「「僕は映画の力を信じたい」【追記あり】」宝島 ひなさんの映画レビュー(感想・評価)
「僕は映画の力を信じたい」【追記あり】
レビュータイトルは、妻夫木聡さんの舞台挨拶から。
大友啓史監督の熱量が最大限に高まるのは、「撮りたい」を超えて「撮らなければならない」作品に出会った時だと思います。
『宝島』は主演の妻夫木聡さんの熱量も共鳴して、社会的使命を背負った圧倒的熱量の映画になりました。
7月28日NHK放送「妻夫木聡がゆく もっと知りたい沖縄 戦後80年特別企画」。
26歳の時に映画『涙そうそう』(2006年)に主演して、沖縄が大好きになった妻夫木聡さんの“第2のふるさと”。公私ともに20年以上毎年沖縄に通っているそうです。
宜野湾市の佐喜眞美術館で、80年前に島の各地で起こった悲劇を描いた14枚の連作「沖縄戦の図」を鑑賞。
アメリカ軍の上陸を恐れて、住民達が集団自決に追い込まれる様子が生々しく描かれた絵の前で、カメラの前でも涙を堪らえようとしない妻夫木聡さんの姿が胸に迫りました。
戦後80年、戦争をテーマにした映画の公開が続きます。
『木の上の軍隊』『長崎 閃光の影で』『この世界の片隅に(再上映)』『雪風 YUKIKAZE』『太陽の子(特別版)』『遠い山なみの光』『宝島』、『ペリリュー 楽園のゲルニカ』『あの星が降る丘で、また君と出会いたい。』…
『宝島』は構想から6年、コロナ禍で撮影が2度頓挫、沖縄本土復帰50年の2022年公開予定が、戦後80年の2025年の映画となりました。
山崎貴監督が『三丁目の夕日』シリーズ3部作で描いた高度経済成長期の東京と、『宝島』のアメリカ統治下の沖縄が同じ時代だと気付いて愕然としています。
大友啓史監督がNHKから独立後のFacebookに投稿した、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)の企画書。
この企画趣旨は『ハゲタカ』(2007年NHKドラマ/2009年映画化)にも、『るろうに剣心』(2012年〜2021年実写映画シリーズ5部作)にも通じる、と振り返られていました。
企画書を全文引用できないことが残念ですが、ドキュメンタリー出身の大友啓史監督のジャーナリズム精神は、15年後の『宝島』へと確かに受け継がれています。
妻夫木聡さん、広瀬すずさん、窪田正孝さん、永山瑛太さん。4人全員が過去共演者という関係性が、熱演の余韻を残していました。
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【9月25日追記】
2024年6月23日、脚本家の野木亜紀子さんのXのポスト。
「6月23日は慰霊の日です。
忘れてはならない四つの日
沖縄慰霊の日
広島原爆の日
長崎原爆の日
終戦記念日」
日本の報道では、沖縄慰霊の日に関しては殆ど語られない、他の三つのようにニュースにならない、多くの日本人が沖縄に目を向けない、沖縄の状況を知ってもらいたい、というメッセージでした。
社会派エンターテインメント作品で知られる、野木亜紀子さんのオリジナル脚本、2023年放送WOWOW連続ドラマW「フェンス」。(Amazon Prime Video、Netflixで配信中)
沖縄の米兵による性的暴行事件と、米軍犯罪捜査の現実に切り込んで、国内外で評価され受賞したクライムサスペンス。
この作品に関連したXのポストが、韓国のフォロワーから炎上しました。
理由は「記念日」というワードからお祝いのニュアンスが伝わる、「自国の被害」ばかりを並べている、「忘れてはならない」が「被害を忘れない」という意味に見える…
野木亜紀子さんは説明を尽くした後、ご自身に韓国のフォロワーが大勢いることに気付いていなかった、とお詫びの上、ポストを削除されていました。
野木亜紀子さんも大友啓史監督も、SNS中毒レベルのヘビーユーザー。
大友啓史監督の『宝島』公開日のXの返信、その炎上に思うことがあり追記しました。
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【10月3日】
6月7日に沖縄から始まった「宣伝アンバサダー妻夫木聡が行く!映画『宝島』全国宣伝キャラバン」が、10月2日東京に到着しました。
>舞台挨拶で大友監督が、「(方言の字幕なしにこだわった背景について)方言は沖縄のアイデンティティであり、字幕をつける事で分かったフリして知った気になっちゃいけない。」
>「この作品は沖縄の物語として受動的に観るのではなく、こちらから沖縄に歩み寄って観る作品だということ。わからなければ調べて能動的に理解を深める、そういう作品になって欲しい。」
>「シーンが分かりづらいと言う意見も同じ事で、この作品に関しては観た後、疑問の答え合わせとして調べるまでが観賞になるのかもしれない。」という監督の想いでした。
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P.S.
