あの人が消えたのレビュー・感想・評価
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105分の映画なら、考察せず観よう
田中圭さんが主演ではないが出演しているので、『あな番』的な考察系の映画で、だんだん人が消えていくのだと思っていました。 配送人の「まる子」は次にミスしたら後がないと言われながら、あの行為は完全アウトだね。高橋文哉さんはよく知らないけど、あんなオドオドした人が現実だったらやだなと思ったら、この人の映画、何作も見ていました。すみません、覚えていなくて。 中盤でミステリー系ではなく、ギャグ要素多めなのか?そして解決編になるのだが、アレ、まだ時間がだいぶある。 そして本当の解決編が始まるのだが…。 まる子が興味を持ったラノベは(現実の世界でも人気の)転生やスパイを題材にした物。 ラストはエエェそうなのかぁ。それやるぅ。でもそれまでの何気ないシーンにも真相があった。 十分楽しめた。 でも配達員にあんなに真相をべらべら喋るか?
怖くて、可笑しくて、切ない ~ 味変を愉しむ映画
公開週なので、ネタバレ無しの雑感です。 🚛 1. 4モードに変わる映画 ストーリーの進行と共にテイストがガラッと変わる。 (1) スリラー? ホラー? な序盤 (2) 内田けんじ風種明かし?? (3) M・ナイト・シャマラン的超展開 (4) パンズ・ラビリンス感なラスト 監督の過去作っぽくもある リアリティラインが曖昧なので、(2)をすんなり受け入れそうにもなるが、常識的には違和感が伴う。後でその違和感こそが伏線だったと気付く瞬間は心地よい。 (3)に関してはアンフェアが過ぎるので、ミステリ度はかなり低め。ただ切なさは半端なく、表題「あの人が消えた」が表示された瞬間、自分は思わず声を上げてしまった。 (4)の回収を喜ぶ観客は多そう。ただ個人的には(3)の切なさを軽んじられた気がして、評価スコアを下げてしまった。 🚚 2. キャスティングで誘う笑い 公表されてるキャストだと、染谷将太の後に菊地凛子が出てくるとやはりクスッとしちゃう。夫婦は同時には登場しないが、互いの役について言及する度、ニヤニヤしっ放し。 非公表のキャストは出落ちの様でいて、後にキチッと本筋のヒントなるのが絶妙。 🚛 好みは別れそうだが、「パラサイト」や「ラストマイル」の様に、先を予想しにくい映画が好きな方にはお勧め。先を読んでやろうと意気込みつつ、騙されるのも快感。
まる子 いる
これは、面白い。見事な脚本力、構成力に圧倒される。数多ある伏線が、絡み合って、素晴らしい解決へと巧みに誘導していく。ファンタスティックと叫びたくなる快作。息つく暇もないストーリー展開に脱帽。ラストが粋だな。アッパレ、水野監督!それにしても、高橋文哉くん、可愛カッコいい!
プースナルトレイナー
前半は、けっこうドキドキしながら見ていたんですけどね。基本はミステリーなんですが、コメディやファンタジーの要素も入っている感じでした。 島崎(染谷将太)さんが巻き舌で、プースナルトレイナーと喋り出してから、空気が怪しくなりました。「あれ?お笑いコントみたい」と思うようになり、終いにはシックスセンス?と思いました。 まあ、そこそこ面白いけど、配信やレンタル待ちでもいいかなという感じでした。
映画、というよりは
映画、というよりは何となく、深夜ドラマみたいで、コメディミステリーの味付け。作品自体が軽く感じたのは作中の音楽が安っぽく感じられたからかもしれません。落ちは見事です、てか、まんまブラッシュアップライフですね、この映画。転生したりするし。
謎かけ
何も予備知識なければ相当に楽しめます。 出だしは正直、高橋文哉くん演じる主人公がストーカー気味でドン引き、物語になかなか入れなかったんだけども。 途中から、3重4重に組まれた謎かけが楽しくなってきて。 謎解きのヒントは、某古典ファンタジーを筆頭に、ミステリーや映画などでおなじみでなんだけども、こういう使い方をされると新鮮でした。 今時の10~40代文化についての知識がちょっと必要で、田中圭が出てる普通の邦画だと思って間違ってきちゃった60代以上とかにはとっつきにくいかもしれません。 なろう系「小説家になろう」「カクヨム」などを読んだことがあり、昨今の異世界もの小説&アニメに接したことのある人にはお勧め。 さらに、「謎解き」脱出ゲーム系にハマってる人には間違いなくハマると思います。 高橋文哉くんが表情の良く変わる感情表現が豊かな子で、シーンや角度によって若い頃の神木隆之介や、若い頃の岡田将生にも見えて、ジェネリック性の高い「イケメンパターン顔」なんだな、と思ったのも収穫。 その高橋くん、どっかで見た子だなと気になって映画が終わってググったら、『仮面ライダーゼロワン』の主人公・飛電或人役や、実写『からかい上手の高木さん』西片役だった。 見覚えあるわけだ。
展開が読めない傑作
2024年劇場鑑賞240本目。 冒頭人が消えるところから、主人公の宅配の仕事の話がはじまり、そこからあるマンションの宅配で訪れる住人の説明が入り、どんどん展開していく作品。ホラーなのかサスペンスなのかラブロマンスなのかコメディなのか分からないまま進んでいきます。 最後辺りはもう少し伏線欲しかったなとは思いましたが、皆さんにも観て欲しいので星5つのままにしておきます。ぜひ前情報なしでご覧ください。
良く出来てる!んだけど、、
