「1人の沖縄県民のリアルな声。20代女性」宝島 プラダを着たテビチさんの映画レビュー(感想・評価)
1人の沖縄県民のリアルな声。20代女性
まずは、沖縄の戦後の歴史に基づいた映画を制作していただいた監督、俳優陣に心からありがとうという感謝の気持ちを伝えたい。
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私は沖縄の歴史が好きだ。
でもあまりにも情報が少ない。
そして特に少ないのは戦後の話。
私のおじい、おばあは幼少期に戦争が起き
アメリカ統治下の中で育って行った。
昔のアメリカーはチョコレートをくれたんだよとか、お仕事をもらえた、チップをくれた、ドルでお菓子を買っていた。など
明るい話はよくしてくれてたが
ネガティブな話は一切せず
おじいは亡くなった。
自らの口で語るのは辛いのであろうと思ってたので私も生前は聞かなかった。
なので資料館に自ら足を運んで
写真を見てはこの当時の沖縄の人たちは
どういう気持ちだったのだろうか
想像しかできなかった。
今回の作中で沖縄戦後史の中で
有名なシーンも入っており、その時のうちなーんちゅたちの悲痛の叫びがものすごく伝わってきた。
敗戦という負の感情から抜け切る間もなく
アメリカが統治することになり、軍人は好き勝手し放題。それを黙って俯瞰している本土。
私もその時代にいたら誰を憎めばいいのか、誰を頼りにしたらいいのか分からなくなると思う。
今回の映画を観て解決策を見出そうとせず
クライマックスがどうとか考えず
ただ、こういう独特な歴史がたった数十年前まであったんだということを
是非、感じてほしい。知って欲しい。
そしてこれから沖縄に移住をして
沖縄の人たちの温かさに癒やされたいと思ってる方がこのサイトの中にいるのであれば
一度この映画を観て、歴史を知った上で移住して欲しい。
県外のみならず、県内の若い世代にも
観て欲しいと思った。
色々話が脱線してしまったが
ほんとにこの映画を作ってくれてありがとうございます。心から感謝します。
私も沖縄がこれからどう進んでいくのか
前向きに考えて行動していきます。
たぎれ!うちなー!たぎれ!日本!
追記:
作中でもガマに行ったりしてるが
軽い気持ちで行くのはほんとにやめたほうがいい。中途半端な気持ちで行くと痛い目遭います。ちゃんと誠意を払って勉強させていただきますとご挨拶をしたほうがいいかもしれません。御嶽もそうです。神聖なる場所なのでご利益のあるようなパワースポットとはまた少し違います。沖縄の人でも行かない御嶽は山ほどあります。
私は歴史を学びに行くつもりであっても必ず熱が出ます。空気の重さに負けて足が動かなくなった事もあります。沖縄はそういう土地が多いです。スピってるとか思うかもしれませんが、沖縄はほんとにあるので。まーす(塩)を持ち歩いて旅行することをオススメします♪
あと、沖縄顔じゃないから感情移入しづらい!みたいな口コミも見かけたが
メインキャラクター達みたいな顔立ち、結構沖縄に居ます笑笑
私は全く気にならなかったです
方言も中部(コザ暴動が起きた所も含まれる)訛りだなーって感じがしてそこら辺も細かくて
好きでした笑
コザの歴史資料館とかゲート通り、銀天街、アーケード通りなど。どの街並みも歩くだけで面白いので是非行ってみてください!
嘉手納基地を見下ろせる嘉手納の道の駅にある資料館コーナー、金武町の街並みもオススメです。
映画チケットがいつでも1,500円!
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