哀や神聖、風土の熱や湿度などが全く画面から伝わってこなかった。
センシティブなテーマなだけに、過度な演出や劇伴に頼らず、役者たちの演技で沖縄が抱える痛みに向き合ってほしかった。
セットやエキストラの数などを売り文句にしていたが、セット感が強すぎて世界が広がっていかなかった。閉じられたセットの中でたくさんのエキストラが騒いでいるだけ。アクションシーンもあそこまで必要なのだろうか。
事前の評判が良いのを見るに、おそらく監督の演出が自分の肌に合わないのだろう。
国宝の際にも感じたが、素晴らしい原作を先に読んでいると、映画がどうしても物足りなく感じてしまう。
先に映画を観ていたらまた違ったのだろうか。
コザの英雄
原作が大好きだったので
原作のユーモアで引っ張っていく感じが好きだったが、映画は大友監督テイストのシリアスな感じで、原作を読みつつ胸を熱くして作り上げた脳内の映像が邪魔して映画に入っていけなかった。原作を読む際は、前向きでエネルギッシュな主人公3人にまた会いたくて本を開くのが楽しみだったのだけれど、映画はどのキャラも薄まっている気がした。特にヤマコは、本では小学校での事故は自身の戦争体験とオーバーラップさせながら子供たちを守るためにもっと動いていた印象で、映画はその辺はしょって立ち尽くし泣き叫ぶという演出で残念に感じた。グスクも、もっと色々なことに追われて巻き込まれて酷い目にあって、それでもふてぶてしく忙しなく動き回っている原作のコメディ的な要素を見たかった。レイも、もっと抜けた奴で良かったのでは?と思う。ウタの出番が少ないのはラストに影響するので残念だったが、他にも本当は濃いキャラがたくさん出てくるので、群像劇チックにやってクライマックスの暴動シーンに繋げて欲しかった。あの辺も全然違ったものになってたし、自分の脳内映像と格闘しながら観た190分でした。
⭐︎4.0 / 5.0
戦後から日本返還に至る時代の「沖縄」を描いた映画を初めて観ました。
・沖縄を描いた映画と言えば、「ひめゆりの塔」「島守の塔」「木の上の軍隊」などの太平洋戦争中のものか、「涙そうそう」などの現代のものがほとんどだが、戦後の「アメリカ統治時代」の沖縄を描いた映画はこれまで観たことがなく、スクリーンに映される沖縄の風景・街並み・人々の生活風景などはどれも新鮮なものであり、食い入るように拝見しました。
・ストーリーとしては、グスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)、リーダーのオン(永山瑛太)が米軍基地から物資を奪い住民らに分け与える「戦果アギヤー」という若者のギャング活動をしていたが、ある日の襲撃の夜、オンは消息を絶ってしまう。オンの行方を残されたメンバーが探していくという流れになります。オンの消息はどうなるのかはネタバレになるので詳述はしませんが、「米軍占領の沖縄」だから起こりえた出来事であるといえます。
・この映画では、米軍占領下の沖縄の様子について、史実をよく調査しており、「アメリカ軍人が犯罪を犯しても不問にされてしまう」「沖縄が日本に返還になっても米軍基地はそのまま居座る」などの不満に住民が爆発し「祖国復帰のデモ行進」「コザ暴動の勃発」などが起こる時代背景もよく描かれています。
・上映時間が191分であり、かなり歯を食いしばって映画を観る必要があります。
・沖縄住民同士の会話は、地元沖縄言葉であり、会話内容が聞き取りにくいと思います。日本標準語の字幕があると助かります。
・この映画は若者の成長を描く「青春もの」の映画であるとともに、現在の沖縄が抱える未解決の「米軍基地問題」に至る時代背景を描いた「社会派エンターテイメント映画」であると言えます。
ないがしろにされ続けた沖縄の歴史を、今こそ振り返るとき‼️
沖縄にまかり通る、理不尽‼️
私が一番に考える理不尽は、
沖縄の少女が暴行された上に殺された事件。
加害者の米兵は日本警察に引き渡されることなく、
基地内の簡易裁判で微罪になり釈放される。
もっとひどい時は米兵はさっさと逃げるように帰国してしまう。
轢き逃げ事件の場合も同じで米兵は罪を償わない。
このことについては、私も昔から激しい理不尽と憤りを感じてきた。
沖縄は多数の基地を押し付けられ、犠牲を強いられてきたことは
疑いようのない事実です。
この映画『宝島』を見ることで、
1952年~1959年〜1969年。
そして本土復帰の1972年までの沖縄の立ち位置、歴史を垣間見ることが
出来ました。
沖縄出身の芸能人、アスリートなどの有名人は、皆さん明るく
人懐っこくて好感の持てる人ばかりで、私も大好きです。
彼らや彼らの家族そして第二次大戦における多大な犠牲。
先の第二次世界大戦では沖縄人民の4人に1人が犠牲なった。
驚くべきことです。
本映画の原作は直木賞を受賞した真藤順丈の同名小説。
監督はこの映画に並々なら覚悟で挑む大友啓史。
1952年の沖縄に、米軍基地の物資を強奪して住民に分配している
「戦果アギヤー」と呼ばれた若者たちがいた。
リーダーのオン(永山瑛太)、
親友のニイニと呼ばれるグスク(妻夫木聡)
オンを慕うヤマコ(広瀬すず)
オンの弟で武闘派のレイ(窪田正孝)たちがいる。
基地に強奪に行ったある日、米軍の激しい追撃を受ける。
逃げる時、オンが“あるもの“を手に入れて、
そのまま行方不明になってしまう。
だからその先17年に渡る物語は、
①オンの消息・・・行方不明を探す。
②オン見つけて隠した“大変なもの“・・・とは何か?
