宝島のレビュー・感想・評価
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これぞ歴史をエンタメにした映画
今まで知らなかった沖縄の歴史をエンターテイメントとしてうまいこと伝えている。
沖縄弁をフルにしゃべっているがニュアンスで理解できるから全然不快ではない。
妻夫木をはじめ演技も素晴らしい!
今年「国宝」の対抗馬になる邦画だと素直に思った映画です。
希望だけは、支配させない!
宝島のポスターの中に「希望だけは、支配させない」・・・
この一言がこの映画を上手くまとめていると感嘆しました。
戦争を知らないほとんどの人間が、この言葉で何かを連想することが出来るだろうか?
やはりこの映画を見て正解でした。
それぞれの役者が、見え方の違いがあるけれど、希望を私たちに伝えてくれました。
ちゃんと沖縄の戦後の流れを丁寧に描こうとしているのが伝わってきましたし、それは原作がそうだったのだろうと感じました。
上映時間は全く気にならないほど、どのシーンも心に響きました。
特に印象的だったのが、オンちゃんの葬儀の時のヤマコの言葉
見守っていてね・・・
見失わないように・・・
私たち日本人は決して沖縄であった出来事を忘れてはいけない!
見失わないように・・・と語っているようでした。
多くの人にこの映画が届きますように。。。
長きにわたる怒り
暑くなく暗い沖縄情景
宝島
何でこんなに琉球らしくない暗くて暑くない窮屈な画面なのだろうか?
いくら米国占領地だとしても南国の明るさが殆どなく重苦しかった。
唯一、爆発的に狂乱状態になったのは那覇の暴動でしかなく、残念な場面作りだった。
その残念さは、やはり日米地位協定の理不尽さの根深さで、その紹介が軽過ぎたからだろう。
そんなことで、映画内容の深刻さが薄くオン兄が最後まで守ったことに就いて強く思いを持てない。
それにしても、レイの熱い演技は素晴らしかった。
それに比べてヤマコがいつもピカピカで嫌な女優だと見せつけられた。
やっぱり、撮影時期が悪かっただろう2.3月では寒いでしょう。
#沖縄撮影が「少ない」ように感じる理由と補足
実際の割合:沖縄ロケは2024年2月下旬から約2ヶ月(41日)と長期間
レビュー131
(^∇^)
宝島
戦後の沖縄を舞台に時代に抗う若者たちの姿を描き、第160回直木賞を受賞した真藤順丈の小説「宝島」を映画化。
妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら豪華キャストが共演。
「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンをとった。
1952年、米軍統治下の沖縄。米軍基地を襲撃して物資を奪い、困窮する住民らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。
そんな戦果アギヤーとして、いつか「でっかい戦果」をあげることを夢見るグスク、ヤマコ、レイの幼なじみの若者3人と、彼らにとって英雄的存在であるリーダー格のオン。
しかしある夜の襲撃で“予定外の戦果”を手に入れたオンは、そのまま消息を絶ってしまう。
残された3人はオンの影を追いながら生き、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、それぞれの道を歩んでいくが、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境で、思い通りにならない現実にやり場のない怒りを募らせていく。
そして、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す。
親友であるオンの痕跡を追う主人公グスクを妻夫木聡が演じ、
恋人だったオンの帰りを信じて待ち続けるヤマコ役を広瀬すず、
オンの弟であり消えた兄の影を追い求めてヤクザになるレイ役を窪田正孝が担当。
そんな彼らの英雄的存在であるオン役を永山瑛太が務めた。
宝島
2025/日本
真の宝島とは?
沖縄の人たちの苦悩が伝わる
戦果アギヤー
沖縄はまだまだ語りきれない
沖縄の人が流してきた、涙と血の味を想像した
沖縄戦で孤児となったこどもらが、長じて「島のために」と米軍基地の鉄条網を乗り越え、更に生き抜いていく物語。誰でも理不尽な出来事を味わうが、とりわけ国から「棄民」される事の絶望感はいかばかりか。だが、彼らは立ち上がる。
「奪うだけでは、何も変えられない」「綺麗事では何も変わらない」「でも、(人間の智慧を)俺は諦めない」。
それぞれのキャラクターが血と涙をたくさん流しながら立ち向かっていく姿にシンプルに感動。妻夫木聡演じるグスク、広瀬すず演じるヤマコ、窪田正孝演じるレイ、永山瑛太演じるオン、どの俳優にもそれぞれ胸に迫る演技があった。なんならエキストラにさえも本物感というか訴えてくる表情があり、正直驚いた。美術や衣装の力もあるのだろうけど。観終わったら放心状態で、すぐには言葉にはできないのだが、涙と血のしょっぱさが、自分の舌に残ってる感じ。それに、何度か現れるいろんな海の表情に癒された。展開で分からない部分もあったから、もう一度観たい。
当事者視点で描いた力作
上映時間の割には、描き込み不足と感じられるところが多い
