「ラブコメ偏差値が欲しい!」お嬢と番犬くん しらこさんの映画レビュー(感想・評価)
ラブコメ偏差値が欲しい!
青春ラブコメ映画に縁のない映画人生を送ってきましたがついに推し(分かりやすく推しというワードを使わせていただきます)が主演という事で足を踏み入れてみました。
もっと自分にラブコメ偏差値があったらきっと10倍は楽しめただろうなと思いました
推しとヒロインのビジュアルやお芝居が最高だったがゆえに悔しいです笑
好みや価値観のチューニングを合わせるのに大変苦労しましたが、画角や色使い、劇伴などにこだわりを感じました。
この監督好きかも。
どのシーンもポスターにできるくらい美しい!
推しは大層スタイルも良く、常に煽りの構図で撮られており身長の高さに加えてヒロインから見た「年上の大人の男性」という視点を表しているんだろうなと感じました。
私の偏見ではありますがこういったティーン向けラブコメというものは単純にストレートな恋愛感情を甘酸っぱくぶつけ合うようなキラキラの超新星爆発のようなものだと思っていたので少し怯えていたのですが、
案外、自分の感情が何なのか自覚していないまま迷いながら向き合っていく様子はとても楽しめました。
モノローグが少なく、説明しすぎない所も良い。
ただし設定としてはハチャメチャ歪んではいますし倫理的にも終わってる(小さな頃からお世話をしてきた妹のような存在でありまだ高校生なりたての子供に恋する26歳の反社男性…激ヤバ!)んですが、そこは少女漫画でファンタジーでそもそもヤクザだからオッケー!になるのは力技すぎてオモロいなと思いました笑
ヒロインもカタギというわけではないからそれはそれで良いのかな?
推しが出ていなければ出逢わなかった映画ジャンルですが興味深かったです。
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