昨年は映画賞の作品賞の行方が気になった年でしたが、今年は主演と助演の男優賞を誰が取るのか注目しています。
日本の映画賞レースは、約50ある映画賞のうち約20が主な映画賞、10月の「TAMA映画賞」がオープニング、日本三大映画賞の「ブルーリボン賞」「キネマ旬報ベスト・テン」「日本アカデミー賞」、そして翌年4月の「日本映画批評家大賞」がラスト。
2024年公開作品では、吉沢亮さんの主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が、皮切りの「TAMA映画賞」と大トリの「日本映画批評家大賞」で作品賞と主演男優賞を受賞したことは、2025年を予期していたようでした。
※2025年、“超個人的な”主演・助演男優賞予想は…(ほぼ公開順)
・長塚京三『敵』『富士山と、コーヒーと、幸せの数式』
・松村北斗『ファーストキス』『秒速5センチメートル』
・吉沢亮『国宝』『ババンババンバンバンパイア』
・横浜流星『国宝』『片思い世界』
・黒川想矢『国宝』『この夏の星を見る』『アフター・ザ・クエイク』
・田中泯『国宝』『Ryuichi Sakamoto: Diaries』
・渡辺謙『国宝』『盤上の向日葵』
・小栗旬『フロントライン』
・松坂桃李『フロントライン』『僕と父の終わらない歌』『ひゃくえむ』
・池松壮亮『フロントライン』『レイブンズ』『THE オリバーな犬、このヤロウ MOVIE』
・窪塚洋介『フロントライン』『THE KILLER GOLDFISH』『次元を超える』
・北村匠海『悪い夏』『金子差入店』『愚か者の身分』
・綾野剛『でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男』『愚か者の身分』『星と月は天の穴』
・堤真一『木の上の軍隊』『室町無頼』『ババンババンバンバンパイア』『アフター・ザ・クエイク』『旅と日々』
・山田裕貴『木の上の軍隊』『ベートーヴェン捏造』『爆弾』
・鈴木亮平『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』『花まんま』
・江口洋介『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』『大きな玉ねぎの下で』『沈黙の艦隊 北極海大海戦』
・賀来賢人『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』『新解釈・幕末伝』
・竹野内豊『雪風 YUKIKAZE』『SPIRIT WORLD スピリットワールド』
・玉木宏『雪風 YUKIKAZE』
・奥平大兼『雪風 YUKIKAZE』『か「」く「」し「」ご「」と「』
・中井貴一『雪風 YUKIKAZE』
・妻夫木聡『宝島』
・窪田正孝『宝島』『悪い夏』
・永山瑛太『宝島』
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9月9日試写会で鑑賞
9月19日映画館で鑑賞
9月9日★★★★★評価
9月9日レビュー投稿
9月11日レビューP.S.追記
9月13日レビュータイトル編集
9月25日・10月3日レビュー追記
ひなさん
映画に真摯に向き合っているのがレビューから感じられました。
私は、そんなに多く映画が観ているわけではないし、観ている作品も偏っていると思いますが、自分の感じ印象をレビューで共有出来ればとレビューを始めました。今後、参考にさせて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
コメントありがとです。
怒りは描かないか…その理由が分からなくはないですが。それを色濃く反映させた本作だからこその衝撃はあったのかもと思わせられます。ウタの父親にはそんな設定があったんですね。微妙に得心がいきました😅
コメントありがとうございます。
ひな様のウチナンチュ、ヤマトンチュのご説明で理解したのですが一応調べて、レビューにもありました分からない所は調べて作品が完結する、素晴らしい体験でした。
