まるのレビュー・感想・評価
全103件中、41~60件目を表示
丸じゃなくて円なんですね
ケガで現代美術家のアシスタントをクビになった男が、何気なく描いた「◯」が気づけば世界で大騒ぎの円相として扱われる話。
現代美術家のアシスタントをして4年目、アイデアを搾取されたりしながらも職人に徹していたが、自転車で事故って右腕を骨折し呆気なくクビになり巻き起こっていくストーリー。
自宅でキャンバスの上を歩く蟻を囲む様に描いた◯を、古美術商に持っていったら、ある日自宅に1枚100万円で円相を買い取ると言う男が現れて…。
昔こち亀でも良くネタになっていたなんでもCDにグッズにじゃないけれど、なんの価値もないものが大バズりで大人気という、不条理な筈なのに実際に起き得る出来事を揶揄した作品だと思うけれど、個人的には「あなたの犬歯にふれたくて」の方が気になるw
最初の画廊の名刺はまだしも、お手を触れないでからの流れでの名乗りはちょっとねぇ…祇園精舎で語るには盛者になった根拠も乏しいからねぇ…。
そして、結構話しがクドいしテンポもイマイチだから、半分ぐらいで飽きて来て、模倣とか襲撃とかの辺りは、もう良いかなって感じ。
そして終盤も、もっとふざけちゃえば良いのに、つまらなくはないけれど、この流れでキレイにまとめられてもね…と言う感じ。
出演者は豪華だが、堂本剛を見に行く映画
出演者は豪華で、堂本剛が約半世紀ぶりに映画主演と話題の作品。
だが、レビューが伸び悩んでいるのが、鑑賞したら理由はなんとなく分かる。
マルを描いたら自分の知らないところで世界に拡散してしまった主人公を堂本剛が演じると言ったらかなり面白そうと思ったが、、
それでも彼のファンならみて損はないはず。
舞台挨拶にて鑑賞。 キャストのお芝居はいいんだけど、、、つまらない...
舞台挨拶にて鑑賞。
キャストのお芝居はいいんだけど、、、つまらないって言えばつまらない。
雰囲気が良い映画。堂本剛と綾野剛でもってる映画かな。
監督独特なストーリーで不気味でなんじゃこりゃって感じ(笑)
メッセージをなにか伝えたいんだろうけど退屈な映画でした。
YouTubeの伏字の◯も円相の一種だろうか
2024年映画館鑑賞100作品目
10月20日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
監督と脚本は『バーバー吉野』『恋は五・七・五!』『かもめ食堂』『川っぺりムコリッタ』『波紋』の荻上直子
自転車の運転操作を誤り転倒し利き腕を骨折し美術家のアシスタントをクビになった沢田
大きな紙に左手で◯をいくつか描き古道具屋に売ったが大きいと言われ鋏で◯を一つずつに切って渡した
しばらくするとその作品は円相と呼ばれ大変高く評価された
やがて沢田は有名人になる
『金田一少年の事件簿』でともさかりえに「はじめちゃん」と呼ばれていた頃に比べるとずいぶん丸々と太ったような気がしてならない
いや『33分探偵』ときだってシュッとしていた
なんだ役作りか
渡辺徹だって役者バカだから役によって太ったり太ったり太ったりだもんな
綾野剛演じる売れない漫画家横山だが画力は良い
ならば原作をつければ良いのではないかと思うがこんな人格だから編集者のアドバイスは一切聞かないんだろう
うだつが上がらないのは自業自得である
いちいち沢田の隣の自分の部屋で奇声をあげるのは笑える
吉岡里帆演じる芸術家アシスタント矢島は格差社会反対などと活動家に成り果てた
アーティストが戦争反対を訴えるのはまだわかるが格差社会反対とか笑わせてくれる
そんな人は芸術家なんかやめて堅実な仕事に転職しろ
若い人がこんなステレオタイプの左翼思想にハマるなんて正気とは思えない
搾取がいやならさっさと独立しろよ
こんな悪い意味でバカな役を吉岡里帆にやってほしくない
高橋洋一氏によると芸術家も文系だという
文系は感性に訴え理論がない
理論がないのに主義主張し議論をしたがる
議論をしても結論は出ない
議論なんか無駄だ
無職の暇つぶしか知識人のプロレスだ
アーティストと左翼は相性が良い
理論がない理想主義者だ
共産主義は崩壊しLGBTとか環境問題とかに食い下がる
理論がなく感性だけで主張するので極論になりがちだ
それゆえに多くの人から支持を得られることはない
それでもいいと思っている
自分らは特別な人間だと思い込んでいるから
現代美術の良さなんて自分にはわからない
