劇場公開日 2025年9月19日

宝島のレビュー・感想・評価

全243件中、21~40件目を表示

3.5理不尽さへの怒りと悲しみを感じる作品

2025年9月21日
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鑑賞方法:映画館

原作を読んだ上で拝見しました。
笑顔と優しさの下にある沖縄の人たちが耐えてきた理不尽と悲しい歴史、また強さの源を感じる映画です。画面からは怒りがひしひしと伝わる場面が確かにありました。

沖縄出身の俳優をあえて主役に起用しなかったそうですが、その決断が英断だったのか否か、見終わった今でも分かりません。ただ、当事者では苦しさに耐えられない可能性もあったのではとふと思います。沖縄の見方が変わる作品だと思います。

原作からいつくか削除されているシーンがあり、若干まとめ方は強引な印象も否めませんが、原作ファンも是非。

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語学系営業女子90年代生まれ

4.0奥能登に重なる

2025年9月21日
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日本は国体を守るために枝葉を容赦なく切り離す。
日本国防の本質。
犠牲を払い質の高い文化を育む。
善悪でなく日本はそうやって2600年護ってきた。

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かな

2.5多くの疑問だけが残る物語

2025年9月21日
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鑑賞方法:映画館

沖縄の戦後史という重いテーマと、主人公たちの個人的な感情部分が乖離しすぎていて、どちらに焦点を合わせて見れば良いのか最後までわからなかった。
恐らく沖縄の戦後史の部分がメインなのであろうが、オンが居なくなったことで主役たちの感情が出すぎていてメインのテーマを薄めてしまっている気がする。
オンが何をしたかったのかを捜すのなら意味があれど、ただオンを見つけたいだけとか。
そんなの書くなら皆一緒に居る中で理不尽を味わってそれに対しての反抗の方が余っ程感情移入出来たのだが…オンが居なくなったのなんて理不尽でもなんでも無く当たり前な理由だしね。
主人公のグスクは、ただそこに居るだけで特に何かを成すわけでもなく、周りの状況がめまぐるしく変わっていくのに流されているだけの印象だった。
自分自身の理解不足なのかも知れないが、そもそもオンは何をしたかったのか解らない。
小説版ではウタの存在に意味があるのかな?
高官の子供だとして、へその緒を残した母親の遺体があっても産まれたところも見てないし、その後も探されている感じはしなかったのだが。
情報統制する理由自体はあるとして、ロケットペンダントの写真と子供の関連性なんてせめて母親本人居なけりゃ証明できないんじゃないかな。
そもそもDNA検査とかもない時代だよね?
母親の遺体は基地内で処理されてるわけだし、もう一度言うとオンは何をしたかったの?
重要な場面で方言が多用されるのは雰囲気があって良いが、字幕がないので何を言っているのか理解できないことが多々ある。「戦果アギヤー」という重要な言葉に至っては、上映後に調べて初めて認識できたが、その意味までは調べないとわからない。まぁ、その点は仕方ないのかも知れない。
3時間という長尺の割には、物語の重要な部分を端折っていると感じる場面が多く感じ、もう少し丁寧に描くべき点が別のところにあったのではないかと思う。
同じ時期に上映した国宝と違い、原作読む気にはなれないので親切な方いらっしゃいましたら解説お願いします。

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リリ

3.5敗戦国であるということはやはり平等ではない。

2025年9月21日
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私は歴史が苦手できっと学校で習ったはずの沖縄のこと知らなかった。
ただ海が綺麗で明るい人が住んでそう。今でも米軍基地があって、時々米兵のレイプが問題になる。
辺野古の埋め立て問題くらいの理解しかない。

この映画を観て、私たちの平和は沖縄の方の犠牲に成り立っているのではないか?と思った。
アメリカや本土の人間に強い嫌悪感、憎しみを抱きながらも、食べていくためには、そこに頼らなければいけない矛盾。全てに怒りが湧いてくるのではないか?
10年以上、いなくなったリーダー オンちゃんを探す気持ちは分からなかった。
命は宝。それが伝えたかったことだとすれば切ない最後。
役者さんたちはみんなとても良かった。長い年月を演じ切るのに相応しかった。窪田正孝はイかれた役がよく似合う。
今、武装して国を守ろうという向きが強くなっている。確かに対話で関係性を変えていくのは時間がかかる。でも、本当に武器をもったら、要求が通るのか?攻撃されなくなるのか?平和とは何か、考えるきっかけに……。