この二つの謎を解くのがこの映画の骨子なのです。
グスクやヤマコそしてレイが年を重ねる上で、
グスクは刑事になり、
ヤマコは教師になり、
レイはヤクザになります。
小学校教師になったヤマコ。
1959年6月30日。
ヤマコの務める小学校に、米軍機が墜落した。
児童11人を含む18人が犠牲になり、多数の負傷者が出た。
(それに対して米軍はわずかな補償金を支払ったに過ぎない。)
コザ暴動(1970年12月20日未明)
この事件の描写は後半のハイライトになっており、
直接の原因はアメリカ軍人が沖縄の一般人を轢いた交通事故。
そのため決起した住民が放火・投石・火炎瓶を使い、
放火・破壊した米軍車両は80台にのぼった。
そして2000人のエキストラの熱気と爆破シーン。
凄まじいスペクトルシーンに仕上がっている。
妻夫木聡の渾身の演技、広瀬すずの生徒思いの教師、
そして誰よりも破壊力のあった窪田正孝のレイの心の爆発。
空気を変える稀有な俳優です。
日常にオバアチャンたちの知恵があり、
家屋や葬式の丁寧な描写。
沖縄らしさにも惹かれました。
この映画で沖縄の犠牲を知り、彼らの犠牲に報いる政治がなされること。
美しいだけでない沖縄を知ること。
それが映画の一つの視点であり使命だと思いました。
前評判も高くて期待したのに疑問の残る「宝物」で、そうなの~って感じでした。
原作は読んでいませんが、直木賞を受賞した真藤順丈の小説「宝島」を映画化したそうです。
戦後、沖縄の米軍基地に侵入して物資を盗んで島民に分け与える若い者達戦果アギヤーと言っていたそうです。
その戦果アギヤーのリーダーが思いもよらないもの(宝物)を基地から運び出し、その後リーダーが行方をくらまし、仲間がそのリーダーを探しつつ最後に宝物を突き止めると云うストーリーです。
沖縄は戦後アメリカの統治下にあり1972年に日本に返還されますが、米軍基地は今も残ったままです。この映画では基地返還の端緒となった1970年に起きたコザ騒動も描かれています。
私は1957年生まれなので、コザ騒動も沖縄返還も記憶にあります。昨年三度目の沖縄旅行で戦争の傷痕とも言えるところにも行ってきました。それ丈に期待してました。
今の沖縄は観光地で当時の事は忘れられつつありますが、やはり日本人であるからには、沖縄の惨禍を忘れてはいけないと改めて思いました。
出演者としては主役の妻夫木聡、戦果アギヤーのリーダー永山瑛太、弟役の窪田正孝は存在感ありました。なにげにピエール瀧が復活してました。
いまだ絶える事のない沖縄の苦しみ。
戦後から返還直前までの沖縄を描きながらも、いまだ絶える事のない沖縄の怒りや悔しさ、悲しみや苦しさを訴え掛けてくる傑作!
沖縄の人々からしたら映画で描かれている事などは一部の事象にしか過ぎず生温いと感じるかも知れませんが、彼らの気持ちを推し量る術さえない私のような者にとっては途轍もなく重厚で貴重な作品となりました。
沖縄の人々の怒りや我慢をごく僅かな一部だけでも映画を通して感じる事が出来たのは良かったと思います。
ド派手な導入の後、スローな展開となり沖縄の人に見えない役者も手伝って、作品におとなしい印象を抱いて観ていたのですが、後半になってからの役者陣の変貌ぶり、そして物凄い勢いで盛り上がっていく展開が尋常じゃなかったです。
大通りに大量投入されたエキストラの数に呼応するかのようにこちらのボルテージもマックスに。
我慢の限界を一緒になって突破していました。
そして明かされる衝撃的な真実。
全く予想していなかった展開にひたすら唖然とし、心を涙で濡らしました。
エンドロールは沖縄の人々を写した白黒写真が流れます。
何気ない日常の一幕の中に「戦争」と「死」が混在する物凄い写真です。
席を立たず目に焼き付けてきたので、写真を踏まえた上でもう一度最初から鑑賞しに行こうと思います。
「宝」って人の事かもしれない。
うーん、面白かったけど少し長いかな。
特に最後の瑛太オンちゃん謎解きパートはもっと端折る、感じさせるだけで良かったと思う。あそこでテンポがガクッと落ちるのがもったいなかった。
話は実際にあった騒動をクライマックスに構築したフィクションです。が戦後からの沖縄の歴史を追体験するような型になってますから、四人の人生を追いながら色んな考えや、国の思惑などあんまり楽しくない話も時系列を追って見て行く事に成功しています。
沖縄というものを多角的に理解する上で非常に重要。しかし反面役自体が少し分かりやす過ぎて深みが足りなかったかもしれない、、群像劇だから役割分担がね、しょうがないかな。コロナで2度の撮影中止になり制作費ふくらんで興行的には苦戦している模様だが日本人なら沖縄という土地の知識として見といて損しない映画だと思う。
前半沖縄方言に耳がなれるまで時間かかってしまったが、これもしょうがないね。
ごめんなさい、退屈でした。脚本のせいだと思う
全547件中、501~520件目を表示
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