「伝えなくてはいけない思い」宝島 naichinさんの映画レビュー(感想・評価)
伝えなくてはいけない思い
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大友啓史監督作品、3時間超え、そう聞いて、実は余り期待していなかった。過去作からも、スタイリッシュさに拘って、どこか演出に歪みがある、という印象だった。
しかし、その思いは覆された!
何という大友監督の魂の籠もった作品!作らずにいられなかった!という想いが爆発している。
3時間強、凄まじいエネルギーで駆け抜ける。
戦後、米国統治下の沖縄で起こっていた様々な問題。
しかし、それは本土返還後も何も変わってないのではないか?そして、日本自体も何も変わってないのではないか?
3時間、ぶん殴られ続けた様な気分。
この事実を終わらせてはいけないという思いが溢れている。
今、観なくてはいけない作品。
そして、海外に持っていかなくてはいけない作品。
そう思う。
余談ですが、作品の生々しさに、鑑賞しながら、脚本家の金城哲夫さんや上原正三さんを思いだしていた。
また、クライマックスシーン、主人公の妻夫木さんに「逆襲のシャア」のアムロが重なっていた。
それでも!と言い続ける!
#宝島
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