それでも3時間オーバーは長過ぎるし、沖縄の方言にも字幕が欲しかった。

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みさこ

3.0理解に少し時間がかかリました

2025年9月21日
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泣ける

悲しい

難しい

沖縄の方言がわからない場面が多く理解に少し時間がかかりました。
真実に忠実に映画化したのでしょうが、ついていきない所が多々あり、全てを理解していないと思われます。
しかしながら、沖縄の激しい惨事、県民の思いが伝わってきて、悲しく辛い気持ちになりました。

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けいせいおじさん

3.5ファンタジーとリアル

2025年9月21日
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難しい

驚く

190分の長編であり、耐えられるのか、
と、少し不安を感じつつ鑑賞。
皆さんの評価も様々な作品。

リアルな部分では、沖縄の方々が経験した、
あまり知る機会がなかった現実と苦悩を、
リアリティのある映像で知ることができたが、

オンちゃん周辺のエピソードは、ややファンタジー的で、
そんな事、現実あり得ないだろ、と感じる出来事も多かった。

暴力シーンが長すぎて、
少し見ていて辛かった。

全体的にシーンを少しずつ短くして、
2時間半ぐらいに収めていただくと嬉しいかな。

演技は素晴らしかったが、
私には広瀬すずがどうしてもうちなーんちゅに見えなくて、
最初から最後まで違和感…

しかし、結局、
映画を見終わる頃には、
戦後沖縄のリアルを映像で体験させていただくことが出来、
見て良かったと、感じた。

スケールの大きなセット、映像、
俳優陣の鬼気迫る演技、
とても素晴らしかった。

音楽が佐藤直樹で、さらに映画の格調を高めていた。

リアリティが全く違うが、
ALWAYS 三丁目の夕日 を沖縄を舞台に作るとこうなるのかな、
と、ふと思った。

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まーわん

3.0グスクは何がどうなって欲しいの?

2025年9月21日
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原作未読で鑑賞。

前提として、私の祖父(アメリカ人)は、80年代初頭、空軍の軍人で嘉手納基地に駐留していたので、子供の頃は夏休みや正月は長く沖縄へ遊びに行き、嘉手納基地の中で遊んでもらいました。
当時、祖父や祖母からは「もちろん米軍人の起こすトラブルはあるし、沖縄の人で米軍を嫌う人もいるけど、街にお金を落とすことはもちろん、火事などの緊急時は米軍が協力するし、古い沖縄の人ほど、お互いのメリットを知っているから理解がある人が多い。」(主観の聞きかじりなので、真偽は不明です)と聞かされていましたから、私自身はそういうスタンスでこの映画を観ました。

で。
感想としては、最後までキャラクターたちに共感できず、ただ流れていく物語を眺めただけという感じ、でした。

特に主人公「グスク(妻夫木聡)」。
彼は結局何がしたかったんだろう。
行方不明のオンちゃん(永山瑛太)を探すっていう目的はいいけど、なぜそんなに執着する必要があるのか。見つけてどーするの。
そもそも、オンちゃんがリーダー的な存在だということも、まずナレーションで示され、その理由もよく分からない。

いわゆる「カイザー・ソゼ」みたいなことかと思って見てると、どうもそうでもなく、現実の存在としてのカリスマらしい。

そんなよく分からないオンちゃんの幻に振り回されながら、刑事としての活動も続け、日米双方の諜報部に目を付けられて利用される。
彼は最終的に「どうしたいか」「どうなりたいか」「どうなってほしいか」をはっきり言わないまま話が進むので、今、起きている事態が誰にとってどういう意味があるのかが判然としない。

予告編にもあった、最後、暴動が起きてそれを呆れ嘲笑う様に歩きながら「なんくるならんぞ!」と喚いたかと思えば、その後に「いつまでも人間同士でいがみ合うほどバカじゃない」みたいな楽天的なことを口走る。

ラストの種明かし的な「オンちゃんのその後」みたいなクダリもなぁ。
「これ誰?これどこ?これ何してんの?」が急に始まるし。
そこまでは基本的には言葉で説明してくれてたのに(皮肉)。

費用が25億かかったってのも、膨大なエキストラのせいなんだろうけど、せめてカメラの画角に入ってくる人にはそれなりに「演じて」欲しいよね。
棒立ちのおじさんとかはもっとモブの立ち位置でお願いしたい。

