「もったいない。どの喜怒哀楽で観ればいい?」あの人が消えた 真さんの映画レビュー(感想・評価)
もったいない。どの喜怒哀楽で観ればいい?
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「悪くないけど。」が率直な感想。
本格ミステリーやホラー要素を匂わせる予告から、シリアスな気分で鑑賞。
前半はミステリー要素が強かったが、中盤から『カメラを止めるな!』的な転調で、「あ、実はこれ、コメディ映画?」となるが、お笑いが中途半端。
終盤はお涙頂戴展開に持っていかれ、最後までどの喜怒哀楽で楽しめばいいのか難しかった。
途中、『シックスセンス』と『ユージュアル・サスペクツ』のオマージュが差し込まれるが、あからさますぎて、さすがに「パクリ」の三文字が頭に浮かんだ。
オマージュにしても、少しはオリジナリティが欲しかった。
さらに主人公と警察は実際話しているのに、実は警察の話はウソでした!という圧倒的矛盾。
題材や役者は悪くないだけに、惜しいという印象。
もう少し脚本をブラッシュアップしてもらえたら、楽しめたかもしれない。
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