アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師のレビュー・感想・評価
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正義が安定思考を壊す
💰️あらすじ
税務署勤務の熊澤はお客様に対しても、平和に生きてきた。とある日妻から車の買い替えを提案され詐欺師の氷室と出会う。氷室から公務員生活で付き纏わされてる橘への復讐を提案されます。
💰️よかったところ
・岡田将生の演技で氷室の良さを出している。
・個性あるドリームチーム
・予想通りと思っていた展開が、あ、やられた。橘の気持ちになった。
・小道具や細かい設定が良かったです。
・みんなで演劇を励むシーン
💰️考察
・地面師詐欺でありながら、裏まで回る対策は素晴らしい
・公務員は安定志望だけど、心の中では挑戦、ひと暴れをしたい。家族を思う姿は素敵です。
・契約日に本人確認テストで白石がうまく回答できない際恵美子さんはどう対応する予定だったのか。
・詐欺における基本は摺、成功の基は情報収集。追い詰められたときは、フィーリング
次回作も個性派なキャストたちと作り上げることに期待です。
邦画で今年イチ!すぐ映画館に行くことをお勧めします
書類も交わさないのに振り込んじゃうの?
期待度○観賞後の満足度○ プロットがそのままトリックという構造は巧いと思う。ただ、市井の一公務員が詐欺師と組んで悪を出し抜くという面白さは却って映画のスケールを小さくしたという恨みあり。
①前半は内野聖陽の腹芸(いや、演技力)で話を引っ張っていく。流石に上手い。ただ後半はいつもの内野聖陽になってしまった。
しかし、本作の本当の主役(立役者)は岡田将生演じるマコトなのだから後半は彼に花を持たせるのは当然かもしれない。
そこまで計算に入れた演技であればいやはやである。
②細かい笑いを取っていくのはなるほど『カメラを止めるな!』の監督さんだなと思うし、それで最後まで楽しくは観れるのだけれども、小澤征悦演じる橘が確かに憎々しくはあるが小物感が拭えず巨悪を出し抜いたという爽快感がない。
マコトの父を冤罪にしたり故岡本に収賄の罪を擦りつけられるにはもっと司法の上層と癒着している大物ではないとおかしい、と思うのだが。
でもそうなると一公務員や詐欺師連中が立ち向かえる相手ではないだろうしなぁ。
③ということで最後は少々モヤモヤ感が残る。にんじゃ
キャストアンサンブルが絶妙で楽しめる
なかなか斬新なキャストの組み合わせで、コメディ寄りになりすぎず、雰囲気を締める人もいるという、絶妙なバランス。芸達者な役者さん達が揃っているからこその、面白さがある。内野さんのお父さん役って結構新しい。モヤモヤハラハラしつつ、爽快な気持ちになれる、娯楽作品。仕事帰りに残っていたストレスを、この作品でスッキリ流してもらいました。
違和感全て回収
七人の詐欺師
うんうん、この監督、次回作も楽しみですっ。
カメラを止めるな上田慎一郎監督が、豪華キャストと練り上げた脚本で、満を持して創り上げた作品、って感じで面白いっ❣️
でもエンドロール他随所にインディーズ感も残してて、うんうん、この監督、次回作も楽しみですっ。
敵を欺くにはまず味方から。
原作の韓国ドラマもチェックしたい
内野聖陽さんの出演作をあまり観たことがなかったのですが主人公の税務署職員 熊沢をとても上手く演じていました。職場も家庭でも板挟みの熊沢が詐欺師グループと手を組んで脱税している権力者 橘を追い込んで行くのだが、実は裏があり…。あらすじだけでもワクワクするストーリーですよね。
上田慎一郎監督の「カメラを止めるな!」は勿論「スペシャル・アクターズ」が大好きなのですが今作は豪華俳優陣が出演しています。特に皆川猿時さん演じる八木がよかったです。上田監督作品がヒットすることで邦画をもっと盛り上げてもらいたいですね。
11/28(木)にアマプラで「元カレは天才詐欺師~38師機動隊」第一話を観ました。
マ・ドンソク(熊沢二郎) マブリーがユーモアたっぷりに演じています。けどやっぱり鉄拳制裁はあるのね。
スヨン(望月さくら)とても可愛らしい。少女時代のメンバーなんですね。
ストーリーも日本版にないエピソードやボリュームがあり楽しめる。見比べると面白い。
邦画実写作品の課題
冒頭から観客を巧みに翻弄する。
ヨリばっかり、
アップが多い。
しかも、
主人公の動機は私憤?
それでストーリーにノれるのか?
と、
ミスリードしておいて、
ひっくり返して、
メインタイトル、バーン!