ひなさん
幾つもの米軍施設が身近に在る沖縄の方々が、複雑な感情を持つのも当然ですよね。やり場のない『 怒り 』と『 悲しみ 』。
ええーーっ!子役としてロケ地に。映画の世界がそんなにも身近におありだったなんて羨まし過ぎます。
方言の字幕の件、なるほどなあ、と思って読ませていただきました。
私もこの映画を見たおかげで、沖縄の戦後史について調べてみようという気持ちになりました。
見てよかったと思った映画のひとつになりました。
情報ありがとうございました。
「わからなければ調べて能動的に理解を深める、そういう作品になって欲しい。」
監督は実際そう、おっしゃっでいたのですね。
感動しました。
ひな様
再コメント、旧作へのコメントをありがとうございます。すごく嬉しかったです。
↓下記のやり取りから急展開ですが……ここのところずっと考えておりまして、暫くレビューをお休みします。共感ポチ押しをメインにしようかと。
皆様からいただいたコメントはバックアップを取ってあるので大切にします。まあ…先日話題に出たSNS 疲れです。
ひなさん
コメントを頂き有難うございます。
大変失礼致しました。先程ひなさんが投稿されたレビュー、読ませて頂きました。
実は更新時にログインが上手くいかず、やむを得ず再デビューとなってしまっています。
妻夫木聡さんと吉沢亮さんのお二人に最優秀主演男優賞!期待しています!
『 幼い頃から映画の撮影現場に連れて行ってくれた父 』、羨まし過ぎます 🎥✨
ありがとうございます。終活的に(って言っても50代なんですが😅)見た作品に触れておきたいのもあり、少しずつ簡潔なレビューを残しています。あんまり考察力がないため、できる範囲です。
「リバー・ランズ・スルー・イット」はもう詳細を忘れてしまっていて、レビューするなら再鑑賞してからかなーと思っております。
ではまた。
観に行ったきっかけは、やはりブッキーのTVでのPRの多さでした。
しかも共演が瑛太て「オレンジデイズ」やないかい!
すずちゃんに勧められたら、それはもうこの映画が人生の一本になってますよ🤣
こんばんは!
わざわざコメントありがとうございます😊
あさイチの妻夫木君出演の回をわたしも観ていて、宝島気になっていたので観ようと思ってました。沖縄の辛さを日本人は考えていくべきですよね。
映画も熱いですが、ひなさんの「宝島愛」も熱いですね👍
沖縄の歴史に疎い自分には、勉強になる部分は多かったですが、全体的に冗長に感じて苦痛でしたね😩
この時も、本土復帰の賛成反対で割れたのでしょうが、今は沖縄独立の意見もあると聞くと、隔世の感を強く感じ、自分も歳取ったなー、としみじみ思います😅
続きです。情報と書いた事ですが、それは受け取る側(私)の方の問題です。最初にレビューを拝読した時に、監督の発言で何かSNSでざわついている、というような事が書かれていたようでしたが、私はSNSと関わらないので、Xでの炎上とかはまったく分かりません。ですから、その情報について知っている前提で書かれても私にはわからなかったという事です。
監督が使命感を持って映画を撮り、妻夫木さんも沖縄に対する熱い想いでそれに応え、その姿にひなさんが心を打たれたのは伝わりました。
共感センサーが違うと書かれていたのは、おっしゃる通りと思います。
私は映画を観る時、監督や脚本家をそれほど気にしません。
興味がある映画を観ます。
思い入れのある作品のマイナスな批評に敏感に反応される方がいるという事は頭に入れておきたいと思います。
コメントをする時はその方にコメントしていますので、その時に他のコメントに反論しているつもりはありません。後だしジャンケンの反論といわれても困惑します。
あと、ひなさんがレビューを何度も上書きして追記するのは、推敲しているのだと思っていますし、それで読みにくいなんて思っていませんよ。それを批判なんかしません。
「フェンス」ですね。覚えておきます。たぶん観ます。
丁寧なコメントありがとうございます(決して皮肉ではありません)
でもまだ誤解があるみたい。私がまたひなさんの「言葉狩り」をしているかと思った、とありますが、私は人の言葉狩りなどするつもりはありません。