前半、飛行機が落ちたシーンも「あのサイズの飛行機があのまま墜落したら、あんな『上から隕石落ちてきた』みたいな現場にはならないよな」とか。

都度都度入る回想シーンや想像シーンもしつこいし、その度に話の流れが止まるのは、3時間越えの映画ではなかなかしんどい。
繁華街でのハードなシーンにはアンバランスなオールディーズをBGMにするって演出が好きなのか、それも繰り返しだし。
全体的にそういうテンポの悪さがずっと続くので、この3時間半という時間はさすがに長く感じた。

私は、沖縄の人々の苦しみは決して在日米軍だけに由来するものじゃなく、日本政府の姿勢がこの事態を招いているのに、そこにはあんまり切り込まないんだねという違和感もあって、フラットに「米軍VSウチナンチュ」の物語とは観れませんでした。

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キレンジャー

4.0終わらない平和への問いかけ

2025年9月21日
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泣ける

興奮

斬新

■ 作品情報
監督:大友啓史。主要キャスト:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太。脚本:大友啓史、高田亮、大浦光太。

■ ストーリー
1952年、米軍統治下の沖縄を舞台に、本土復帰前の混沌とした時代が描かれる。米軍基地から物資を盗み、貧しい島民に分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。彼らは民衆の英雄として慕われ、その中心にはリーダーのオン、親友のグスク、実弟のレイ、そしてオンの恋人であるヤマコの幼なじみ4人がいた。しかし、ある夜の襲撃でオンが“予定外の戦果”を手に消息を絶つ。残されたグスク、ヤマコ、レイは、それぞれの道を歩みながらも、消えた英雄オンの影を追い続ける。グスクは刑事、ヤマコは教師、レイはヤクザとなり、アメリカに支配され、本土に見捨てられた沖縄で、やり場のない怒りや葛藤を抱えながら、オンの失踪の真実と、彼が手にしたという「予定外の戦果」の謎を追う。そして20年の歳月を経て、彼らが直面する衝撃の真実と、抑えきれない感情の爆発が、沖縄の深い悲しみと憤りを描き出す物語である。

■ 感想
鑑賞後に、沖縄の抱える深い悲しみ、苦しみ、そして怒りが、まるで魂の叫びのように心に深く刻み込まれるの感じます。特に印象的だったのは、暴動シーンの圧倒的な迫力と力強さです。それは単なる衝突ではなく、抑圧され続けた人々の積年の憤りが爆発する瞬間であり、映画史に残るほどの生々しいリアリティに息をのみます。画面からほとばしるエネルギーは、観る者の心を激しく揺さぶり、痛みと憤りと希望がないまぜになった魂の叫びが聞こえてくるようです。

俳優陣の渾身の演技もまた、胸を打つものがあります。登場人物一人一人の葛藤や情熱がひしひしと伝わってきます。特に終盤、基地内で繰り広げられる窪田正孝さんと妻夫木聡さんの演技は圧巻の一言。彼らの表情、声、そして全身から発せられる絶望と訴えは、観客の心を深くえぐります。武器を手にしなければ届かないと訴えるレイと、それではダメだと平和を願うグスク、双方の言い分には、どちらか一方を否定できないほどの重みがあり、心が引き裂かれるような共感を覚えます。頭では理解できても、心が納得できない時、私たちはどうすればいいのか―この根源的な問いを突きつけられ、深く考えさせられます。

エンドロールで流れる当時のスナップ写真の数々は、涙なしには見られません。そこには、世代を超えて受け継がれる沖縄の人々の心からの願いが込められており、そしてその願いがいまだ果たされていない現実を突きつけられます。戦争は終わったはずなのに、真の平和がまだ訪れていないという厳然たる事実から、私たちは目を逸らしてはいけないと思います。

基地は要らない、武器も要らない。そんな世の中を願ってやみません。本作は、現代を生きる私たちに、沖縄の過去と現在、そして未来への問いかけを投げかける、非常に重要な作品だと強く感じます。多くの人にこの作品が届き、この「魂の叫び」に耳を傾けてほしいと心から願っています。

