「重厚なミステリーを期待してはいけない。」あの人が消えた サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚なミステリーを期待してはいけない。
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もっと何も考えず、頭からっぽで見れば
エンタメとして楽しめたかもですが
ちゃんとしたミステリーを期待して見た自分は
途中から苦笑いが止まらなかったです。
前半の掴みはすばらしかったです。
どうなるのだろうとワクワクしました。
しかし中盤の明らかに嘘の物語パートが
あまりに長過ぎてキツかったです。
というか前半に頭文字うんぬんのフリがあったので
章のタイトルで大ネタバレ食らった結果、
冷めながら画面を見ていました。
201号室のどこか不穏そうな室内…
301号室のやたらフォーカスされる猫…
203号室に届く宅配物の中身…
不自然な態度の駐在…
解決したと駐在が言った「過去に消えた住人」…
どれも特に関係なかったです。
物語内に「小説家になろう」が出てきますが
ラストもまさにラノベのような〆でした。
いい意味か悪い意味かは見た人に委ねます。
やたら「予測不可能」を推していただけあって
確かに予測は不可能でした。
どうやら今作のジャンルは
「ミステリー・エンターテイメント」らしいです。
このジャンルは本格派ミステリーとは
別物であることを痛感いたしました。
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