そんなに皆さんのレビューを読めていません。だから以前のが何を意味するかは分かりませんが、2度目と思ったのは私のレビューの中の、長尺だという意見を批判するコメントもありますが、という部分ですか。それについてはひなさんのコメントも見かけましたが、他の人のコメントにもありますから特にひなさんのことを否定した訳ではありません。「こういう事を言うレビューもあるが私は違うと思う」というようなレビューは普通にありますし、ここは意見を言い合う場なのだから、お互いが思った事を書けばいいのであって、それをいちいち言葉狩りと捉えていたら、ストレスが溜まってしまいますよ~
長文レビューを気にされる事も無いと思います。読みたくない人は読みません。共感してくれた方は読んでくれた方です。私もかなりだらだら書いてます。簡潔で的確なレビューを見ると、凄いなあと思いますけど。
ほらぁまた長くなってしまった、すみません、続きはまた後で。
ゆり。さま
他のレビュアーさん達に宛てたコメントを、ここに残しておきます。
「沖縄の方言・感情の熱量・映画の長尺は、ウチナンチュとヤマトンチュ=沖縄と私達の間にある、いつまでも超えられない“心のフェンス”を象徴しているのかな、と思いました。」
“フェンス”というのは米軍基地問題の暗喩で、“いつまでも”は“永遠に”ではなく、“いつまで経っても”のニュアンスです。
グスクの言葉から55年が経ち、グスクは自身の言葉が叶う日を知ることができませんでしたが、いつか超えられる未来が来ることを、願わない人はいないと思います。
共感センサーの感度が悪くてすみません。沢山の方に共感されているんですから気になさる事はありませんが、コメントに書いたことを、レビューにもお書きになればと思います。
ハッキリものを言う勇氣のある人、好きです。
どうもありがとうございます。
傷口に塩を…。レビュータイトルと結び付けた氣の利いたコメント、旨いですね! さすがです。
そうですね。
ごもっともです。全ての映画を観尽くすことは物理的にも不可能でしょうから諦めて、鑑賞前の楽しみな時間も大事にして、鑑賞中はゆっくり咀嚼して、鑑賞後には反芻するようにします
(`・ω・´)ゞ
共感ありがとうございました。とてもためになる情報なんですが、私には大友監督と妻夫木さんの熱量は読み取れましたが、ひなさんがどう思ったのかも書いていただくと、共感ポイントが見つけやすいです。 映画についてのマイナスな事は書かないんでしたね。感想、考察その他、自分とは違う意見でもなるほどと思ったら、共感させてもらっています。
ひなさん、コメントどうもありがとうございます。
言葉が通じない、それは“心のフェンス”の象徴... 良い事言いますね、そういうことだと思います、腑に落ちます。
無駄話なのですが、映画館で3本は人生初でしたが、予定は実は6本だったんです。
言い訳のようで情けなのですが、1本目と2本目の感覚が10分しかなくて、しかも1本目で感動して余韻が強くて2本目が入ってこないんです。それで急遽予定変更して3本目(予定では『TOKYO MER 南海~』)を飛ばしてランチにしました。さらに、今作の宝島鑑賞後に『8番出口』を観て『チェンソーマン レゼ篇』で締めくくるという計画だったのですが、宝島で氣持ちがいっぱい&ホームシックになってしまいまして、今思うと、もともと無茶な計画だったと反省しています。自宅鑑賞のように自由に鑑賞できないことを実感しました。
私はレビューでアウトプットしないと、インプットにも支障をきたす性質のようなので、もはやこれは宿命なのかもしれません。
レビューを拝読して、とても胸を打たれました。
作品そのものだけでなく、大友啓史監督や妻夫木聡さんをはじめとした俳優陣の「熱量」、さらには沖縄という舞台が背負う歴史や記憶まで丁寧に掬い取られていて、読んでいるだけで作品世界の重みや必然性が伝わってきます。
特に、監督のジャーナリズム精神や妻夫木さんの沖縄への深い思いが重なり合って「撮らなければならない作品」となった、という視点に強く共感しました。
