僕らは人生で一回だけ魔法が使えるのレビュー・感想・評価
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たった1つの魔法で無限に魔法が使えるようにすればとは思う。映画は青春映画で魔法は添え物に感じた。出演者のファンは楽しめるかも。僕はカンニング竹山を見に行った。ほぼ悪口で最後にほんのチョットだけ誉めてる
最初にたった1回だけ使える魔法を使って、誰も不幸にならない魔法を無限に使えるようにすればイイと思うのだが、いかが?
とりあえずコレで、魔法は何度でも使えるし、命に関わる魔法を使っても村に不幸は起きない。
魔法を使える条件にあまりシバリがないのは、実はこの映画が青春映画だからだと思う。
笹野高史さんがウサン臭いテツ爺役でイイ味出していた。
カンニング竹山さんもいい演技してた。
18歳になると魔法が使えると知ったら、僕なら最初に親や知り合いが 何に使ったか聞くだろうし、例の分厚い本も見せてもらう。
さらに僕は、命に関わる魔法が使われたことが有るかどうかも聞くだろうし、もし使われたなら、どんな不幸が有ったのかも知りたいところだ。
きっと映画を見てた人は同じように思ったんじゃないかな?
ところが映画では、まず4人での魔法会議が開かれるのだが、コレが全然面白くなかった。
しかもやたら長いし1回で終わらない。
「ダム=自然破壊で悪」という図式も変な感じがした。
もしかして 「ダムは無くても困らない、ムダ、より良い他の方法が有る」という考えで現在の知見は一致してるのだろうか?学校教育でもそう教えられているのだろうか?
カンニング竹山が息子にダム建設に協力したことを聞かれたとき、すぐにナゼそうしたかを説明しなかったのも不思議だった。
あとで息子にした説明も、別にすぐ話しても全く問題ない話で、逆に息子の誤解を解くためにも聞かれたときにすぐ話すべきだった内容だと思った。
ハルヒの病気が自分のせいだと思う話も、他のメンバーが言ってたように根拠のない思い込みで、聞いてて白けてしまった。あそこ、鑑賞してるほうは泣く所なのかね?
だいたいオヤジは息子が悩むに決まってる話をナゼ息子に話す。誰にも話さず本にも書かず墓場まで持ってけよとオヤジに怒りを感じた。息子が村人に言われたとしてもオヤジは否定し、自分が使った魔法なんか適当なこと言っとけばよろしい。
最後にみんなが使った魔法の内容がすごくイイ。
「素晴らしい空になるように」
「サクラが踊るように」
最高じゃないか ♪ヽ(´▽`)/
ショボイところも良くて、せっかくの魔法、それもたった1回だけなのにムダ使いみたいなのがとてもイイ ♪ヽ(´▽`)/
分厚い本に書かれてた過去の魔法も素晴らしいのばっかで最高だった。
内容のよさがわからなかった
八木勇征さんのファンなので舞台挨拶中継目当てで観ました。
お話の展開が予想を超えてくることがなく、ここで感動してねと示されているように感じて冷静になってしまいました。4人とも洗練されていて、高校生にはみえないです。
病弱な子があんな状態になったら母親は片時も離れないはずなのに友達だけが病室にいるとか謎です。
ファンタジー要素のある映画だとしても、リアリティがないと冷めてしまいます。
ちょっと心が疲れているかも、と言うときに観ると号泣してしまうかもしれません
2025.2.24 イオンシネマ京都桂川
2025年の日本映画(110分、G)
原作は鈴木おさむの朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法を使える』
ある秘密のある村で育った幼馴染4人を描いた青春映画
監督は木村真人
脚本は鈴木おさむ
物語の舞台は、日本のどこかにある自然豊かな村(ロケ地は千葉県南房総市)
その村には、18歳になった男は「人生で一回だけ魔法が使える」という秘密があり、18歳を迎える年に村の重鎮・テツ爺(笹野高史)から教えられることになっていた
その村で今年18歳を迎えた男子は、ピアニストになりたいアキト(八木勇征、幼少期:髙木波瑠)、サッカー選手を断念したナツキ(櫻井海音、幼少期:中村龍太郎)、病気がちなハルヒ(井上祐貴、幼少期:白鳥廉)、手先が器用な工作部員・ユキオ(椿泰我、幼少期:松野晃士)の4人だけだった
その魔法は「命にまつわることには使えない」という禁忌があり、それを行うと村に不幸が訪れる、という
また、魔法を使った者は、すぐに魔法の書という本にそれを記す必要があり、この伝統はかなり古くから続いていたことがわかる
物語は、4人で話し合いながら「何に使うかを考える」というシークエンスがあり、自分のために使いたいナツキは、自分の人生をリセットしたいと考えていた
それは、彼の父・カズオ(阿部亮平)がくも膜下出血によって仕事ができなくなり、サッカー選手になる夢を諦めざるを得なくなっていたからだった
だが、ハルヒは誰かが幸せになるために使ったほうが良いと考えていて、半ばケンカのようになってしまうのである
禁忌としての「命にまつわるものには使えない」というものがあって、それによってハルヒが使える魔法は限られていた
自分が生き残ることで村に不幸が訪れることは耐え難いことで、それならば誰かを幸せにする方が良いと考えていた
それが彼の決断であり、多くの村人たちがこれまでに同じような願いをしてきたことがわかる
