「雨ニモマケズの意味するところは?」雨ニモマケズ HKさんの映画レビュー(感想・評価)
雨ニモマケズの意味するところは?
前半、コンサート直前に関係者周辺で起きるいざこざや人間関係を
ワンカットで連続的に捉えながら映像が進み、
舞台裏のバタバタしている雰囲気が伝わってくるところは面白い。
一方、多くの登場人物に起きる個々の出来事、エピソード(点描)は、
セリフも含めてかなり典型的で、あまり共感できず、気持ちが入っていかないので、
後半、舞台本番の開放感にあまり繋がらなかった。
”雨ニモマケズ”のタイトルにモヤモヤ。
自分勝手な出演者、関係者たちへの不誠実さに対する苦言、
それに屈せず誠実に対応する裏方の有り様、賛歌を謳っているのか、
はたまた、神(ゴスペル?)や森羅万象の前に謙虚でありたいという
全体の共通メッセージなのか、イマイチよくわかりませんでした。
余計なことを考えずに、ドキュメンタリー的に鑑賞するのが正解なのかもしれません。
本番舞台のパフォーマンスは楽しく、
ゴスペルに様々な形態があることを知れたのはよかったです。
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