あの人が消えたのレビュー・感想・評価
全153件中、61~80件目を表示
私には”理解不可能”
どんな内容の映画なのか殆ど情報を持たずに観に行きました。ただイケメン(高橋文哉)が主人公で美人(北香那)がヒロインっぽい感じなのと、「あの人が消えた」という題名から、何となく京本大我が主人公で古川琴音がヒロインだった「言えない秘密」みたいな恋愛ものなのかなと思いこんでいた訳ですが、全く違っていました(笑)
実際映画が始まると、導入でコロナ禍の影響でバイト先の飲食店をクビになってしまった主人公の丸子(高橋文哉)が、やりがいを感じて運送業に転身。ところがコロナ禍も終わって客からはクレームを受けまくるは、上司からパワハラまがいの仕打ちを受けるわで、この辺は「ラストマイル」的なリアルな社会問題を取り込んだお話なのかと思ったらこれまた違って、ホラー要素のあるミステリーでした(笑)確かに鑑賞後チラシを見ると、「”先読み不可能”ミステリー・エンターテインメント」と書いてあり、その通りの内容だった訳です。
ただ、残念ながら話の筋というか、主人公・丸子の行動に全くリアリティが感じられず、”先読み不可能”というより”理解不可能”な作品でした。丸子が愛読する小説投稿サイトの小説家である小宮(北香那)が、自分が配達を担当するマンションに住んでいるのを見つけた丸子が、彼女に執着することから物語は動き出しました。彼女がストーカーに付け回されてるんじゃないかと感じた丸子が、仕事をほっぽり出して”捜査”しだす訳ですが、この丸子の行動の方が完全にストーキングであり、痛すぎて観てられませんでした。家族でもなければ恋人でもなく、友人ですらない丸子が、再度クビになるリスクを負ってまで小宮を”守る”ために奔走し、警察まで引っ張り出し、その上警官までこれと言った証拠もないのに聞き込みまでしたりと、あり得な過ぎて白けてしまいました。もうちょっと丸子の行動にリアリティを与えてくれれば良かったと思うのですが・・・
部分部分で出て来るコメディタッチなシーンなどは中々面白かったし、何よりも高橋文哉をはじめ、染谷将太、中村倫也、田中圭、坂井真紀、菊地凛子などなど芸達者を揃え、笑いを取るためだけに梅沢富美男まで実名で出演させるなど、建付けは申し分なかったのですが、如何せんストーリーが・・・
しかも中盤からコメディ要素を散りばめて行きながら、エンディングは完全に明後日の方向に振り切って行くなんて、一体監督は何がしたかったんだろうと首を傾げざるを得ませんでした。
そんな訳で、本作の評価は★1.5とします。
これは予想
105分の映画なら、考察せず観よう
田中圭さんが主演ではないが出演しているので、『あな番』的な考察系の映画で、だんだん人が消えていくのだと思っていました。
配送人の「まる子」は次にミスしたら後がないと言われながら、あの行為は完全アウトだね。高橋文哉さんはよく知らないけど、あんなオドオドした人が現実だったらやだなと思ったら、この人の映画、何作も見ていました。すみません、覚えていなくて。
中盤でミステリー系ではなく、ギャグ要素多めなのか?そして解決編になるのだが、アレ、まだ時間がだいぶある。
そして本当の解決編が始まるのだが…。
まる子が興味を持ったラノベは(現実の世界でも人気の)転生やスパイを題材にした物。
ラストはエエェそうなのかぁ。それやるぅ。でもそれまでの何気ないシーンにも真相があった。
十分楽しめた。
でも配達員にあんなに真相をべらべら喋るか?
怖くて、可笑しくて、切ない ~ 味変を愉しむ映画
公開週なので、ネタバレ無しの雑感です。
🚛
1. 4モードに変わる映画
ストーリーの進行と共にテイストがガラッと変わる。
(1) スリラー? ホラー? な序盤
(2) 内田けんじ風種明かし??
