「堂々たる大作」宝島 sugsyuさんの映画レビュー(感想・評価)
堂々たる大作
クリックして本文を読む
題材、20年に及ぶ年代記、エキストラの規模、と邦画に珍しいスケール感の大作で、3時間の上映時間も、長く感じるどころか寧ろよくここまで詰め込んだもの、と感嘆する。消えた男を探し求めるミステリであり、刑事もの、任侠もの、三角関係に政治劇、空手アクションまで!それでいて混乱なく見続けられるのは、主人公3人の物語としてまとまっているからでもある。広瀬すずと窪田正孝の目力の凄まじさに比べると、妻夫木聡は一段落ちるが、語り手も兼ねる物語中の役割にはハマっている。これだけ苛烈な物語を描きながら、自然や民衆の生活はまるで天国のようにまばゆく撮られていて、安易な理想化やノスタルジアを避けつつ、語らずしてこの闘争で「護られるべきもの」を示している。
コメントする