観客も、映画自体もスイッチオンになる。
まるでミッション:インポシブル、
スパイ大作戦のシーズン1で見られたような、
観客の心を掴むための巧妙な手法だ。
この手の作品は、
リアリティとフィクションのバランスが非常に重要だ。
緻密に作り込まれたフィクションの世界観の中に、
観客が「あり得る」と思えるリアリティをいかに組み込むかが、
作品の成否を分ける。
本作においては、
ニセ札を作る印刷屋のキャラクター描写、
その演技の説得力が、
その点において非常に成功しているというか、
ぎりぎりあり得る、
と、
濃いフィクションの境界を行ったり来たりしていた。
その証拠に、
ニセ札のすかしで観客が一番笑ってた。
一見すると不自然な反応すらも、逆に作品の説得力を高めていた。
川栄李奈の、
組織の論理には従わないが、
上司の覚悟には寄り添う感も、
かっこえー。
他のキャラクターたちも、ギリギリのラインを保ちながら、
上品だけどわかりづらい、
下品なのにわかりやすい、
リアリティラインで、
観客を物語の世界へと引き込む。
しかし、
本作は邦画の実写作品という点において、
特有の課題も抱えている。
登場人物が英語や韓国語を話せば、
観客はより自然に物語の世界に溶け込むことができる。
アニメーションもまた、
現実世界との距離感を調整しやすく、
観客の想像力を掻き立てる。
戦艦は飛ばないよーとか、
刀で鉄は切れないーとか、
ノれない人は少ないだろう。
ルパンやルフィのような魅力的なキャラクターに、
観客はストーリーに没入し、
登場人物たちの行動に共感したり、あるいは翻弄されたりする。
昨今の邦画実写作品のカメラは常に動き、
観客の視線を一点に導こうとする理由のひとつは、
そんな所にある。
本作は、
観客の予想を裏切る展開、ギリギリの世界観、
そして魅力的なキャラクターたちが織りなす、
痛快なエンターテイメント作品だ。
邦画の実写エンタメ作品の課題をキャスト、スタッフ、
プロモ、興行含めたチームワークで克服し、
新たな邦画でのエンタメ作品の可能性を示唆する意欲作と言っても過言では・・・
いや過言か・・・
信じるか、信じないかは・・・
それも違う・・・
さよならさよなら
俳優陣は良かったけど、物語は粗削りな部分も?
「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督の最新作ということで期待して観に行きました。まず題名ですが、”アングリー”は”怒り”ということで直ぐに分かるのですが、”スクワッド”という単語は初めてお目に掛かりました。で、調べると”分隊”という意味のよう。つまり、題名を直訳すると、”怒りの分隊”ということになるようですが、これは物語が進んで行くと意味が分かりました。
ところで上田監督が脚本も担当した「カメ止め」とは違い、本作は韓国ドラマが原作だったようですが、構造的には「カメ止め」路線と軌を一にする作品でした。前半ではラストに向かっての伏線を張り続け、終盤でそれらをひとつひとつ回収していくとともに、大どんでん返しの連続という構造は、期待した通りの展開であり、一定の満足感を得られました。
ただ、「カメ止め」と同一路線であったが故に、同作を観た時に感じた斬新感はあまりなく、その点はちょっと残念ではありました。
俳優陣では、主役の税務署員・熊沢を演じた内野聖陽が、「八犬伝」に引き続いて彼らしくシブい演技を見せてくれました。また詐欺師役の岡田将生は、「ゴールド・ボーイ」の時も思いましたが、やっぱり悪党が良く似合うことを示してくれました。この2人に対峙した脱税王を演じた小澤征悦も、ヒールとしての役割を存分に発揮して非常に良かったです。つまり、俳優陣は満点と言って良いのではと感じたところです。
ただ物語としては、中盤以降の流れはそれなりに面白かったものの、初っ端に川栄李奈演ずる若い税務署員が脱税王に食って掛かって大失敗に繋がった出来事や、熊沢の奥さんが易々と中古車販売を巡る詐欺に引っ掛かってしまう下りなどは、いくら何でも強引だったと思いました。これは最終盤、脱税王から14億円を奪う仕掛についても同様で、物語世界だとしてもかなり無理があるように感じました。まあ総合的には面白かったですが、もう少し設定を練った方が良かったんじゃないかなとも思いました。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
待ってました、上田監督
サブタイはちょっと蛇足
2024年劇場鑑賞307本目。
大企業の社長の脱税を告発しようとした部下に巻き込まれ、謹慎処分を受けそうになるも、その時のやり取りで怒りが抑えきれず、自分を詐欺にハメた詐欺師の力を借りて脱税分(プラス手数料)を徴収しようという話。
このダブル主役の内野聖陽と岡田将生って個人的に嫌いじゃないけどそこまで好きな俳優さんじゃないという感じで、敵役はこの前アクマゲームでも敵だったばかりの小澤征爾だし、キャスト的にはそこまでテンション上がらなかったです。
ただ演技力は高い役者がそろっていたのでそういう意味では安心。ただ詐欺の方法がちょっと鮮やかな手口というより無理やり感が多くそういう意味でハラハラさせたら駄目だと思うのですが。
サブタイでもう7人と出ているのにずっと6人なので7人目が出てきた時そこまで驚かなかったのがちょっともったいなかったです。
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