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おじゃる

3.0もっとコンパクトにまとめて欲しい…

2025年9月21日
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1950〜1960年代、米軍統治下にあった沖縄で行方不明となったオンを探しつつ生きる若者たちを描く本作。
終始拘りの詰まった映像で、説得力のある画造りに、豪華キャストの共演と、物凄く気合が伝わる作品でした。そもそも191分という長尺設定の段階で、覚悟を決めて観に行きて下さいねということでしょうか。笑

正直、ストーリーはよくある感じで序盤からの謎も予想がつきます。暴動シーンを始めとする見せ場はかなりそれぞれが長尺で、だけど長尺にする意味や効果があるようには感じず。沖縄訛りで聞き取りにくいところも多く、最後までいまいち集中できないままでした…。

つまらないわけではないのですが、191分かけて描く意義は感じないし、「こうゆう画が撮りたい」という想いが先行してるようで、あまり楽しめませんでした。
あとこれ、主人公窪田さんでは…?笑

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まだまだぼのぼの

4.0娯楽作品ではありません。

2025年9月21日
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当時の雰囲気を良く再現出来てると思います。今も昔もアメリカからの支配を抜け出せない悲しみ。見終わっての爽快感など皆無です。台詞が聞き取りにくい場面が多々あるので、御用心下さい。

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山ゴン

4.0沖縄の方言は難しい…

2025年9月21日
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くろくるりん

3.0ちょっと私には難しかったようです😅

2025年9月21日
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戦後の沖縄の理不尽な生活と、オンちゃんが連絡が取れなかった事と子育てと最後の死となんかうまく自分で繋がらない…🤔
俳優や演技などはさすがでしたが、途中、途中、この人はなんで?とか、方言が強いのか聞き取れずストリートを読み取れませんでした。🤨
2、3回見れば分かるかもしれませんが、3時間は長いかなぁ〜😔

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もんオヤジ

3.5期待度○鑑賞後の満足度△ 最後まで飽きずに観れた点は評価するが成功作とは言えない。焦点が分散していて、未読だが多分長い原作を時間内に納めた所謂ダイジェスト版の謗りは免れず。俳優陣が熱演だけに惜しい。

2025年9月21日
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①“沖縄”の痛みや苦しみ、怒りが殆んど皮膚感覚で感じられない。
第二次世界大戦後に冷戦がはじまり中国が共産主義国となった20世紀後半の世界情勢からすれば“沖縄”に基地を置くことは地政学的・戦略的に意味があるというか仕方がなかったことは頭ではわかるだけに、心情的には私たちヤマトンチューに「沖縄の米軍基地の半分でも本土に移してやらなくては」と思わせるくらいの劇的インパクトが欲しかった。
その辺りのユルさは『福田村なんとやら』という映画と共通している気がする。上部(うわべ)だけをなぞっているというか、そういう型に嵌め込んでいるだけというか、没入感とまでは言わなくとも一体感がないのだ。

②「コザ騒動」がクライマックスかと思ったらそうではなかったし(でももっと迫力があっても良いとは思ったー予算とか考えたらこの辺りが現代の日本映画の限界かも知れないけども)、その後の嘉手納基地内の一幕は却って「コザ騒動」のインパクトを薄めたしまった。(ただ、窪田正孝の演技は素晴らしかったし、ここでの彼の台詞がほぼ唯一“沖縄”の痛み・怒りを語っていた。)

③つまるところ、行方不明になった兄貴分の消息探しの話と、戦中から始まり現代まで続いている“沖縄”の苦難の歴史とが有機的に結び付いていなくて、どっち付かずの中途半端な印象が強い。

④例えば、グスクとマーシャルとの友情の描き方も台詞とショットとで説明するだけで、クライマックスの嘉手納基地のシーンでグスクがマーシャルに向かって“トモダチ”と呼び掛けるシーンは取って付けたようで白々しい。
たとえ短時間であっても2人の心が触れ合ったことが印象に残るシーンを一つでも入れておけば良い伏線になったのに...(そういうシーンがある映画は枚挙に暇はない)。