唯一、自然を壊すことになったダム事業も、地元の建設会社の社長であるユキオの父・エイジ(カンニング竹山)が「他人に無茶苦茶にされるぐらいなら自分たちでやる」という覚悟があったものだった
なので、それが他の町で良からぬ噂になっていても、村人はそれを理解しているので強く生きていける
映画は、涙腺崩壊系の作品で、彼らの健気で純粋な想いには心が洗われる感じがした
「魔法を使って後悔しない」という先にあるのは、自分にまつわることには使わないというところに通じていて、アキトはそれが感覚的にわかっていたのだと思う
魔法を使ってズルをしたところで、未来永劫その魔法が続くとは限らないし、仮に世界的なピアニストになって認められたとしても虚しさが募ることは目に見えていた
自分の実力でどこまで行けるかを見届けるためには、その道でもがくしかなく、それを他人がどうこう言う資格はないと思う
だが、外因的なもので夢を諦めざるを得ないナツキとしては、その環境が与えられているだけで自分の人生は詰んでいると考えてしまうのである
映画のラストには、魔法を使ったものだけが読むことができる魔法の書が登場し、そこにはこれまでに同じような魔法を使った人々の言葉が掲載されていた
アキトは犯人探しをしないキャラだが、誰かしらはナツキの父が書き込んだ禁忌というものを見たのかもしれない
だが、アキトの言うように、不幸とは思い込みのようなもので、それが本当に魔法によって起こったのかは立証できない
それでも、禁忌を犯したことは本人だけは知っている(この場合は妻もかもしれない)ので、それを背負って一生生きていくことも辛いように思う
ある種のテツ爺による言葉の縛りの類だと思うものの、それを確かめることもできないので、起こったことをどのように捉えるかで、村民の心意気と言うものも試されているのかな、と感じた
いずれにせよ、ハートフルな作品で、ところどころ涙腺を刺激するシーンは多かったと思う
設定上、18歳になった男子のみと言うものがあったが、ここを深掘りする人がいてもおかしくないのかなと思う
また、ハルヒの父が魔法を使ったのが18〜20歳の時だとして、その時点でハルヒを身籠っていると言うことになるので、随分と早いゴールインだったんだなあ、とか余計なことを考えてしまった
基本的に、利己と利他の物語なのだが、もし魔法が使えても、自分のために使うと不幸になるように思える
それは、魔法と言う特権がもたらす恩恵に満足できる人はいないからであり、とても些細だけど、価値があると思える瞬間的なものに魔法を使う方が良いと思う
この答えに村民のほとんどが辿り着くと言うのはファンタジーなのだが、やはりこれもテツ爺における思想誘導のように思えるのは心が荒んでいるからなのかもしれません
風にのせて届けるから。
東京からさほど遠くない、とある小さな村の秘密、その村に住む18歳になる少年は“人生で1度だけ魔法を使える”と知らされる…、ちょうどその年その村で18歳になるアキト、ハルヒ、ナツキ、ユキオの話。
ある朝8時、近所のテツ爺に呼び出され知らされた4人、その1度だけ使える魔法を何に使おうと考えるが…、音大を目指すアキト、心臓が弱いハルヒ、サッカーの道へ進みたいナツキ、工作部の彼女orオヤジの会社を継ぎたいユキオで見せてく。
冒頭から村の自然の景色と雰囲気、BGMで心掴まれ何かいいよ~と思うものの、魔法を何に使おうかの“4人の会議”からのおふざけな感じになってしまった展開で、ちょっと冒頭からの雰囲気とは印象変わってしまったかなって感じ。
ストーリーは進み終盤、症状悪化のハルヒ、そこへ居なくなってたナツキが駆け付け、その病気の原因は…と説明、そこまで良かったけど、アキト母の死、ユキオの親父の仕事の事までの謝罪には何で?!と、“たられば”的なセリフ回しと、序盤会議のおふざけ演出が何か個人的いらなかったというワガママ!
作品の雰囲気は良かったんだけどな~
泣けるが・・・
最初の方は4人の出演者のストーリーがころころ変わる
中盤からかなり泣ける場面が多い
最後の最後で、主人公が村人が書いた魔法の内容を見ることになるが、村人みんなが「笑顔を見たい」みたいなささいな魔法ばかりなのはありえないと思った
また、ひとりだけ命に関わることを書いてたら村八分になって、村で造園業なんてできないのでは?
純粋すぎて私の汚れきった心がキレイに洗われました
18歳になった男児が20歳になるまでに、人生で一回だけ魔法が使えるという
その設定が面白いなと思って鑑賞しました。
普段だと敬遠していてもおかしくない作品なのですが、何故か惹かれた次第です。
これも運と縁とタイミングですね。
主人公4人の友情・愛情の物語であり、その純粋さ、ひたむきさが
ブッ刺さりました。
たぶんですけど、今の私のメンタリティが落ち込みまくっているがゆえに、
刺さりやすかったのだろうと思います。
なんといっても、
魔法の使い方が秀逸と言いましょうか、その純粋さ・純情さは反則的な
美しさなんですよ。もうこれにはオジサン見事にやられてしまいました。
汚れきった私は、いざ同じ境遇になったときに、ここまでのキレイな心の持ち主
ではないので、彼らと同じ使い方はできそうにないなと恥入るばかりです。
でも涙が出ました。
なので、まだまだちょっぴり私も捨てたもんじゃないなと思いました(笑)
ちょっと落ち込んでいる方に観ていただくと、ちょっぴり元気をもらえるかもしれません。
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