ポップアートのウォーホルとかリキテンスタインとかさっぱりだ
吉田鋼太郎演じる秋元洋治がアシスタントに指示し制作する現代美術作品はまるでドイツの現代美術の巨匠ゲルハルト・リヒターを彷彿させた
こんなものでも億単位の価値があるのだろう
国立とか県立とかそういう公的な美術館がそういう絵を高額な値段で買えば一部バカが税金の無駄遣いだとくってかかるが自分はそういう連中に共感はできない
専門家のみんながみんな高く評価しているならなんの問題もない
税金をたいして払ってない奴ほど税金の無駄遣いだといちゃもんをつける
俺だって裕福じゃないがこんな奴らと行動を共にするなんてまっぴらだ
作品全体を通して言えるのは荻上直子なりの皮肉なんだろう
浅いようで深い
深いようで浅い
配役
人気現代美術家のアシスタントだったが自転車事故で利き腕を骨折したことで仕事ができなくなりクビになる沢田に堂本剛
沢田が住むアパートの隣人で売れない漫画家だがそれでは食えないのでウーバーイーツの配達員で生計を立てている横山に綾野剛
人気現代美術家のアシスタントだが格差反対の活動家になってしまう矢島に吉岡里帆
沢田のバイト先の先輩でミャンマー出身のコンビニ店員のモーに森崎ウィン
現代美術家の新人アシスタントで大学院卒の田中に戸塚純貴
沢田の高校時代の同級生で現代美術に投資をしている吉村においでやす小田
沢田と横山が暮らすアパートの大家で夫が大病を患っている濱田マリ
スーツ姿の若い女性に「先生」と呼ばれている謎の男に柄本明
沢田の描いた円相で出来が良ければ100万円で買うというアートディーラーの土屋に早乙女太一
「ここは質屋じゃない」が口癖の古道具屋の店主に片桐はいり
アシスタントを務めていた沢田を怪我によりクビにした人気現代美術家で態度は大きく嘘つきで性格が悪い秋元洋治に吉田鋼太郎
ギャラリーオーナーの若草萌子に小林聡美
曼荼羅宇宙
一見すると奇想天外な物語でありながら、
壮大でふかい哲学と現代アートへの鋭い批評性を、
ゆるくまーるく包みながら、
ゆっくりとまるいギアを回していく感じ、
それが心地いいひとと速いテンポが好みのひとと、
評価は分かれそうな気配はする。
祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
JSO運動のようなシークエンス、
曼荼羅やダリ(蟻)、
は、
文脈が違うような気もするが、
一周まわってはまってくる、
さらに廻って、
サワダの涙と絵と歌、
中心から外へ、
外から中心へ、
ゆるく円を描いている感じで、
催眠術のように目が回ってくるが、
若草画廊のマダムの着物と帯と、
スニーカーと指輪、
衣装替え4回だったか、
その奇抜な風貌を纏って、
チェアよりも高い眼力で、
円相を語る説得力に圧倒された。
その芝居は、
仏教的な宇宙観と現代社会の矛盾とを、
作品のテーマでもある円相に包んでしまう裏付けにも貢献していた。
コミケとかでコスプレするひといないかな、
顎ピアスのひとも、
質屋じゃないよのひとも、
モーくんも、
おつかれ、おかえり、おやすみ・・・
昭和なら前衛とかアングラとか。。
荻上直子監督作品。昔から彼女の作品は『ガロ』だよねって思っているが、本作もそう。ジャンプやマガジンはもとよりビッグコミックやモーニングでさえない。しいてメジャー出版社でいえば、ゴルゴ13の増刊号に新人の作品が実験的に掲載されるソレ。でもまあやっぱり『ガロ』が一番ピッタリくるねえ。
予告から想像する内容とまるで違った
個人的に今年のベストキャスティング映画。
主演から端役に至るまでよくここまで完璧な布陣を揃えたなと荻上監督…と感心。
出番が少ない登場人物も言動が過激な登場人物もそれぞれに魅力を感じられた。
森崎ウィンと綾野剛はこの先も語りたいほど印象的。
最初の予告からは不条理不思議系ホラーで暗い話なのか?とあまりそそられなかった。
実際は映画館を出る時に清々しい気分になる、あたたかく良い話だった。
登場人物全員の問題が解決した訳でもないし、画的に大きな出来事があるわけでもない。
だけど既に二度目を見たいと思っている。
主題歌が流れるエンドロールだけでも、映画館で見る価値があった。
堂本剛の役者仕事をまた見てみたい。
萩上直子ワールドだけど…⭐︎
萩上直子監督作品ということで楽しみにして鑑賞。
最初に沢田を演じる堂本剛の変貌にびっくり!