➄窪田正孝の好演は上記の通り。
広瀬すずも『遠い山なみの光』でも好演だったけれど、本作も好演。特にラストのオンの遺骨を納骨した後に浜辺でグスクと砂浜に座って話し、その後立ち去るシーンで、“なに言ってるの、この人”みたいな表情(私にはそう思えた)が、昭和の名女優(高峰秀子や田中絹枝、三宅邦子たち)の表情を彷彿とさせてビックリした。
妻夫木聡は、(これまでも何本も主演映画はあるが)本作の様な大作の主演を背負って全く危うさのない俳優によく成長したものだ、と感慨を抱かせる円熟味を見せる。
しかし皮肉なことに、グスク役の妻夫木聡がカリスマ性や存在感を放つほどグスクが兄貴と慕い憧れるオン役の永山瑛太にそれほどのカリスマ性が無いのが際立ってしまう。瑛大は若い頃は良い俳優だとご贔屓だったが中年期に入ってやや伸び悩んでいるようで寂しい…
現時点でのご贔屓である瀧内公美は大した見せ処のない役でつまらない。

⑥嘉手納基地でのレイとの遣り取り、またラストの浜辺でのヤマコとの会話の中で、グスクが「いつかは良い状況に変わっていく」みたいな未来志向というか希望を持たせるような如何にも万人向けの娯楽映画を締めそうな台詞を吐くが、現代に至っても基地の島“沖縄”を巡る状況は当時と殆んど変わっていないのが分かっているだけに実に白々しく響く。
いや、「いつかは“沖縄”が本当の意味で“沖縄”の人達の元に還りますから」なんて何も出来ないヤマトンチューの口からはとても言えませんから。
もっと暗い(救いのない)終わり方をした方がこの映画の劇的インパクトは高まったと思う。

⑦大友啓史はNHKにいた頃は『ハゲタカ』も『龍馬伝』も全話観ていたしTVドラマとしてはなかなか力量もあり面白い演出をする監督だと思っていたけれども、本作では特に巧いとか唸らされる様な演出は一つも無かった。
星三つで良いと思ったけれども俳優陣の熱演・好演に⭐半分オマケ。

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もーさん

4.0考えされられる…

2025年9月21日
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ペンギン1号

4.0戦果の正体

2025年9月21日
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アメリカ統治下の戦後沖縄。米軍人による理不尽な扱い、本土に見捨てられた絶望感、そして貧困に苦しむ人々。
米軍基地に忍び込み物資を盗み、人々に還元する若者たち「戦果アギヤー」の20年を描いた物語。
戦果アギヤーのリーダー、アンちゃんの失踪。彼を追うために刑事になったグスク(妻夫木聡)の目線で語られていく物語。グスクは刑事として真っ当な正義感で平和を願うのだが、、。
中盤は暴力描写が多く観ていて辛かったですが、沖縄の人々の苦しみを表現するためのものと捉えました。
見どころは、当時の人々の暮らしや事件が史実に基づいて描かれていることと、失踪したアンちゃんの戦果の正体。「宝」とは。最後の、米軍と対峙したシーンで、この作品の意義を感じました。
3時間と長いですが、見応えのある作品と思いました。

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ルピナス

0.5近年、稀に観る駄作

2025年9月21日
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竜

4.0今の日本の現状

2025年9月21日
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映画は沖縄の戦後からの我慢の限界を現しているが、
今、日本各地で起きている移民問題、中国人による土地買い占め、海外に言いなりの日本に少し似ているとかんじた。
日本なのに日本ではない、沖縄にある感情はこの先、近い将来、日本全体の問題になるかも。

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カイ

1.5あまり刺さらない…

2025年9月21日
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ジェネレーションギャップなのか映画として刺さりませんでした。
ラストの盛り上がりも無理な感じがしてしまい微妙

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まりー

2.5今回も又、素晴らしい俳優人だが…

2025年9月21日
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大友啓史監督またやってしまいました。
前作「レジェンド&バタフライ」も、木村拓哉、綾瀬はるかと渾身の演技でしたが演出、脚本がダメダメで、まったく面白く無かったです
今作も 妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝と熱演でしたが、あまりにも長い上映時間、後半に向かうにつれ中身が間延びしてダラダラ。寝落ち寸前。
ラスト伏線回収も理解出来ず
原作「宝島」。真藤 順丈氏の意図するところを理解してるのか疑ってしまいます
三度目は残念ながらありません。

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あきちゃん

3.5戦後の沖縄を舞台に時代に抗う若者たちの姿を描き、第160回直木賞を...

2025年9月21日
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鑑賞方法:映画館

戦後の沖縄を舞台に時代に抗う若者たちの姿を描き、第160回直木賞を受賞した真藤順丈の小説「宝島」を映画化。妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら豪華キャストが共演。「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンをとった。

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てかる
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