終戦後の沖縄を舞台にして、殺人事件が起きたり、米兵を襲撃するグループが出てきたり、日米の諜報員が暗躍したり、米軍機が学校に墜落したりといった出来事が描かれるものの、表層的で断片的なエピソードが続くばかりで、失踪した「英雄」の行方を捜すというミステリーが一向に進展しないことには戸惑いを覚える。
どうやら、米軍基地への侵入時に、「予想外の宝」を手に入れたことが失踪の原因らしいと分かるのだが、その後も、主人公達が、「英雄」が島内に潜伏しているという情報を聞いて喜んだり、「英雄」が身に付けていたネックレスを発見して、彼は死んだのだと絶望したりと、一体どうなっているのかと混乱されられる。
米国の統治下における沖縄の社会情勢といったことも、本作の大きなテーマになっていて、刑事の台詞等から、米兵による犯罪がMPによって揉み消されている状況が理解できるのだが、その一方で、ラストのコザでの暴動へと繋がっていく沖縄の人々の怒りや憤りが、今一つ実感できなかったのは残念だった。
例えば、米兵の飲酒運転による被害者や、米軍機の墜落に巻き込まれた犠牲者が、「名前の無い誰か」ではなく、主要な登場人物であったならば、沖縄の人々が味わった苦難や屈辱とか、彼らが溜め込んでいた不満や鬱憤といったものが、もっと自分のことのように感じられたのではないかと思えてならない。
最後に明らかになる「予想外の宝」の正体や、「英雄」の失踪にまつわる真相にしても、軍事機密とか、政治的な陰謀とかとは無関係で、何だか拍子抜けしてしまった。
米国による統治や、米軍基地の存在に異を唱えるのであれば、むしろ、「毒ガスの存在を隠蔽するために、「英雄」は抹殺されたのだ」といった話にした方が、良かったのではないかとさえ思ってしまう。
百歩譲って、「予想外の宝」が米兵の隠し子だったとしても、皆が「英雄」を探していることを知りながら、どうして、彼が「英雄」のことを隠し続けていたのかという大きな疑問が残るし、「英雄」が、命を懸けて守り抜いたにも関わらず、その子が死んでしまうという救いのないエンディングにも納得することができなかった。
その他にも、人々にガスマスクを配ったのは誰だったのかとか、誘拐された米軍の化学者はどうなったのかとか、密輸の現場を取り締まるのに、わざわざ爆撃までする必要はあったのかとか、色々と釈然としないところも多かった。
ただし、「10年、20年後には、きっと今より良い状況になっている」という主人公の台詞は、「実際は、そうなっていない」という逆説的なメッセージとして強く胸に突き刺さったし、「今から10年後、20年後は、どうなっているのだろう?」と、沖縄が抱える問題とその将来に思いを馳せざるを得なかった。
現在進行中の沖縄の悲喜こもごも
戦前と戦後の占領下。返還されてもなお沖縄に本土はよそよそしい態度をとり、今でも米軍基地に理不尽な想いしている
原作は未読だが何もわかってない内地に対する怒りとも諦観ともつかない想いなのだろう。それを打破する作品ではあるのでしょう。ついでにAbemaに出演した大友監督の話も聴きました。現地の方に、ありがとうと言われたことに驚いていましたが、確かに沖縄について知ってるつもりだったと反省。
美術はもう本当に素晴らしい。なかなか手に入れ難いだろうアメ車のくたびれ具合も風合いがよくて素晴らしい。服装もあの当時感と音楽もカッコいい。ただもう少しどうにかならなかったかな、というところも多々あるのは事実。基地内での3人のやりとりには、さすがにイライラしました。
沖縄を題材にした映画作品は多々あるので見直すのもいいかも知れません
沖縄の苦悩が全編から伝わる
テレビなどで紹介されていたので早速見ました。太平洋戦争で市民を巻き込んだ唯一の地上戦となり多くの犠牲を払った沖縄の戦後、占領下を返還されるまでを妻夫木、広瀬、窪田を中心にドラマティックに描いた作品でした。なぜ返還後の今でも沖縄の人たちが日本政府に強い要求を突きつけ続けるのか、その根底に凄まじい苦悩を背負い続けている歴史があるからとよく理解できます。そして映画最後の言葉「~生きる」はこの先も戦い続けるという誓いにも似たメッセージと私は受け取りました。
日本の経済繁栄にはアメリカの庇護という名分のもと「占領」「駐留」という犠牲があってこそとも言えます。今までの沖縄を舞台にしたエンタテーメントの中で、大きな資本を入れた映画の中で、これだけアメリカ、日本政府への批判をしたものはないのではないかと思いました。語り継ぐというステージに入った戦後80年の節目だからできたのではないでしょうか。「戦後」についてあらためて考えさせられる作品でした。
全体の長さは少しお尻が痛くなる191分という長大作です。とてもわかりやすく表現してくれいるのでわりと楽に見ることはできますが。構成もわかりやすいです。テレビドラマ的に多くの人に受けるための工夫がなされていると思います。妻夫木、窪田、広瀬、瑛太、中村蒼それぞれが素晴らしい演技で役割を見事に演じ切っていたと思います。
何で叶わないの?私たちは人間なのに…。
今も報道される沖縄の問題は、戦後すぐから変わらず存在し、本土復帰でも解決にはほど遠い今。
劇中で
「何でアメリカがそんなに嫌いなのか!」
と問われてたが、
「戦争したから」
って、ことしか理由はない。
アメリカ人が嫌いなわけではないが、アメリカが許せないのだ。本土もだけど…。
日本だってどこかの国の人からは、そう思われているのだろう。
「人間ならきっと解決できる❗」…。
「人間だから解決できない❗」…。
どっちだろう?、
どちらか、なのかな?
