「敗戦国であるということはやはり平等ではない。」宝島 みさこさんの映画レビュー(感想・評価)
敗戦国であるということはやはり平等ではない。
私は歴史が苦手できっと学校で習ったはずの沖縄のこと知らなかった。
ただ海が綺麗で明るい人が住んでそう。今でも米軍基地があって、時々米兵のレイプが問題になる。
辺野古の埋め立て問題くらいの理解しかない。
この映画を観て、私たちの平和は沖縄の方の犠牲に成り立っているのではないか?と思った。
アメリカや本土の人間に強い嫌悪感、憎しみを抱きながらも、食べていくためには、そこに頼らなければいけない矛盾。全てに怒りが湧いてくるのではないか?
10年以上、いなくなったリーダー オンちゃんを探す気持ちは分からなかった。
命は宝。それが伝えたかったことだとすれば切ない最後。
役者さんたちはみんなとても良かった。長い年月を演じ切るのに相応しかった。窪田正孝はイかれた役がよく似合う。
今、武装して国を守ろうという向きが強くなっている。確かに対話で関係性を変えていくのは時間がかかる。でも、本当に武器をもったら、要求が通るのか?攻撃されなくなるのか?平和とは何か、考えるきっかけに……。
それでも3時間オーバーは長過ぎるし、沖縄の方言にも字幕が欲しかった。
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