「実写化大成功では??」お嬢と番犬くん スタさんの映画レビュー(感想・評価)
実写化大成功では??
原作好きだが、この実写化はかなり満足度が高かった。原作での描写をかなりリスペクトして取り込んでいてとても良く、二次元→三次元への変換も表現に無理なく、でも忠実に、最大限に発揮できていて良かった。脚本も上手く、原作内でのストーリー組み合わせて映画の脚本として新しいストーリーが成立していたし、所謂ラブコメとキュンを詰め合わせたような作品だった。
テーマは極道ともあり、実写化する上でノイズとなりうる過激な原作表現は排除されていてどの年代にも見てもらうよう作られていると感じた。
何よりヒロインの福本莉子と若頭ジェシーがハマり役で、か弱くも芯がある可愛らしい極道一家の娘福本と、若頭ながら一人娘の福本の過保護な世話係であるジェシーのキャスティングが大ハマり。2人の恋路を邪魔する中々の曲者キャラも、櫻井が上手く原作キャラクターを消化し演じてくれていたと思う。主演2人の可愛さ、かっこよさをこれでもかと表現した監督にも拍手。脚本、キャスト、監督、演出、どのポイントを取っても中々のもので、実写化大成功の例では?と思った。またキュンだけでは歯痒くなる自分の年齢でも見てられるコメディ要素がかなりスパイスになっていて、2時間飽きがない構成になっていたのも魅力。
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