「暑くなく暗い沖縄情景」宝島 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
暑くなく暗い沖縄情景
宝島
何でこんなに琉球らしくない暗くて暑くない窮屈な画面なのだろうか?
いくら米国占領地だとしても南国の明るさが殆どなく重苦しかった。
唯一、爆発的に狂乱状態になったのは那覇の暴動でしかなく、残念な場面作りだった。
その残念さは、やはり日米地位協定の理不尽さの根深さで、その紹介が軽過ぎたからだろう。
そんなことで、映画内容の深刻さが薄くオン兄が最後まで守ったことに就いて強く思いを持てない。
それにしても、レイの熱い演技は素晴らしかった。
それに比べてヤマコがいつもピカピカで嫌な女優だと見せつけられた。
やっぱり、撮影時期が悪かっただろう2.3月では寒いでしょう。
#沖縄撮影が「少ない」ように感じる理由と補足
実際の割合:沖縄ロケは2024年2月下旬から約2ヶ月(41日)と長期間
レビュー131
(^∇^)
宝島
戦後の沖縄を舞台に時代に抗う若者たちの姿を描き、第160回直木賞を受賞した真藤順丈の小説「宝島」を映画化。
妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら豪華キャストが共演。
「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンをとった。
1952年、米軍統治下の沖縄。米軍基地を襲撃して物資を奪い、困窮する住民らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。
そんな戦果アギヤーとして、いつか「でっかい戦果」をあげることを夢見るグスク、ヤマコ、レイの幼なじみの若者3人と、彼らにとって英雄的存在であるリーダー格のオン。
しかしある夜の襲撃で“予定外の戦果”を手に入れたオンは、そのまま消息を絶ってしまう。
残された3人はオンの影を追いながら生き、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、それぞれの道を歩んでいくが、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境で、思い通りにならない現実にやり場のない怒りを募らせていく。
そして、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す。
親友であるオンの痕跡を追う主人公グスクを妻夫木聡が演じ、
恋人だったオンの帰りを信じて待ち続けるヤマコ役を広瀬すず、
オンの弟であり消えた兄の影を追い求めてヤクザになるレイ役を窪田正孝が担当。
そんな彼らの英雄的存在であるオン役を永山瑛太が務めた。
宝島
2025/日本
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