劇場公開日 2025年9月19日

「過去を越え、未来を切り拓く――『宝島』が教える挑戦と再生の物語」宝島 鈴木達哉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 過去を越え、未来を切り拓く――『宝島』が教える挑戦と再生の物語

2025年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

映画 宝島 は、圧倒的スケールと深い情感で、私の中に強く刻まれました。1950年代、米軍統治下にあった沖縄を舞台に、若者たちが「戦果アギヤー」として物資を奪い、分かち合いながら生き抜こうとする姿が描かれています。

まず、映像の迫力と空気感に引き込まれました。豪華キャストに支えられた熱演が随所に光り、特に重要な場面での緊張感が凄まじかったです。たとえば、主人公たちの行動が描かれる朝焼けや米軍基地の影が映る夜景のシーンは、まさに「その場に立っている」ような感覚を観る者に与えてくれました。

この作品が私の経営者としての視点と重なったのは、「過去の枠に囚われず、新たな領域で挑戦する」というテーマです。私自身、大学時代に環境工学の研究に専念し、社会人を経て起業というチャレンジを行ってきましたが、本作の若者たちもまた、状況に押しつぶされそうな中で、自らの可能性を信じて動いていきます。彼らが直面する「基地という絶対的な構造」や「社会の目に見えない壁」―これらは、ビジネスにおける不確実性や常識との闘いにも通じるものがあります。

終盤、青春と理想、現実の狭間で揺れる彼らの姿を見て、私は改めて「志を持って挑むこと」「仲間とともに進むこと」の重要性を感じました。起業して以来、私が追い求めてきた“未知の視野を持って好奇心旺盛に挑む人生”という想いと、本作のメッセージとが重なったのです。

映画「宝島」は、ただ歴史を描くだけの作品ではなく、「人の可能性を信じ、変革を起こす力」を静かに、しかし確かに呼び起こしてくれます。私自身のこれからの挑戦にも、大きな励みとなる一本でした。

鈴木達哉
iwaozさんのコメント
2025年11月2日

そうですよね。(T . T)
「それを信じなければ、人間は、世界は終わってしまう」というセリフがありましたが、「世界は変えられる」という未来を信じる事が、
未来を変える事に繋がる気がします。( ; ; )
良いレビュー感謝です。 m(_ _)m

iwaoz
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。