宝島のレビュー・感想・評価
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沖縄の怒り,悲しみ…
3時間越えの上映時間に尻込みしたが、見始めるとストーリーに入り込んでしまった。
俳優陣の演技が凄まじく、特に窪田正孝の演技がかなり怖かった。
沖縄の方言が聞き取れないので、英語だけでなく沖縄の方言にも字幕を入れて欲しかった。
音楽がるろうに剣心みたいなBGMなのが嬉しかった!
連ドラの方が…
原作は未読だが この作品は映画よりも連続ドラマの方が惹き込まれたと思う
登場人物の背景 心情が余り掴めないまま説明の無い新キャラがどんどん出てきたり 方言と大和語の混ざったセリフもよくわからなかったし、主要キャストの日曜劇場ばりの顔芸もやたら多かったし…
この映画の見どころでも有る群衆デモのシーンで役者の熱演と群衆エキストラとの表情と演技の温度差が有りすぎて少しシラケてしまった
やはり大友監督の代表作は「るろうに剣心」シリーズかな…
※邦画を観て毎回思うのは、外国映画(欧米アジア圏問わず)に比べ、群衆エキストラの演技の着け方が残念(表情に喜怒哀楽が乏しく指示通りの動作のみ)なのでクライマックスなのに乗れないケースが多々有る
熱量がすごい
重いテーマ
再び[宝の名が付く]重厚さを感じた作品
沖縄戦の木の上と同じように年配者多かったなあ。予算も時間もかかってるであろう間違いなく重厚な大作でした。決して楽しいエンターテイメント映画では無いけど日本人なら知っておかないといけない沖縄の事を事実を絡めて伝えようとする熱意が伝わってきました。主要キャストの演技も良かった。ただエンディング付近でやや分かりづらい部分や、伝えたいテーマが少しぼやけてしまっている感じはあったかな。また半分くらい方言が分からなかったけど言おうとした気持ちが判断できたので私は良しとしました。今回、頭空っぽで軽い気持ちで見てしまいましたが、沖縄の戦後という深く重いストーリーだけに、エンタメ映画と違った気持ちの準備が少なからず必要だったなと反省。史実も多く含む話だからスクリーンから感じたまま受け止めようと思いました。
名前しか知らなかったコザ騒動
交通事故が皮切りなり、何台ものアメ車がひっくり返され燃やされる「コザ騒動」のシーン、圧巻の迫力で当時の沖縄の人々の押し付けられた怒りと爆発が垣間見えるようでした。
これだけの規模でアメ車75台以上が破壊されたと言うのに、死者は0人で,海外で暴動が起きると必ず行われる便乗犯による略奪行為もなかったそうです。
その数値だけみても、当時の沖縄の人たちが不良アメリカ兵の理不尽な行為に対して怒っていたのであり、便乗して暴れるようなものは居なかったのだろうなと伺いしれます。
肝心のオンちゃんのシーンはちょっとそれはどうかなと思うこともありましたが、コザ騒動のシーンは必見です。
この作品は
悪くないけど
全体として面白くないわけではない。俳優陣、セット、音楽いずれも力作と言える。しかし、3時間近い上映時間を正当化するにはテンポが良くないと感じた。
ネタパレになるが、主人公たちが20年にわたりオンの呪縛にかかっていることを理解できない。戦後の大混乱の中で次第に忘れていくのが当然である。オンに執着し続ける理由付けがいまひとつ弱いことがこの映画の没入感の乏しさ、上映時間を長いと感じる理由になっているのではないか。
崔監督の「Aサインデイズ」と同時期の沖縄。ノンフィクションな社会的...
崔監督の「Aサインデイズ」と同時期の沖縄。ノンフィクションな社会的背景を舞台に、ナイチャーにギリギリ理解できるウチナーグチで、当時の人々の心情を描いたことはたいへん価値のあることだと思います。飛行機事故やコザ暴動への映画的流れは、素晴らしかった。ただ、言葉が聞き取りにくいせいもあり、理解に苦しむ場面がいくつもあったのが残念。原作を読んでいることが前提になると、非常にとっつきにくく、エンタメ性がかなり薄れてしまいます。特にラストのエピソードは、疑問が先に立ってしまって、感情移入できませんでした。良い題材で、役者さんたちの熱量もものすごく感じたので、とてもとても惜しい。もう少し、観客に寄り添ってくれたらなぁって思いました。例えば、最も重要な「戦果アギヤー」くらいは、字幕で紹介しても良かったのでは?なんの予備知識もなく観た人は、たぶん最後までずっと気になる単語だったと思います。
命どぅ宝
沖縄の歴史を知るために
長すぎる3時間越えを乗り切るコツはウチナータイムの心構え
いつもは何一つ見逃すまいと集中して映画館で映画を観るのですが、さすがに3時間越えなので、ココの様々な評価のレビューを参考に、途中トイレ行っても話が分からなくなることはなさそうと判断して、ゆるい気持ちで観覧しました。
私は沖縄に行ったことがないけど、沖縄特有のウチナータイムを体験している気分になれました。
暴力シーンは苦手なので、目を閉じて休息しました。
格闘技ベースなら芸といえますが、ただ残忍なだけの暴力の描写は一部のマニアにしか受け入れられないと思います。
監督さんがマニアなのかな?ピエール瀧が出てるし。
本土復帰前の沖縄について色々と知ることができたので、観てよかったです。