全然見ていなかったけど彼もそれなりに歳を重ねているんですね。
「まる」という題名通り沢田が書く円相だけでなく、画面のあらゆるシーンに
象徴的にまるがアップされる。
妖しげな美術評論家(投資家?)の早乙女太一の土屋に見出されて、
何気に書いた円が禅の円相とされブレークする沢田。
それに対する世間や沢田の周りの人々の姿など面白いけど少し
説教くさくなってしまい、「川っぺりムコリッタ」の時も思ったけど
昔の「かもめ食堂」や「彼らが本気で編むときは」のような優しい感じが
あまり感じられなかった。
でも、片桐はいり(エンドロールを見るまでわからなかった!)や小林聡美など
荻上作品のご常連さん達も登場して、イメージと違ったけど楽しめた映画。
ちょっとした世にも奇妙な物語。
でもでもこうして地球は廻ってる。
理解不能なことも、理不尽なことも、ある日突然何かが変わることも、いつまで経ってもなにも変わらないことも、ぜ~んぶ引っくるめての人生。
剛、丸いなー。
とりあえずキャストが最強。
早乙女太一、なんで好きなんだろ。
円周率のオッサン、三角のおっさんになってるしww
円相
今の時代を映し出すかのような摩訶不思議な作品。なかなかの秀作。人との関わりに翻弄される主人公が、なんとも言えないいい味を出している。ゆったりした流れとホンワカした関係が、いいね!剛が歌うエンディング曲は、素敵!最高です。
開通記念日
堂本剛が堂本剛過ぎるし、綾野剛が綾野剛過ぎる。けど、それを生かしたキャラクター性とストーリーですごく面白かった。クセ強な役者をこんなに集めて、よく自分のものにできるよね。流石、荻上直子監督。日本映画界に欠かせない存在になってきました。
予告の期待通りの作品で、言っちゃえば意外性はさほど無く結構想像できる展開なんだけど、細かな演出やセリフに笑ってしまったり更には心動かされたりと、今回もまた荻上監督らしいところに惹かれてしまった。
かなりアートなお話。絵という美術をテーマにしながら、薄気味悪い人間社会や日常的にはびこる思想、宗教に近い集団認識という洗脳なんかをフワッと描いているため、どちらかと言えば人間ドラマに重点を置いている作品ではあるんだけど、美術に限らず、芸術そのものに対する向き合い方によって好き嫌いは顕著に現れそう。
自分は明確な取り決めや思考がなくとも、曖昧な作品でも割と受け入れることができるし、印象画のような作者にしか分からない世界みたいなのを見るのもすごく好き。だけど、人によってはちゃんとメッセージが欲しい!ハッキリして欲しい!と思うだろうし、その気持ちも分かる。でもこの映画は〈まる〉というとても不明瞭な絵のように、これを伝えたい!とかそういうのがない作品だから、ちょっと気をつけた方がいいかも。
だけど、個性豊かな登場人物、言っちゃえば現実世界の等身大のような人々が放つ言動や行動には、共感したりハッとさせられるものがあって、どんな人でもひとつは自分の心に深く刺さるものがあると思う。そこがこの映画の好きなところ。FilmarksのジャンルにはSFとか抜けたこと書いてあるけど、そんなことは全くなくて、むしろ逆くらいのテイスト。舞台挨拶中継付き上映で見たのだけど、司会者が「いちばん共感できるな〜自分と似ているな〜と思う登場人物は誰ですか?」という質問をキャストに投げかけていて、それこそがこの映画の持つ魅力なんだなと鑑賞後に感じた。
荻上監督といえば、シチュエーション作りの天才。今回もその才能をいかんなく発揮。これまでの監督作ベストシーンは「川っぺりムコリッタ」のムロツヨシが松山ケンイチの家に手作りの野菜を持ってくる代わりに、風呂に入って、米食って、自分の私利私欲を思う存分満たすシーンだったんだけど、本作の開通記念日はそれを超してしまう最高のシチュエーション。笑い声を抑えるのに必死になるくらい面白かった笑笑
1人で喋って、1人で怒っている綾野剛に対して、たまーにボソッと返答する堂本剛。この空気感、一生見てられる。綾野剛演じる横山が、「川っぺりムコリッタ」のムロツヨシ演じる島田と重なって、荻上監督って、不器用だけどすごく真っ直ぐな人なんだな〜と思えた。
自分の好みとしては最後はもうちょっと面白味のあるオチにして欲しかったなと思ったし、せっかくいいキャラ設定しているからサワダ含めそれぞれもっと活躍する場面があっても良かったかなと。吉岡里帆演じる矢島は特に、サワダとの絡みをもっと増やしても良かったんじゃないかと感じた。その分、コンビニ店員モーは最高に良かったけどね。森崎ウィンがすげぇ。
