まるのレビュー・感想・評価
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意味は他人がこじつける
キース・ヘリングの絵が懐かしい
80年代の海外のポップミュージックでこんなタイトルのLPを買った時にはじめて彼の作品に触れました
「クリスマス・エイド A VERY SPECIAL CHRISTMAS」
多くの人に受け入れやすくシンプルでいかようにも解釈が出来る
そんなことを思い出しながら見ていました
でもこの作品はそんなことを言いたいのではないように思います
主人公のさわだ以外は、はっきりと意思を持った人ばかり
職人に徹していたさわだは言われたことを黙々とこなすタイプ
突如その職が無くなる
この作品を見た感想がまだ頭の中で整理しきれていないです
漫画家、同僚、先生、コンビニ店員
みんなとても意味のある人達
どんな意味が込められているのだろうか?
インタビュー記事を読んでそうなのかと思った点が
壊れていく人達を描いたのだと
人が壊れていく様はそれぞれなのだろう
きっかけは何だろう、積み重ね、蓄積、ある日突然そうなるんじゃないだろうしな
あの二人の壊れっぷりは見ていて分かりやすい
しかしさわだはどうだろう、金に目が眩み壊れかけて行くが彼には助けてくれる人がいる、一人でいてはダメなのだ
ささやかでも誰かと繋がっていないと
メッセージ性の強い映画
メッセージ性の強い映画、いい映画だと思う。絵画のように観る人の角度やその時の心理状態によって新しい発見や感じ方をする映画だと思う。
例えば、あの◯の真ん中の風穴があいてる絵、あれは個人的にはブラックホールに見えた。この世の邪気を吸い込んでしまうように見えた。また、◯の中に存在する無が欲によって吹き飛ばされてる図にも見える。考えれば考えるほど不思議な映画だなと思う。
だが、この映画、致命的なのは、おもしろくない。
二割と八割
実はなぜ沢田(堂本剛)の『平家物語』から始まったのか分からない。最初は富ある者もいずれは落ちるとの沢田の願いかと思ったが、その後の姿からは感じられない。勿論いつか自分もとの野望はあるだろうが沢田自身の表情が少ないので燃え上がるエネルギーも見えない。
対する横山(綾野剛)、矢島(吉岡里帆)は自らの思いに正直だ。困る隣人の横山だが二割の蟻の話をした時、横山の悔しさに対する沢田の「二割の蟻にも何か意味が」との呟きが印象的。それが何か沢田にもよく説明できなかったが。
「まる」を描いたことで突然人生が変わった沢田。八割の方に入ってしまったと私は受け取った。矢島が手で丸を作り沢田を見る。それは自分達搾取される者達のことを訴える姿の後にもされる。あなたは私達からはこうして見る八割の人だとばかりに。
モー(森崎ウィン)の「福徳円満、円満具足」は冒頭の沢田の『平家物語』と対を成しているようだった。ミャンマー出身の店員という役柄だが雰囲気の良さ、前向きではないとやっていられないからとの意味の深さを感じられるのは同国出身のウィンさんならではだろう。
「まる」に囚われる沢田。数え切れない蟻が描く「まる」がCGではないとは驚き! 有名になってからもほとんど表情を変えなかった沢田が横山との会話で初めて涙を流す。二割でもいいから絵を描いていたいと。
正直なところこの映画が訴えたかったことが何か分かっていない。でも観終わった後心地良かった。途中でも重苦しいと感じなかった。
沢田は将来裕福ではなくても横山と何かに取り組んでいるのではないか、モーとミャンマーで働きながら絵を描いているのではないか。
そんな姿も想像させてくれた。それは八割方か、二割方か。そんなことはどちらでもよい。
蛇足だが中秋の名月の次にくる十三夜は後(のち)の月と呼ばれる日本独特のもので古くから愛されてきた。僅かに欠けた月に美を見た。
人は、完全な丸でなくてもいい。
退屈だった
美大を卒業したがアーティストとしては成功できず、人気現代美術家のアシスタントとして働いていた沢田は、指示されたことだけをこなす生活をおくっていた。そんなある日、彼は雨の日に自転車で事故に遭い、利き腕を骨折したため、仕事をクビになってしまった。部屋に帰ると、床にアリがいて、そのアリに影響を受けて描いた○を骨董屋に持ち込んだ。すると、その絵がSNSで拡散され、さわだは有名人になってしまった。個展まで開くようになり・・・てな話。
○の何が素晴らしいのか、理解出来ないからか、ほんと退屈だった。