また、NHK番組や佐喜眞美術館でのエピソードに触れてくださったことで、映画『宝島』が単なるエンタメではなく、戦後80年という節目に社会的使命を果たす作品であることを改めて感じさせられました。
豊富な知識や背景を織り込みつつも、読者が映画を観る前に「自分もこの歴史と向き合わなければ」と思わせてくれるレビュー、本当に素晴らしいです。
ここまで丹念に書かれたレビューに出会えたこと自体が、この作品を観る意欲をさらに高めてくれました。
ひなさま、コメントありがとうございます。
そうですか。お父様は映画会社にお勤めでしたか。
もしかすると、私が受験した会社かもしれません。当然落ちましたが。
私は、小さな制作会社に入社して、なんでもやらされました。制作部の仕事(ロケ交渉など)や、演出助手の仕事や、運転手も。
事情があり、辞めてしまいました。才能のなさも痛感しましたし。
でも体力的にはキツかったけれど、今思い出すと楽しい日々でした。
おかげで、懐かしい日々を思い出しました。ありがとうございます。
ひなさま、共感、コメントありがとうございます。
実は、昔(まだ、フィルム全盛の数十年前ですが)、映画制作の片隅に居たことがあります。挫折して現在は、全く関係のない世界にいますが。
ひなさんの鋭さに驚きました。
いまだに、「自分なら‥」と考えてしまい、拙文をここに書かせていただいています。
また好きなことを書きますが、今後ともよろしくお願いいたします。
ひな様
コメント、フォロー、ありがとうございます。沖縄人には「3丁目の夕日」のような思い出はないので幻想世界でした。「宝島」には共感しています。制作費25億も沖縄の近現代史映画に投入して頂き感謝です
こんばんは〜。
沈黙の艦隊に共感コメントありがとうございます。
早く見れると良いですね。
大沢たかおさんは、ドラマの仁が1番印象深いかなぁ
秒速5メートルは試写会ですね。
たぶん観ないかなぁ
ひなさん、ご指摘の件、共感が外れていてこちらが驚いております・・・コメントした際の操作ミスなのかシステムエラーなのかよく分かりませんが、変に誤解させてしまい申し訳ありませんでした。先程、押し直しました!
なお、私はいつもコメントいただける様な素敵なレビューアーさんは星にかかわらず無条件で共感(笑)して、視点の違いを参考にさせていただいてます!
そもそも戦災孤児含めた沢山の子供達の将来を考えるわけではない彼は適任ではなかったと思います。この状況を自分ではすべて背負えないから、必死でオンを探していたと考えるなら辻褄も合います。
このグスクの無理な主人公化のせいで、最後のウタのストーリーが後日談のごとくとってつけたみたいになっちゃたのは残念でした。
する想定外の収穫、ついでにエンドロールの当時の子供らの輝くような笑顔・・・まあ、今でも通用する普遍的な価値「子は宝」です。
オンの意志(遺志)を継ぎグスクが彼の立場を生かしすべきことはオンが作った学校の再建と米軍や政府に対する補償のとりつけじゃないかと。
運命に翻弄される主人公はいいとして、その行動は作品のテーマに沿って一本筋を通すべきと思いました。
グスクにモノローグを語らせ、主演級の役者を配し主人公化したが、
ひなさん、共感と実に丁寧なコメントいただき恐縮です。ありがとうございました!
私がグスクを主人公失格?くらいまで評価を下げているのは理由があります。感情的、表面的な理由はレビューの通りなんですけど、ネタバレ入れてお伝えします。
「宝島=島の宝って何?=沖縄の将来を担う子供達」ってことになると思います。オンとヤマコが将来の夢を語るシーン(学校作る、先生になる)、オンが米軍基地襲撃時に手に
ひなさん、コメントありがとうございます。韓国映画のレベルの高さは、ノ・ムヒョン政権下で、イ・チャンドン監督が韓国文化観光部長官を務めたのが大きいのかな?と思います。日本では考えられないですよね。私は邦画をあまり好んで観ないので、邦画情報いただきありがとうございます。私は窪田正孝さんですね。彼は狂気の表現が素晴らしいと思います。たまには、良いお父さん役とかみてみたいですけどね。
ひなさま
コメント、フォローありがとうございます!
