「沖縄の人が流してきた、涙と血の味を想像した」宝島 Go1Goさんの映画レビュー(感想・評価)
沖縄の人が流してきた、涙と血の味を想像した
沖縄戦で孤児となったこどもらが、長じて「島のために」と米軍基地の鉄条網を乗り越え、更に生き抜いていく物語。誰でも理不尽な出来事を味わうが、とりわけ国から「棄民」される事の絶望感はいかばかりか。だが、彼らは立ち上がる。
「奪うだけでは、何も変えられない」「綺麗事では何も変わらない」「でも、(人間の智慧を)俺は諦めない」。
それぞれのキャラクターが血と涙をたくさん流しながら立ち向かっていく姿にシンプルに感動。妻夫木聡演じるグスク、広瀬すず演じるヤマコ、窪田正孝演じるレイ、永山瑛太演じるオン、どの俳優にもそれぞれ胸に迫る演技があった。なんならエキストラにさえも本物感というか訴えてくる表情があり、正直驚いた。美術や衣装の力もあるのだろうけど。観終わったら放心状態で、すぐには言葉にはできないのだが、涙と血のしょっぱさが、自分の舌に残ってる感じ。それに、何度か現れるいろんな海の表情に癒された。展開で分からない部分もあったから、もう一度観たい。
コメントありがとうございました。
(映画.comの歩き方的なところを理解しておらず、コメントバックが遅くなりましたことをお詫び申し上げます)
ご指摘いただきました通り、作中でオンがウタに対して「愛されて生まれた子供」と話しかけていたこともあり、まさにご指摘の通りかと思います。
一方で、父親に捨てられ、米軍が基地内で妊婦が死亡したことを隠蔽しようとしたことを踏まえ、考えた結果"性暴力"と表現しました。
ここは受け止め方によって解釈の余地があるところだと思います。
ご指摘ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。
ひなさま、初めまして。メッセージをありがとうございます♪
熱量に圧倒…分かります!時間が経って、静かな海の表情やウタキの神秘的な空気感とかが浮かんできました。うん、やっぱり2回目、観ます!笑
Go1Goさま、初めまして。
共感ありがとうございます🙂
舞台挨拶試写と劇場公開初日の2回観ましたが、1回目は熱量に圧倒される、2回目は放熱した後の心が伝わってくる、そんな作品でした🫡



