「これでは騙されない」アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)
これでは騙されない
ビリヤードでひっかけるとこから地面師詐欺まで、やり方が荒すぎないか? 海千山千の悪党があんなんでコロッと引っかかるか?
だいたい14億の土地取引を現金ってありえんよ。もしやるんだったら銀行員、警備会社の人たちがぞろぞろついてこないと。
リアリティラインが低いんだからとそこら辺りを飲み込んだとしてもどうしても許容できないことがある。それは主人公が税務署員でいるのがまったく役にたってないこと。岡田将生の立場として彼を巻き込む必然性がない。税務署員としての特技を詐欺に活かしてくれて初めて意味がある。(トンカチもったお姉さんも同じように見せ場がなかった)
またラスト「10億を追徴課税しました」ってのも意味がわからん。どうやって書類上処理するのか。無理だよ。
ラストのひっくり返しはパターン通りとはいえ楽しかった。ただ、ちょっとあっさりしすぎてる。もっと騙し騙されをやりあってくれたほうがよかった。
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