「俳優陣による圧巻の演技を堪能」宝島 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優陣による圧巻の演技を堪能
戦争と日本、戦争と沖縄、沖縄と米軍基地、
これがストーリーの背景にあるため、
非常に重厚なつくりあがりとなっている。
主人公グスク(妻夫木聡)が行方不明になった
英雄的存在のオン(永山瑛太)を探すために
刑事となり米軍と接触するなど、
さまざまな手を尽くすのが基本線。
グスクのみならず、
オンの恋人ヤマコ(広瀬すず)は学校の先生に、
仲間のレイ(窪田正孝)はヤクザになり、
それそれがオンへの想いを忘れずに彼を探す。
オンの徳尚(塚本晋也)とのバディ感が実に良いし、
オンの熱いキャラクターもグッときた。
ヤマコが沖縄返還運動に身を投じたり、
レイが過激になっていくところも、実に熱い。
特に広瀬すずの演技は今まで見たことのない表情が見れて
さらに一皮むけた感がある。
最後の30分はオンが辿った道のりが明かされるが
これまたジンワリ心に沁みるラストだった。
大友啓史監督とあって、
画面のザラついた感じや、敢えてヨゴシた人物の身なり、
スピード感と痛さを感じるアクションシーン、
どれも期待通りであった。
やはり圧巻は長回しの暴動シーンだろう。
このシーンのグスクの「なんくるならんぞー!」は
この作品で最も響いたセリフ。
笑うグスクも記憶に残る名シーン。
戦後80年、今なお解決しない基地問題。
沖縄だけに押し付けていいのか?をあらためて問うている
作品だと思う。
ひでちゃぴんさま
共感と公開前&本日のコメント、ありがとうございました🙂
>非常に熱い俳優陣の演技は圧巻でした!濃密な3時間超で大満足です。
良かったです!
評点が4.8→3.9→3.7と下がり続けているので、観たいなと思っていた人が、行くのを止めてしまわないか、ちょっと心配です🤔
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