「映画.comニュースタイトルでシークレットネタバレはルール違反! 公開日朝4:00まだ上映前なのに!本当にガッカリです!楽しみにしてたのに!」あの人が消えた ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
映画.comニュースタイトルでシークレットネタバレはルール違反! 公開日朝4:00まだ上映前なのに!本当にガッカリです!楽しみにしてたのに!
住人が続々消えるマンションの謎。
レビューの前に…
映画.comニュースタイトルでシークレットネタバレはルール違反!
公開日朝4:00まだ上映前なのに!本当にガッカリです!楽しみにしてたのに!
本レビュータイトルでは「シークレットゲスト」がいることもその名前も伏せましたが、実際のニュースでは「「あの人が消えた」シークレットゲストは中村倫也 すべてが謎に包まれていた201号室の住人・巻坂役」とあり、シークレットゲストとわかっていながら誰でも目にするニュースタイトルに載せるのはひどい!
せめて、タイトルは名前は伏せて、本文内にのみ載せるべきです。
チラシや予告編には名前も写真も載ってませんでした。
気を取り直して、その中村倫也の出演は、ほんの数カットのカメオ出演レベル。
最近では「沈黙の艦隊」「ラストマイル」と大作の回想シーンだけちょっと出ることが多々ある印象。
本作でもミスリードに一役買ってるとは言えますが。
「ラストマイル」では、陰の主役、正義の人だった配達員が、本作では、冒頭から、職務規定違反、軽犯罪法ぎりぎりのことばかりしていて、引く。
あの人に付きまとってるのは、あの住人ではなく、お前だろと。
お前が、危ないだろ、ストーカーだろと。
クレームも多くて社長から直接注意されてるし、観ていて本当にストレスがたまる。
中盤でやっと、急展開。
ヒロインとストーカー男の正体判明か?
そっちか!という、ここがコミカルで面白い。
菊地凛子の無駄遣いも込みで。
良く出てくれました。
・・・と観てたら、急展開、某有名サプライズ犯罪映画のどんでん返しのアイディアのモロパクリ!
びっくり。
・・・と思って観ていたら、今度は、さらに、某有名サプライズホラー映画のどんでん返しのアイディアのモロパクリ!
連続でびっくり。
映画ファンなら誰しもリスペクトしている有名なサプライズ映画たちのオチを、ここまで臆面も無くそのままパクるとは!
作った人の神経が理解できない。
今後映画人として生きていけるのか。
許されるものなのか…。
ネタバレ印をつけているので、書きますが、さらにラストのやっと本作独自の(ですよね!!?)オチは好きです。
悲しい展開は嫌でしたが、結果的には、ハッピー・エンド。
こんなハッピー・エンド見たことない。
エンドクレジットのイラストで、主人公念願の大活躍が微笑ましい。
映画自体は、前半の配達員としての非常識すぎるキモイ行動を除いて、二度のサプライズのパクリを我慢すれば、ボロマンションと配送センターしか出てこない、かなり地味すぎる絵面も目をつむれば、このラストの展開と菊地凛子がらみのエピソードなどは面白かったです。
主演、ピュアで意図的に無個性を演じた高橋文哉は、「からかい上手の高木さん」でも好演。
安定の田中圭は、本作では嫌味な部分が強すぎて好きになれない。
ヒロイン北香那は、物静かなラノベライターより、別の一面のツッコミ役がイイ味で面白いです。
一番目立ってて重要だったのは染谷将太!
怪しすぎる人物で映画全体を引っ張ってました。また、ボケ役もまた楽しい。
この二人は、二つの面が観れるのが良かったです。
やはり画面が締まる菊地凛子、いつものお母さんが板についた坂井真紀、何でもない普通の役の袴田吉彦と役者陣も良かったでした。
自分はネタバレ踏まずに済ましたが、やはり“彼”の出演は事前告知なかったですよね。
でも、正直隠す必要なかったような…
それ自体がメタ的なミスリードだったりするんですかね。