「沖縄の知られざる歴史に触れるが長尺に翻弄されてる感じ」宝島 MiMaさんの映画レビュー(感想・評価)
沖縄の知られざる歴史に触れるが長尺に翻弄されてる感じ
映画『宝島』は公開前から楽しみにしていた作品でした。舞台は沖縄。独特の沖縄弁が使われており、耳慣れないこともあってセリフが聞き取りづらく、よくわからない部分もありました。
上映時間は3時間を超える大作。スケールの大きさは感じられたものの、「ただ長い」と思う場面も少なくありません。不要に感じるシーンがある一方で、もっと掘り下げてほしい部分もあり、全体のバランスにはやや不満が残りました。
幼少期のウタと青年期のウタを演じた俳優がよく似ていて、自然に成長を感じられる点は大きな魅力でした。また俳優陣全体も粒ぞろいで、演技に引き込まれる瞬間は多くありました。
作品を通して、沖縄の知らなかった歴史の一部に触れられたことも収穫のひとつ。重いテーマを背負い、力の入った大作であることは間違いありません。ただ見応えはあるのに、心に残るものが薄い。その点が惜しく感じられました。
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ノーキッキングさんのコメント
2025年9月21日
集団自決まで触れてしまうと毛色が変わってしまう。そういう危惧から、描写は、ほんの少しで(ガマの中でグスクがパニック状態になる)抑えたのでしょう。
結果、全体は緩くなりましたが……
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