(3) M・ナイト・シャマラン的超展開
(4) パンズ・ラビリンス感なラスト
監督の過去作っぽくもある
リアリティラインが曖昧なので、(2)をすんなり受け入れそうにもなるが、常識的には違和感が伴う。後でその違和感こそが伏線だったと気付く瞬間は心地よい。
(3)に関してはアンフェアが過ぎるので、ミステリ度はかなり低め。ただ切なさは半端なく、表題「あの人が消えた」が表示された瞬間、自分は思わず声を上げてしまった。
(4)の回収を喜ぶ観客は多そう。ただ個人的には(3)の切なさを軽んじられた気がして、評価スコアを下げてしまった。
🚚
2. キャスティングで誘う笑い
公表されてるキャストだと、染谷将太の後に菊地凛子が出てくるとやはりクスッとしちゃう。夫婦は同時には登場しないが、互いの役について言及する度、ニヤニヤしっ放し。
非公表のキャストは出落ちの様でいて、後にキチッと本筋のヒントなるのが絶妙。
🚛
好みは別れそうだが、「パラサイト」や「ラストマイル」の様に、先を予想しにくい映画が好きな方にはお勧め。先を読んでやろうと意気込みつつ、騙されるのも快感。
まる子 いる
プースナルトレイナー
映画、というよりは
謎かけ
何も予備知識なければ相当に楽しめます。
出だしは正直、高橋文哉くん演じる主人公がストーカー気味でドン引き、物語になかなか入れなかったんだけども。
途中から、3重4重に組まれた謎かけが楽しくなってきて。
謎解きのヒントは、某古典ファンタジーを筆頭に、ミステリーや映画などでおなじみでなんだけども、こういう使い方をされると新鮮でした。
今時の10~40代文化についての知識がちょっと必要で、田中圭が出てる普通の邦画だと思って間違ってきちゃった60代以上とかにはとっつきにくいかもしれません。
なろう系「小説家になろう」「カクヨム」などを読んだことがあり、昨今の異世界もの小説&アニメに接したことのある人にはお勧め。
さらに、「謎解き」脱出ゲーム系にハマってる人には間違いなくハマると思います。
高橋文哉くんが表情の良く変わる感情表現が豊かな子で、シーンや角度によって若い頃の神木隆之介や、若い頃の岡田将生にも見えて、ジェネリック性の高い「イケメンパターン顔」なんだな、と思ったのも収穫。
その高橋くん、どっかで見た子だなと気になって映画が終わってググったら、『仮面ライダーゼロワン』の主人公・飛電或人役や、実写『からかい上手の高木さん』西片役だった。
見覚えあるわけだ。
展開が読めない傑作
良く出来てる!んだけど、、
最後に全部伏線回収してくれる
物語のジェットコースターとはこの作品の事を言うのでは
素直に楽しめました
評価に釣られて
タイトルが出るタイミングが秀逸な作品。 本年度ベスト級。
完全にミスリードのあらすじに騙されてしまった(笑)
出だしから思ってもいなかったストーリーに本作を鑑賞した事に後悔。
惰性で鑑賞してたけど中盤からの予想も出来ない展開に打ちのめされた感じ(笑)
前半から集中して観てれば良かった事に後悔。
マンションから消えて行く住人達の真相を運送会社のドライバーの丸子が究明して行く感じのストーリー。
田中圭さん演じる上司の荒川も加わる展開に。
二人共、本業の仕事もしないで大丈夫なの?と心配になる(笑)
本作は伏線回収のオンパレードって感じだった!
強引な感じもしたけど伏線回収率は今まで観た映画の中でも最上級かもしれない印象。
エンドロールまで伏線回収の映像でもう一度観たくなった!
ネタバレ厳禁の作風なので多くを語れないのが残念(笑)
本作を鑑賞予定の方は前半は我慢して集中して観ると満足度が上がるかもしれません( ´∀`)
全153件中、61~80件目を表示