ひなさんの感想はこの映画に対する熱い思いが伝わってきます。
今日のEテレで放送されたスイッチインタビューで、私も妻夫木聡さんの沖縄に対する思いを聞き、映画で伝えたかったメッセージをもう一度考えました。
これからもひなさんの、素敵で深い感想を楽しみに読ませていただきます!
コメントありがとうございます。
心のフェンス…深い考察ですね。沖縄の方言に字幕をつけず、ありのまま表現したのもその一つなのかもと、ひなさんのコメントを読んで思いました。
悲しみしか表現してない…確かにそうですね。
沖縄戦後史の映画はめずらしく朝イチで妻夫木聡の沖縄旅と言うより巡礼を見て気になり本作も観ました。役者はまさか塚本晋也監督まで!良かったですね。
トミーさま
コメント返信ありがとうございます。
監督の「ふーーん」についてのトミーさんのコメントを、どこかで見かけたので。
実際のXを見ていない人達にも、リアルタイムで拡散していく、SNSの影響力を改めて怖いと思いました。
”「撮りたい」を超えて「撮らなければならない」”大友監督の熱量が画面から伝わってきました。俳優たちの熱演も凄みを感じました。完全な理解とまでは行かなくても、うちなんちゅの心に思いを馳せるきっかけをくれる映画でした。
初めまして。よく見るとあまり映画の内容に触れていない、感情的になってしまっている私のレビューに対し、すてきなコメントをありがとうございました!確かに今年は戦争映画が多いですね(『ペリリュー』も見に行こうかどうか迷っています)。本作が戦後80年を象徴するような映画として、多くの人に見てもらえることを期待しています!
共感ありがとうございます。
沖縄の人々の当時の怒りは、もっとやれ!と正気を失わせる程、真に迫ってたと思います。
妻夫木くんイイ貌になりましたね。朝ドラ大分引きずってる様ですが。
ひなさん、コメントありがとうございます。
「国宝」「フロントライン」に続く私の渾身のレビューでした。
気づいていただきありがとうございます😊
私の今のところの賞レース予想です( )は次点
主演男優賞 吉沢亮(長塚京三)
主演女優賞 広瀬すず(河合優実)
助演男優賞 窪塚洋介(窪田正孝)
助演女優賞 二階堂ふみ(西野七瀬)
こういうの考えるのが好きです〜
こんばんは〜➰️共感コメントありがとうございます。
来週は、沈黙の艦隊を観たいので、ブラックショーマンは観れないてすね😁
ひなさんのレビューにもありますが、戦争映画が続きますね。
雪風の幕間の予告でペリリュー楽園のゲルニカを観て、興味がわき、漫画サイトで1話ずつ読んでいます。
可愛い絵に似合わず、ハードな内容です。
ひな様
コメント、ありがとうございました。
>この映画は、ススメる相手を選ぶ作品ですよね。
ウチのダンナ様は、合わないかと思ってたらOKでした。
医師なので、命を繋ぐというテーマ性が響いたみたいです。
ホントに相手を選びますよね。私にとっては苦手な作風でした(汗;)。命を繋ぐというテーマが最大の見所でしたが、そこに至るまでの描き方が個人的にはわかりにくかったです…。
>「龍馬伝」で思い出しましたが、大友啓史監督はNHK史上最年少で演出と共同脚本を任されたんですよね。それまでの大河ファンは批判的でしたが、熱狂的な新しい若い大河ファンも大勢生みました。
私も日本中にわんさかいる「竜馬がゆく」の愛読者の一人なので、「龍馬伝」にとても期待していたのですが、独特の演出がピンとこなかったんですよね(汗;)。「宝島」を観て感じたのは、自分が映画やドラマに求めているのは、顔を汚すとか当時の言葉を使うというリアルさより、人間の内面を丁寧に伝える描写なのかな、ということでした。でも、いろんな作品に出会うこと自体が楽しいですよね。
赤ヒゲでした。
ひな様へ
コメントありがとうございます