鑑賞中は、急展開に捉われていやぁ良く出来てるなあと感嘆してたんだけど、 見終わると色々アラが見えて、、 何段階仕込みの階層にするには設定が荒過ぎる。 田中圭さんが存在感を放ってるんだけど、 今作は染谷将太さんの演技が良かった。 長澤まさみさんのスオミは口調や服装髪型を変えてるだけで、七変化には程遠かったけれど、 染谷さんのシーンによって役柄を変えてくる演技は顔付き、空気感迄違って流石でした。
最後に全部伏線回収してくれる
全く話わからないまま、好きな俳優さんが出てるのと口コミが良いので鑑賞しました。結果、面白かったです! 色々な所にヒントが散りばめられていて、気づいてたのもあったけどそういうことかー!となったものが多かったです。話が二転?しぐらいしてびっくりしました!最後はハッピーエンドで終わって良かったです。
物語のジェットコースターとはこの作品の事を言うのでは
序盤は小説風に観ているものを惹きつけて 中盤は訳の分からない展開で 「帰る人いてもおかしくない」くらいの駄作を演じ そのまま終わるのかと思ったらまさかのどんでん返し。 まるでバネのように最低限まで落とした評価を 反動で一気にトップまで持っていく技術。 そして、最後のオチ。 見事な伏線回収。 原作も面白いんだろうなと思える作品でした。
素直に楽しめました
前半はミステリーっぽく謎めいた状況が、少し怖さ、薄気味悪さをもって描写されていきますが、後半入ると、ガラっとテイストが変わります。往年のアンジャッシュのコントを見ているかのようでした。これでスッキリかと思いきや、もう一段ツイストがあります。 結局、前半の状況はどういうことだったのでしょうね。ブラッシュアップライフ監督がやりたいことを詰め込んで、おかしな場面・展開もありますが、演技派の俳優陣に映画として素直に楽しめました。
評価に釣られて
観て来たけど、 面白いかな?これ 見所は・・・主人公がイケメンってことくらい? ストーリーも辻褄あってないよね 〇まみれな女は謎のままだし、〇まみれで煙草吸ってたのも謎になっちゃったし、 警官も言い分まるっと信じちゃったの謎よね、キャメラもクルーもいないのに ラストもご都合主義過ぎてなんだか気持ち悪いって思っちゃった。
そ・れ・な・り・に・お・も・し・ろ・い
そうきましたか 連続◯◯というのも 納得できたし 理解もできる 滲み出るオマージュ おまえはそこで何をしている? もしかして犯人? 真実は… ろくでもない例えもあるけれど 意外といえば意外
タイトルが出るタイミングが秀逸な作品。 本年度ベスト級。
完全にミスリードのあらすじに騙されてしまった(笑) 出だしから思ってもいなかったストーリーに本作を鑑賞した事に後悔。 惰性で鑑賞してたけど中盤からの予想も出来ない展開に打ちのめされた感じ(笑) 前半から集中して観てれば良かった事に後悔。 マンションから消えて行く住人達の真相を運送会社のドライバーの丸子が究明して行く感じのストーリー。 田中圭さん演じる上司の荒川も加わる展開に。 二人共、本業の仕事もしないで大丈夫なの?と心配になる(笑) 本作は伏線回収のオンパレードって感じだった! 強引な感じもしたけど伏線回収率は今まで観た映画の中でも最上級かもしれない印象。 エンドロールまで伏線回収の映像でもう一度観たくなった! ネタバレ厳禁の作風なので多くを語れないのが残念(笑) 本作を鑑賞予定の方は前半は我慢して集中して観ると満足度が上がるかもしれません( ´∀`)
祝!袴田吉彦復帰作!!
みんなで煽ろうぜ? やーい!やーい!アパ不倫!アパ不倫! この作品は何を書いても、ネタバレになってしまうしネタバレを見たら面白くとも何ともなくなってしまう。だから、いつもはネタバレで書いているけど今回はネタバレ無しです。 底辺配達員の唯一の趣味がWEB小説家のなろう系小説を読む事で、新しい話しがアップされる度にその小説家のページに感想を書いているのだが、自分が配達している担当地区のマンションに、そのWEB小説家の女性が住んでいる事が分かる。 自分が大好きな作家を目の当たりにして、いつも連載楽しみにしてますと言ってしまう。突然、赤の他人が自分の事を知ってるって怖いよね? 好きだから、ついストーキングしちゃうwんだけど、調べていくうちに、このマンションの住人は怪しい人が多い事に配達員は気づく。 そしてある日、WEB小説家の連載が更新されなくなった事を不審に思ったので、いつも通り配達を装いストーキング活動をするとWEB小説家が行方不明になった事が分かる。 警察は頼りにならないので、独自で捜査して住人の一人が怪しいと突き詰めた配達員はWEB小説家を見つける事ができるのか?というお話し。 映画ラストマイルのしょうもない捜査ごっことは違い、ストーカーの中のストーカーの捜査能力はかなり優秀。探偵に転職すればいいのに、配達員に甘んじているのは才能の無駄遣い。 さて、これから超展開が始まるのだが、ユージュアルサスペクツとかシックスセンスを見る時のように予備知識は極力排除して、劇場で鑑賞しましょう!上記の映画ジャンルが好きならば必ず楽しめる映画です。 この映画は超展開があって、どんでん返しが二転三転するのだが、最後に作家のファン冥利につきる展開がある。これがまぁ、感動するんですよ?これほど、見どころのあるEDロールは中々ないぞ? 出演している役者のファンじゃなくても、ストーリーが文句なしに面白いので万人にお勧め。三谷幸喜はスオミの脚本、この監督に添削してもらえば良かったのにねぇ? 最後にどうでもいい情報、梅沢富美男が梅沢富美男の役で梅沢富美男を演じています。梅沢富美男ファンにもお勧めだYO!!
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