賛否結構分かれてるみたいだけど、見て損は無いと思うし、前述の通り必ず自分の心に刺さるものが確実にあるだろうから、是非とも見に行って頂きたい。まるのなかのアリ。あの演出は惚れた。役者目当ての方は楽しめること間違いなし。あ、でも戸塚純貴目当てはやめたほうがいいよ。
堂本剛くん推しのための映画
う〜ん、何とも言えない…
とにかく、堂本くん演じるサワダの顔が実にまるいのは納得。森崎ウィンくんのミャンマー人は最高で、あれ、この方、外人さんでしたっけって思うぐらいハマってました。
周りを固める役者さんたちも素晴らしい方達ばかり、綾野剛、吉岡里帆、柄本明、小林聡美などなどクセ強、キャラ濃い目です。
でも、その方達にサワダがすごく影響を受けて、人生が変わっていくわけでもなく、一時通りすがった人達ぐらいの感じでストーリーは進んでくので、なんだかちょっと物足りない気分でした。
結局、絵描き、漫画家などアーティストは自分の描きたいものは世間に認められず、お金にはならなくて、お金が欲しけりゃ、自分は描きたくもない作品を描かなくてはいけなくて、このジレンマや矛盾を通して、あなたなら何を選択する?どう生きる?という問いかけをされたように思いました。
そして、同時に有名になった途端に、手のひらを返したように態度が変わる人達。人間の裏の嫌な一面も見せられた気がしました。また、情報の一人歩きの恐怖も感じました。何が本当なのか、誰が本人なのか、確かめる術は果たしてこの情報社会にあるのかなと思ってしまいました。
堂本さんは歌が上手い
主人公が◯を書いた作品が脚光を浴び、社会現象まで起こすが主人公は何も変わらないという話
予告編を観て、もっとハチャメチャになるのかなぁと予想して視聴したので自分的には期待ハズレ
劇場じゃなくても良いかも…堂本さんは歌が上手いなぁという印象が残った作品
人生何が起こるか解らない事がテーマだった感じだったけど自分には刺さらず。
人間の欲望を風刺した感じもあったけど、終始退屈な感じだった。
人気美術家のアシスタントとして働く沢田。
自転車で転倒し右腕を骨折。
コンビニでアルバイトをする事になった沢田が何気に書いた「○」の絵がある人に認められ有名になってしまったストーリー。
美術家のアシスタントだった吉岡里帆さん演じる矢島がいきなり「搾取」に対する抗議デモをしたり、柄本明さん演じる金持ちが道路工事の警備をする姿等が印象に残る。
変わらないのは漫画家志望の綾野剛さん演じる横山。
森崎ウィンさん演じるコンビニの先輩のモーも何も変わらず。
モーのカタコトの日本語が自分的にはツボだった(笑)
ラストの堂本剛さんの歌は素晴らしかったです( ´∀`)
自分を見てくれてる人はいるよね。
自分と意図しない方向に周りは変化していくけれど、ちゃんと見てくれていて心配してくれる
隣人やアルバイト先の仲間の優しさで心を取り戻していく、静かな演技が演技とは思えないくらい自然でした。息づかいまで感じられる映画館でもう一度観ようと思います。
堂本さんは歌の方が良いなぁ
役によって空気感も顔付きも全く変えてくる綾野剛さん、凄い。
堂本剛さんは、芸能人としては好きな方ですが、
唯一感情を露わにする場面がイマイチで、、
ラストの歌は作詞作曲もされてるんですね。
あちらの方から今回の作品のサワダの雰囲気が伝わってきました。歌上手い。
堂本剛のファンムービーだけじゃない
堂本剛が主演でスクリーンを占領して、エンディングまで歌う。まさに堂本剛ファンのための映画です。ファンは必見です。
ファンの評価は高そうですね。
ただ、、、ファンだけの映画でもない。
予告からちょっと不思議なふざけた内容なのかと思ったら、以外と深い。
SNSのせいで、価値を自分では決められない。価値のないものももてはやされる感じが不気味でホラー。
壁に落書きしてるあのアーティストみたいだな。
とはいえ、作品展行ったしお土産買ったけど。
最後の方の畳みかけは良かった。
「寿司」「縦横」などちょっと皮肉にスッキリする。
森崎ウィンとのやり取りも良かった。
堂本剛の丸い顔が、無表情からクマができて最後はスッキリする。
ただ、、私はあまり堂本剛が好きでは無いので入り込めないし泣けないけど。
でも単純に良い映画ではあります。
全103件中、41~60件目を表示