ほんと⭐️5だけを紹介しているのですねそれも映画愛があって素晴らしいです 単純に公開前を信じないと書いてしまいましたが自分がかなりレビューで左右されるので時々騙されたぁぁみたいに思ってて
ちゃんと作品を観てレビューしている方々には失礼しました
ありがとうございます
おはようございます。
原作も1ヶ月前に読んで予習していたのですが、映像化による再現度も高く、沖縄のことを知れば知るほど自分が何かを語る資格がないと思うようになります。
それだけに監督、スタッフ、キャストの、生半可では許されないはずの覚悟に感嘆と敬意を覚えます。
広瀬すずさんはあの若さで『遠い山並みの光』と本作を通じてどれほど戦争経験者と同期したのだろう、と想像するだけでも泣けてきます。
共感ありがとうございました。
ひなさんのおっしゃるように、妻夫木聡の思いは、役柄を超えて伝わってきました。それは、レイ役の窪田正孝も同様ですし、ヤマコ役の広瀬すずも、今年の主演女優賞は「遠い山なみの光」と合わせて彼女で決まりだろうと思いました。
自分も、基地内でグスクとレイのやり取りからアーヴィンとの対峙までは、今年度一二を争う作品と思っていたのですが、その後の展開に納得いかず、評価を下げてしまいました。
ひなさん
コメント、共感ありがとうございます。
本作は大友監督にとってまさに「撮らなければならない」作品だったんでしょうね。
妻夫木さんが沖縄に通っているとは知りませんでした。
コメントありがとうございます。
『追憶』の欄にコメントしようとしましたが、こちらにしました。
『追憶』『スティング』は東京スター座という名画座でよくかかり数回観に行きました。
ロバート・レッドフォード、衝撃でした。
ヤンチャなミッキー・ロークやブラピよりも、でした。
決め手はイケメン+頑固な誠実さ。でしょうか。
訃報は年齢的にも仕方ないので、そう自分に毎日言い聞かせています。
ひな様、はじめまして。コメントいただきありがとうございます。
私の場合番宣を先に見て、おっしゃる通りいくらかけているだのという文句が邪魔をして、この作品は沖縄という地を舞台にしながら沖縄に対するリスペクトが足りないのではと眉をひそめました。
その後原作を読んだところこれがグッときまして、うまく取り入れてくれるだろうかと期待と不安が起こりました。
それで昨日の鑑賞、やはり尺の都合でモヤッときたのですが、主演三人の熱演は見事。ちょっとグスクが格好良すぎたけど…。それでも日本本土にとって沖縄の「空白の時代」を映画化した姿勢は大いに評価したいと思います。
ひなさんのレビューを読み、公開初日に映画館に駆け込んだ次第です。
良い作品の紹介、ありがとうございました。
”あんぱん”の妻夫木さんと河合さんの『傘お貸ししますゎ』のシーン、艶っぽくて好きです。
こんばんは!
ひなさんのタイトルは妻夫木さんの言葉なんですね~
観る前は上映時間にビビってたんですが観始めたら意外とサクっと観れました、あと私のレビューでまた泣けたとかありがとうございます!
アイコンはやっぱイラストシリーズが好きなので戻しました笑
NHKあさイチで妻夫木さんの沖縄での姿をみて、この映画をとても見たくなり、たまたまひなさんのレビューに触れたので、あつかましくフォローさせていただきました。
事情があり数年前から映画館には行けなくなり配信オンリーになってしまいましたが、この作品と「国宝」は映画館に観に行きたいなぁと久しぶりに思わせてくれた作品です。
様々なレビューを楽しみにしています。
配信がほとんどだと思いますが、何を見るかの道標にさせていただきます。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。


































