「スケールの大きな作品で見ごたえあり、特にコザ騒動は生々しく迫力も大!沖縄の現実について語る作品がもっと作られるべき」宝島 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
スケールの大きな作品で見ごたえあり、特にコザ騒動は生々しく迫力も大!沖縄の現実について語る作品がもっと作られるべき
沖縄の戦後の米軍基地問題など、他国に蹂躙され続けている轢死をテーマにした一般映画・ドラマは、ほとんど見られない。
ゴゼ騒動の話もドラマで一度あったくらい。
忘れられないように、とにかくもっと作られるべきと感じます。
(昔はドラマ「Gメン’75」で定期的に取り上げられていたりしたものでしたが…。)
本作は、問題を娯楽映画として作成。
私は191分の長さを感じませんでした。
戦後から年代を追って語られる沖縄の状況もわかりやすく、
”墜落事故”は想定外で、とても驚きました。
ついに怒りが爆発するコザ騒動のシーンは、生々しくもあり、エキストラのべ5000人超動員のスケール感も感じられてなかなか迫力がありました。
基地での、こんなことをいつまでも続けるようでは人間じゃない。
いや、それが人間だ。
・・・というようなやりとり(うろ覚え)は、現在の情勢を見ると、終戦直後よりはましであるにしても、基本的にはもう未来永劫変わりそうも無く落胆するばかりです。
メインとなる中堅俳優陣の共演も見もの。
ただ、オン失踪の理由とウタのオチはいささか強引で納得いかない感じがしました。
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