堂本剛だけじゃなく、綾野剛、吉岡里帆、戸塚純貴、小林聡美、柄本明など豪華な俳優陣なのだが、全く良さが出ていない。
唯一、ミャンマー人のコンビニ店員役の森崎ウィンがほっこりさせてくれたくらい。
早く終わってくれ、と思ったのは久々だった。
合わなかった。
監督&堂本剛だけでは無い 人生模様 典型的だが 気楽に見れます。
ただし 典型的ストーリーの感じなので【ただし 触れないよ 映画館で是非】
『浅いか 深いか』はその人次第
デジタルで無い アナログフイルム
通常では 巻き込んで進んで行くイメージの堂本剛が
『巻き込まれる』不条理
自己 自我とは 劇場で確認して
『○』 何だか 相・みつ・ 金子・・ず と似てた 禅画❓
パンフ事前完読🈶有料パンフ
チト文字が多いかも 深い考察,制作背景知りたい人は 是非 おススメ
ただ 誰でもわかる作品 疲れないのは本作高得点の理由
居酒屋の 綾野剛 堂本剛のやりとり長回しは良い 2割の・・その他
綾野剛さんは 堂本剛さんと同様 心機一転 ヘンテコな役 壁突き破ったのは良いかも
【印象に残った順に】
森崎ウィン
小林聡美
片桐はいり
吉田鋼太郎
濱田マリ
吉岡里帆
柄本明
みんな俳優が 個性十分
饒舌に語らない 堂本剛 も良かった 上記でない その他の人も良かった
諸行無常 誰も自覚ないけど 地球は必ず滅びます🌏何🔟億年後か 数年後かは不明
地球以外は人が住めない 太陽系だけども 逃げても何十年か 100年以上 脱出には時間がかかるから・・
日々を大切に 己を大切に と思った 始まって終わる 終わって始まる 心機一転 原点回帰
でも 最後は 『堂本さんのディナーショー』かと思った 是非映画館で確認して supported by 荻上直子監督
今日さ 舞台挨拶付き2回 を避けて 通常枠上映 ガラガラに空いてて 楽ちん 快適だった。
舞台挨拶付き上映がどれほど熱気🤩だったかは知らんがな❗️
池のシーンが好き
不思議な映画で、まだどう解釈していいのか分からない。音楽まで入れてる堂本剛さんほんとすごいな。。まるがアートに見えるもんな。
池のシーンがいいなと思った。人生のエアポケットに入ったような、支離滅裂な感じ。あのおじいちゃんはサワダのイマジナリーフレンドか?実在しているのかも謎な感じがする。
自分らしく生きる
堂本剛演じる沢田と様々な人たちを通して、
自分にしかできない生き方、それが前向きなんだと
いうことを私なりに受け取りました。
綾野剛演じる漫画家志望の横山のキャラが
めちゃめちゃ面白いです。
横山というより綾野剛の演技が面白い。
セリフの言い回しなんかが特に印象的です。
吉岡里帆演じる矢島も、
吉岡里帆のイメージとはちょっと異なっていて
ハジけ方が良かったですね。
森崎ウィンのコンビニ店員も本当にいい奴で
ほっこりしました。会話も面白いんですよね。
他、柄本明も小林聡美も素晴らしかったです。
とにかく◯のモチーフがたくさん出てきて
面白かったですね。
堂本剛の体型というか特に顔は、本作のために丸みを
帯びるような役づくりをしたのでしょうか。
堂本剛自体がまるいなと感じました。
荻上直子監督作品の鑑賞は、昨年の『波紋』に続いて
2本目ですが、なんとなく荻上直子監督らしさが
わかりました。劇伴がほとんどなく全般的に静かですよね。
堂本剛27年ぶりの映画主演とのことですが、
本作をシネコンで上映するのは思い切ったなと
思いましたね。
堂本剛の死んだ目がいい
2024年劇場鑑賞262本目。
舞台挨拶中継付き。本編後。
ニュースにもなっていましたが綾野剛が汗かきすぎて中座しましたがあんまり聞いたことない出来事ですね。何か悪い事の前触れでなければいいのですが。
一言二言しか出番のない俺たちの轟こと戸塚純貴が来ていたのが気まずかったですが・・・。
予告で面白そうだなとは思っていましたが、亀梨和也主演の俺俺みたいな変な展開になったらやだなと。でもちゃんと地に足のついた展開で良かったです。形のないものに値がつく思考実験としてもなかなか楽しめました。
表題の通り主演を演じている堂本剛の死んだような目がすごく良くて、後半自分を取り戻すと目に力が入るのが良かったです。
柄本明は演技は相変わらず良かったけどキャラクターとしては最後に謎を投げっぱなしで出てくるのでそこはちゃんとしてほしかったかな。
後地味に演技が好きな森崎ウィンが日本語たどたどしいミャンマー人というちょっと怒られそうな役で出ていて良かったです。
