「楽しくて気持ちいい作品だが、ところどころ気になる点もある」アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しくて気持ちいい作品だが、ところどころ気になる点もある
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見ていてとても気持ちの良い作品。
カメ止めの上田監督最新作ということで
裏切り&スカッと要素は見事なもの。
2時間で充分楽しめる。キャストもいい。
映画館に観に行く価値は十分あります。
ただ気になる所も割とある。
まず話を最後まで見て思ったのが
「既視感がある」ということ。
このテの詐欺逆転モノを見慣れているためか、
だいたいのトリックや展開は先に読めてしまった。
ドラマだが海外作品でいう「レバレッジ」、
日本作品でいうと「コンフィデンスマンJP」
などを見ていた人は
おそらく展開を読めた人も多いのではないでしょうか。
ただ韓国の原作やドラマが
けっこう前に公開された作品なので
まぁそこは仕方ないかと思いました。
※以降、ネタバレあり。
他にも気になる点はいくつかあった。
・ハンマーネキの存在理由がほぼない
・逆に闇金の女社長が権力者なのに
アクターまでやってて違和感
・逆転の演出上仕方ないとはいえ、
明らかな偽札はバレるリスクを高めるだけ
・クライマックスでの敵の行動が
コミカルすぎて緊張感がない
・最後主人公が殴りまくる妄想が怖いだけで蛇足
・10億を橘名義で納税した方法が謎
思い出した気になる事をザッとあげてみましたが、
それらに対する評価を差し引いても結構楽しめたので、
やはり良い作品だと感じました。
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