製作に莫大な費用と時間を費やしているせいか、公式がやたらと「超大作」アピールをしていますが、史実に基づいた真面目な話なので、もう少し謙虚に、「沖縄の歴史を知ってほしい」程度のものであれば、作品への評価が上がっていたかもしれません。
たしかに長い
戦後アメリカ統治の沖縄
自由を求めた
希望を求めた
愛を求めた
未来を求めた
真実を求めた
人々の物語
クライマックス
日本映画史上、圧巻の暴動場面
見応えあった
撮影に何日掛かったんだろう
長い
字幕と用語解説つけてそれを売りにしても良かったぐらい
公開3日目の夜の都内の映画館としてはかなり寂しい20人いない感じの客入りの劇場にて鑑賞。
まず。戦後沖縄を舞台にこれだけの規模の映画を作ったことはすごい。その熱意、こだわりは充分伝わった。
でもこれは興収も伸びないだろうし人にもおすすめにしくいものになっている。
まず上映時間191分はどう考えても長い。もっと短くできただろ。
例えばヤマコが先生として生徒の名前呼ぶ時、生徒の声が聞きとれず「もうちょっと大きい声で」とうながすとその少年生徒が予想以上の大声で名乗りヤマコ先生びっくり!な場面があるがあのシーンはもっと短くできただろ。
「こんなに元気に返事をしていた少年も墜落事故で犠牲になったのです」ということをやりたいのは分かるが、ならばそれは点呼で使うもんではないだろ。
最初の「こういう状況になったわけ」の米軍基地で車に乗りながら逃げる場面もあまり緊張感がない。もっとアクションを派手にするかテンポを早めるかした方が良かったと思う。
同じく終盤の米軍基地内でのグスクとレイの大声のやりとりからの米軍に見つかり「毒ガスまくぞ!」のくだり。あそこもやりたいことは分かるが「暴動が起きた日に米軍基地内に侵入してる」状況で米軍があんなに待ってくれるか?ということが気になったのでせめて毒ガスから「フレンドだろ」(ここもフレンド感なかったろ)はもっと早く短くていい。
最後の「行方不明になっていたオンちゃんは実はこういう生活をしていたのです」ももっと早く短くていい。
気合い入れて作ったのは伝わるが191分と長いがゆえに視聴者側のハードルが無駄に高くなっている。
次に。バッドエンド感強いのをなんとかして欲しかった。
「みんなが探していたオンちゃんは既に死んでました」だけでもガッカリなのに「宝として、予定外の戦果として育てていた少年ウタも死にました」だから。3時間観てバッドエンドか〜感が強いのよ。
やりたいことは分かる。結局こういう基地問題は島の宝である子供の命を奪ってしまう、それはずっと続いているのだ、というメッセージだろう。このメッセージを重視するならウタ生存エンドができなかった意図は分かる。
でも自分としてはギリギリ生きてて次の時代に思いをつなぐみたいにしても良かったと思う。もしくは「ウタは死んだけど彼が育てていた花はやがて大きな花畑になりました」みたいな。なんでもいいから「問題はまだ続いてるけれど過去の人々が頑張ったから多少まともになったところもあるよ」的なエンドにしてくれてもいいと思うのよ。なんかデモも暴動も無駄だったのかな感がついた気がするのよ。ラスト数分で。
次、方言が聞き取れない問題。これは字幕をつけてむしろそれを売りにしてもいいくらい。やまとの人にはすぐ理解できないほどの本格的な沖縄方言!はそのこだわりゆえに分かりにくさにつながっている。分かりにくい用語をいちいち画面に意味表示してもいいくらい。
もし映画内に字幕を入れたくないなら公式が「映画を観る前の豆知識」として戦後沖縄の映画に関する出来事年表や用語集を積極的に発信するべきだと思う。公式サイト観たらキャラ相関図や方言は載ってるが、それじゃ足りないだろう。
自分は原作ファンの人が作った「映画観る前にこれは知っておくといい動画」を事前に観ていたので理解が進んだ部分があるがそれでも「今のシーンの意味は?」とか考える瞬間があった。全く予備知識なしの人が観ると「何言ってるかよく分からないし」みたいなネガティブな印象が強くなると思う。
次、演出にも関わるがセットな感じな場面がまあまああった。これは邦画の限界でもある。25億円かけてもセット感がなあ、という場面は街や飲み屋などの場面でちょいちょい感じた。頑張っているNHKドラマ感。ただこれももっとスピード感あったら気にならなかったんじゃないかとも思う。
というような「もっとこうだったら」感が強い作品ではある。あの客入りも納得できてしまう。もったいない。
ただ。それでも!よく戦後沖縄を舞台にこの規模で映画を作ってくれたと思う。その一点だけでも自分はこの映画に意味があると感じた。
Aがついてる店はアメリカ軍用のマークというのもコザ暴動もこの映画ではじめて知ったし、この時代の沖縄に焦点をあてた作品というのが今までなかったはず。
あと、コザ暴動までの展開自体はツッコミどころはありつつも結構面白い。エンターテイメントにしようという心意気は感じた。
主要キャストはかなり当時の沖縄感を出そうとしてくれていた。特に窪田正孝はやはり只者ではなかった。その熱演ゆえに沖縄方言がうますぎて一番何言ってるか分からない瞬間が多く、やっぱり俳優の演技の頑張りを伝える為にも字幕はあったほうが良かったと思う。
そのこだわりゆえに長く分かりにくく更にバッドエンド風味にまでなってしまった感がいなめないが熱意は伝わった。
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