綾野剛の役は別の人でも良かったかな。青木崇高とか。
芸術への感度が低い自分には難しい
海外の巨匠の監督作品ではないし、ミニシアターでの上映ではないからと侮っていた。
ラストまで内容を噛み砕くことのできなかったし、
蟻の隊列を大きなスクリーンで観て、ちょっと気分が悪くなってしまった。
評価ができない。
良い映画!♡
観てよかったです。
宣伝もしてなくて、内容も何も知らなくて、
ただ直感で選んだのですが、大正解。
世にも奇妙な物語…みたいな感じ、ゆっくりと、
たんたんと過ぎていく内容だったが、
世の中への風刺、芸術的というか、私は好きでした。
笑えるところもあって、とにかく◯の意味、
世界中の人が、まる〜と言って、笑顔で◯を
作るところが心地よかった。
◯って良いですね♡
まるで禅問答。メッセージ性が強い。面白かったけど、僕はもっと娯楽性があるコメディを期待してたので、思ってたのと違ってチョッピリ残念。
冒頭いきなり、そして途中何度も繰り返し「ヘーケ物語」の諸行無常が朗読される。仏教国ミャンマーから来たコンビニの先輩も「無常」とか言い出す。
今思うと結局この映画の主張、メッセージは無常だったのかもしれない。
確か「ホージョーキ」と「トゼンソウ」が言いたかった事もおんなしだったような気がするが、違ったかもしんない。
サワダが先生(榎本明さん)の茶室で禅問答みたいのを始めた時には、サッサと出家して修行し、勝手に悟りでも開けと思った。
沢田はこだわりが少なく、強く自己主張することも控え目だ。自分が思ってる事をうまく伝えられなかったり、口べただったりして、誤解を解けなかったりする。
それは沢田の性格で個性だからイイもワルイもない。
だけど、それを見ている僕はイライラするし、矢島(吉岡里帆さん)はプンプンする。
吉岡里帆さんは、ドラマや映画、CMで僕が見てきたのと違った雰囲気だったので、鑑賞後にポスターで名前を見るまで気付かなかった。なんかすごく損した気分だ、チキショー (^^)
ちなみに、グ~タラでおチャラケな横山が、いつもシリアスな役の綾野剛さんだったことにも気付かず、ポスター見て初めて知った。
この横山が蹴破った壁の穴、もしかしたら何かを象徴するメッセージで、終盤、サワダが破った青い円相図の穴と何か相関してるのかもしれない。
だけど、澤田が衝動的に破った青い円相図の穴が、さも芸術的な意味があって意図的に開けられた穴だと勝手に解釈されて展示されてるのを見ると、横山が蹴破った壁の穴に意味があると思うのも考え過ぎなのかもしれない。
もちろん作者が意図していなかった事を勝手に深堀りしたり、作者と全く正反対の解釈をするのは自由だとは思う。いわば落語のコンニャク問答ではある (^^)
あと、笑えたセリフは片桐はいりさんの「うちは質屋じゃない」
好きです、これ ずっとにやにやしながら見てて、 たまにぷぷっと笑っ...
好きです、これ
ずっとにやにやしながら見てて、
たまにぷぷっと笑っちゃう感じ
キャスティングもキャラ設定も良かったし、
やっぱり特に
片桐はいりの使い方が最高だった
とてつもない空洞が呑み込む闇・光・欲
綾野剛、柄本明、小林聡美。キレッキレの演技。
綾野剛演ずる隣室の住人は、ほとんど崩壊した精神状態でのたうち回りながら生きている男だが、不快な体臭が漂ってくる気がするほど生々しい。逆に、柄本明は何やら後光が差しているような意味不明の「神さま感」を漂わせて登場する。小林聡美の画廊主は金と欲が渦巻く現代アート界のカリカチュアだが、素晴らしく魅力的だ。浮世離れした強烈なキャラクターたちの登場は、大ヒットドラマ『地面師たち』を思い起こさせる。(出番は少ないが吉田鋼太郎、片桐はいりも「一度見たら忘れない」独特の存在感を放つ。)
ところが主人公(堂本剛)は、これらの強烈な光と闇をみんな吸い込んで中和してしまう。堂本はむくんだような生気のない顔でほとんど表情も変えず、それが演技なのかどうかもよく分からない。バイト仲間のミャンマー人への対応や、あぶない隣人との会話等から、彼なりに考えていることはあるらしいことが窺えるが、ほとんど印象に残らない。周りの光も闇も吞み込んでしまって何も返してこない、ブラックホールのような空洞。
「諸行無常」が信条であるらしい彼のその空洞が、「まる」なのだろうか。狂気の闇も、ギラギラの欲望も中和してしまう生き方が、「まる」つまり一つの「正解」ということなのか?
