劇場公開日 2025年9月19日

「大作なのに、、」宝島 voiceさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 大作なのに、、

2025年10月11日
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鑑賞方法:映画館
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voice
voiceさんのコメント
2025年10月14日

勝手ながら、
私なりのプロットを考えてみた。

コザ騒動が最高潮で、そこから、ん?ん?と盛り下がっていったように感じたこと、
せっかくここまで史実に基づいて壮大に映像化してきたのに、最後にフィクション部分のオンちゃんで興冷めしてしまったこと、

だから、

各自オンちゃんのことは心の英雄として、大切にしつつ、
ヤマコはオンちゃんと約束した教師になり、教師として奮闘しているとこをもっと描いてほしい。そうすることで、墜落事故がもっと悲しみと怒りが沸く。

レイは、レイなりに兄を探し、復讐する!これはそのままでオッケー!

グスクは、現実を薄々感じつつ、刑事として正攻法でオンちゃんを探し、理想と現実の狭間で揺れ動き、あのコザのシーンに突入!良かった◎
(アメリカ&通訳とのやり取り、結婚のとこなどカットできる)

ウタは、父を探しながら、ヤマコやレイとの関係性をもう少し描き、コザ騒動前にオンちゃんとの種明かしをする!

そして、あのコザ騒動からの、レイ嘉手納基地へ、グスク追いかけ、2人の魂のぶつかり合い。
ヤマコはやっぱり外、トモダチのくだりもいらない。米軍諜報部のアーヴィンがあの場に偶然いるのは立場的におかしい気がする!
ウタは、突入してきて、撃たれる。
レイをかばって…とかすると急に安っぽいドラマになるので、ウタはウタで、自分の主張を!

そして、事前に種明かしがあったから、オンちゃんが助けた命を助けないとって2人が、撃たれたウタを担いで命からがら逃げ、そこに車を発見したヤマコがいるくらいなら許せる。

で、みんなで病院に向かうが、ウタは助からず…って流れで、
それでエンディングに向かうと、現実はドラマティックではなく、沖縄問題は、今も解決されてはいない無常さが伝わる。

voice