どっちでもないのかな?
希望も絶望も共感できないならどうする?
考えるの面倒?…、じゃあ無視しちゃう?………。
映画としたら
画面、展開、脚本、演技(特に広瀬すず)、大作らしくダイナミックでなかなかのクオリティだと思いました。
史実を知らなかった人は、沖縄の方の背負ってるものをシッカリ受けとめることが出きると思います。
「ん?」って、感じたのはラスト付近の基地内。
大事なとこだけにちょっと残念でした。
あと、これは私が慣れてないせいで、沖縄弁が理解できないとこがたくさんありました。今からでも字幕つけると良いかも。無理か…、
比べたくはないけど、3時間越えの実写邦画となれば、ちょっとかわいそうだか「アチラ」が頭をよぎっちゃった…。
私の都合でスマン。
でも、是非みなさんにも観て欲しい映画でした。
戦後沖縄のすべてを描こうとしたが…
映画『宝島』は、沖縄の戦後史を真正面から描いた作品だ。その臨場感は圧倒的で、街をまるごと再現する美術の力と、なにより群衆を描こうとする姿勢に心を打たれる。デモや暴動で声を荒げる人々の一人ひとりに思いがあり、それが伝わってくるからこそ、切なく、やるせない気持ちにさせられた。
占領下で米軍基地を押し付けられ、米兵が罪を犯しても裁かれない理不尽。祖国復帰をめぐって島民の間でさえ意見が分かれ、分断されていく――沖縄そのものを描こうとしていることが伝わる。もちろん、沖縄すべてを描ききることは不可能だ。しかし、一人ひとりを描き、街を描き、時代を描くことで、その大きな挑戦を果敢に試みている。
やはりゴザ暴動はいちばんの見どころだ。車を囲みひっくり返し爆破することが、いたるところで起きる。『ジョーカー』のラストを思い起こす混沌とした場面。
ここにオンが降臨することを期待してしまう自分がいた。しかしそうはしない。誰か特定の人物が煽っての暴動ではないのだ。日本政府、本土の人たち、米兵に向けた怒り。煽っているジョーカーがいるわけではないのが、より恐ろしい。暴動を起こす人たちへの切なさも感じさせる。
キャスティングもすばらしい。オン(永山瑛太)、グスク(妻夫木聡)、レイ(窪田正孝)、ヤマコ(広瀬すず)、いい役者にいい役があれば、印象に残る人物になるのだ。オンの大きく包み込む存在感、葛藤し続けるグスクの姿、暴力性を体現するレイ、無力感を抱えるヤマコ――それぞれが確かにこの時代を生きた人々の足跡を映し出していた。
欠点がないわけではない。本筋として「オンがなぜ姿を消したのか」という謎はありつつも、各エピソードが十分に絡み合っていないように思える。そのため物語の先が気にならなかった。あとレイの行動がチープに感じられる場面もあった。終盤も、軽さが残ってしまった印象である。
それでも、この映画を観てよかった。
沖縄をないがしろにしてきた現実を、あまりにも知らなすぎたからだ。グスクとレイが思いをぶつけ合う場面、レイが暴力で変革を起こそうと決意するが、グスクはそれでも未来を信じ続ける姿を見せる。
なぜ争いが生まれるのか、なぜ力を持たざるを得ないのか、なぜ戦争は起こるのか――そんな根源的な問いすら感じさせるものであった。
20年間、一体何があったのか
1952年の本土の独立後も1972年までアメリカ施政下に置かれた沖縄で実際に起きた多くの事件を基に、寓話的なストーリーを絡めつつも、我々が気づいてなかった当時、そして今なお続く沖縄の人々の気持ちを描いた強烈な作品です。
もちろん、沖縄の人々も米軍との利害関係で一様ではない一方、安保条約下で返還交渉を進めていた日本政府関係者(ヤマトンチュ)の思惑もあり、見捨てられた感情が渦巻いていたのは無理もない事。
重いテーマに「戦果アギヤー」のリーダーのオン(永山瑛太)の失踪というミステリーを絡めた寓話ながら、名優陣の、特にグスクを演じた妻夫木くん、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)の3人が素晴らしい演技で引っ張り、リアリティに溢れてました。
ただ、オンが強制労働させられたヤクザの密輸の根城が突如爆撃されたのは唐突感ありましたが… それも何か実際にあった事件がモデルなのかしら?
前述のとおり、主人公3人ともが名演なれど…おばあの葬式を済ませたヤマコがグスクとのひとときの幸せな会話から復讐の殺人後に逃げ込んできたレイに襲われるシーンまでの感情の起伏、変化を見事に演じたすずちゃんには役者の凄みを感じました!
今、観るべき映画ですっ
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