それは平和かも知れないが、なんとなく寂寞感を覚えてしまう。その底にはどうしようもない諦念、あるいは絶望が横たわっているように見えるから。
『川っぺりムコリッタ』のラストは、諦念の上に成り立つものであれ、薄明るい希望を感じさせたけれど、この映画はもっと荒涼とした感じがある。もしかするとそのぶん、生き延びる能力はより強いのかも知れないが。
唯一、森崎ウィン演ずるミャンマー人のコンビニバイト仲間が、普通の人間らしい感情(心、というべきか)をかいま見せる。空洞になっていない心が、「生きる」ことのみずみずしさと苦難とをくっきりと描き出している。
⭐︎3.5 / 5.0
10月18日(金) @映画館
まる
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2割のアリでも「自分でいられる身勝手な時間」を懸命に生きてる!何か心に染みたなー🥹とりあえず寿司🍣食べなきゃねw
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#movie 🎬2024
#備忘録
#まる
#映画
#映画鑑賞
#映画レビュー
#映画好き
#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい
飽きそうで飽きのこない。結果、かなり好きな作品。
予告編をみて、面白そうに作られてる予告編だなぁ、さすが予告編だなぁと思いつつ、このままの通りの感じだったらすこしいやだなとも思いながら観に行きました。
◆
実際はとても良い雰囲気でした。雑なシーンとかはなく、ずっとセンセーショナルな事が起き続ける描かれ方ではないちょいちょい日常にも戻してくれる感じが、リアルで良かった。ファンタジーや妄想・空想要素が出てきても、ちゃんとストーリーの筋や主人公沢田の心の中が見て取れるものだったので、ただのアートムービーになったりもしなくて、そこもこの作品のいいところ。
◆
キャラクター達。主人公の沢田、生活に対して力が入ってない感じだけど絵に対してはやっぱり熱い想いを持っててかなりいい。そしてさらに、沢田以外のキャラクター、魅力的な個性的な人がたくさん出てきます。少し変な人が多いんだけど、どのキャラクターのセリフも行動も、心にぐさぐさ差さる差さる。しかも、人間らしさもかわいらしさも、哀愁も持ち合わせてて…。隣に住むデビュー出来ない漫画家、ミャンマー出身のコンビニバイトの先輩、公園で出会う茶道の偉い先生、元職場の格差社会を訴える女の人、草間彌生ぽい髪型のギャラリーオーナー、おしゃれな胡散臭いスーツが似合い過ぎる有名アートディーラー、明らかに変だけどなんかいそうな古道具屋店主、他にも、とにかく沢山出て来る。ひとりひとりの役者さん、見た目から何から、その役の人物になり過ぎていて凄い…。綾野剛の横山良かったなぁぁ、久々に私の好きな綾野剛リストに追加入りました◎
てか、現代美術家と漫画家が住むアパートとか私も住みたい。超良い。あの2人のやり取り毎度好きだった。最後のあのオンラインでコラボの会話のくだりなんてもうかわいすぎる。ぐっと来すぎる。小林聡美もめっっちゃ良かったなぁ。森崎ウィン演じるコンビニの先輩もいとおしかった。ひとりひとり挙げるとキリが無いねん…。荻上監督、すごいなあ。
◆
やたらと評価されることになった主人公の描くまるもそうだけど、芸術って見る人によって物凄く価値があったり、1ミリも価値を感じなかったりするのが奥が深くて面白いね。オーナーやディーラーが沢田の描いた絵を見て、ほう…と感動するシーンは、芸術の奥深さとその逆の滑稽さが滲み出てて、いいシーンだけどどこかおかしくて、好きだったなあ。美術館に沢田のまるを見に来る人たちも、本気で絵が好きな人もいれば絵を見にきてる自分が好きな人(私もまさにそう)など絶対入り混じってて、それもまた面白かった。私は芸術家ぽいひともミーハーぽい人もどっちも好きなので。何か好きなものがある人が単純に好きだから。
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あと、そのやたらとフューチャーされるまるを描く沢田のシーンが何度も出て来るんだけど、それがめちゃくちゃ気持ち良い。とくに一番最初に動くアリの周りに壁を作るように描き出す沢田のまる。白いキャンバスに大きめのふででざざっ…と描くあの感じとあの音が、冗談抜きでずっと見てられるわ!だった。気持ち良い〜。人が絵描いてるのとかなんか作ってるのってずっと見てられるね。ASMRじゃないけど音も感じてたいね。久々にアルキメデス観て黒板に字書く音も聴きたくなった。
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エンドロールも相当しびれた。粋だよありゃあ…。剛の歌声よ…。絶対映画館で観るべき、聴くべき!
