「迷子猫と樂のビート」チャチャ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
迷子猫と樂のビート
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『サマーフィルムにのって』以来、伊藤万理華は外せない。
見ていてなかなか着地点が見えない本作。
凛のモノローグから始まり、チャチャ、樂、その他様々に語り継がれるため、主点すら定まらない。
風変わりなチャチャならまだしも、樂の方からあの段階で自宅に呼ぶ?
しかもそこから即同棲に到るし、急に擬人化した物たちが外国人のお姉さんを紹介する。
結局チャチャと樂は“おカラダの関係(この言い回し好き)”どころかキスすらなかった?
凛をコメディリリーフにしたかと思えばサイコサスペンスで、でもやっぱりラブストーリー??
う〜ん、分からん。
中盤までは楽しかったし、後半の方向展開に意外性もあったが、そこに意義はあったか。
二人のその後の関係は描かれず、チャチャに変化はあるような、ないような。
護をチャチャがいる家に監禁したことをはじめ、最後まで樂がまったく理解できない。
変化があったのはむしろ凛と護の方で、むしろこっちが主役?
演技はみな良かったし、演出にも面白い部分があった。
しかし結局なんだったのかよく分からず、まさにじゃれてきてた野良猫がフイとどこかへ行ってしまった感覚。
川瀬陽太や松井玲奈、そして梶くんの無駄使いが凄い。
好きな人の血を舐めたいとか、トガヒミコかよ。
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おじゃるさんのコメント
2024年10月16日
共感&コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、樂がまったく理解できないです。
もう少し人物を掘り下げてくれないと、観客はみんな置いてきぼりなってしまいますよね。