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良い映画が観れて、心があつくなりました。良い夜だった。
わからないならジタバタする!
堂本剛さん出演のドラマフリークです。20年前、自分が学生だった頃好きでした。元カレ、夢のカリフォルニア、サマースノー、君といた未来のために。受け身な主人公を演じるのが非常に上手く、今でも好きな作品ばかりです。
今作では
人生はきっと何が起こるかわからないから。わからない状況に立たされたら、とにかくジタバタもがくしかないという教訓を学べました。最後EDに流れた街movie.verを聴けて良かったです。
以下、脚本中心に勉強のために記録残します。
どうしたら良くなるのか、を考えたいと思います。
脚本以前の問題で、娯楽としての作品評価は0点です。
具体的な問題点を1つ挙げます。途中の男性器を描写するシーンです。この映画の視聴者層をどこにみていますか?小学生や中学生相手なら、笑えるシーンになるかもれません。リアルな男性器を怪我をした右腕の包帯の上に描いて、病院で先生に見られるという描写は、成人した視聴者層は笑いません。ただただ下品です。
始まりから終わりまで、仏教の描写がありました。わたしは途中で席を立ちたかった。ただ苦行を耐え忍ぶ修行僧の気持ちで乗り切りました。堂本剛くんの街は映画館のサウンドめっちゃ良かったけれど、この気持ちを昇華できるわけがないです。
綾野くんのなんで絵を描くのかの問い掛けに対して、なんか主人公泣いて答えてた。答えが泣ける内容ではなく、このシーンも意味不明だったよ。もうプロットとか構成とか何でもいいんだね。脚本の勉強なんていらない。雰囲気で作るだけ。それでこういう映画出来るんだもんな。日本の映画って最近なんでこういう傾向なのかな。
それはそれとして、どうすれば良くなるか考えよう。
構成から
まず始まりは雰囲気で良い。主人公とりほちゃんの会話、受け答えまでは好き。
ここで主人公事故。
知らんおっさんと公園で話す。円周率の話
ここ1stターニングポイント
まる を書いてみる試み。
胡散臭い骨董品屋にまるを預ける。
世間で評価
ここだ。楽しみのシーンが描写不足なんだ。主人公が自分からSNS発信しないとダメだったんだ。受け身は良いけど、決断はしないとダメなんだ。それでバズって世界的に有名にならないといけなかった。すべて受け身だと視聴者が共感できないから、1stターニングポイントをここに持ってくれば良かったんだ。主人公と綾野くんはスマホ使えてる描写あるんだから、SNSで拡散されているだろう描写もあるんだから、主人公がスマホ使えていいんだよ。
まる 描いた後、SNSで発信したらバズってた。これで良い。骨董品屋いらん。時代にあっていない店は出す必要がない。
サブプロット入ったっけ?覚えてない
楽しみのシーン。
ここ弱かった。世間的に有名になったらもっと演出あったんじゃないか?まずもって主人公が1つまるを描いて100万円のシーンは必要ないとして。
主人公ならどうする?世間的に突然有名になったら。
いや、もう まる だけにまるっと構成変えた方が良いな。
メインプロット まる描いただけでSNSで世界的にバズった(ジャンルは難題に直面した平凡なやつ)
サブプロット 恋愛
せっかくだから吉岡りほちゃんを使おう。活動家だけではあんまりにも可哀想だ。堂本剛くんの結婚も相まって、連れ合いの年齢的にもしっくりくる。
綾野剛くんも含めた3人でのかけあい。りほちゃんがいてくれたおかけで2人の人生が進みはじめる。
りほちゃんが突然いなくなる理由(秘密)を作る
綾野くんの人となりを深掘りもいいのかも
テーマは それでも自分が描きたいものを描く
オープニング 始まりの仏教の文言シーンはいらない。只管、自分の描きたい絵を描くシーン。そこでテーマは提示されるものとする。
セットアップ 画廊での仕事シーン、りほちゃんとの掛け合いはそのまま。法隆寺は誰が作ったか、のシーンは後半の主人公の成長比較になるからとても良いシーン。ちなみに、ここでりほちゃんからテーマの提示にも関われる。
事故に遭う。
利き手を怪我して仕事をクビになる。吉田こうたろうさんは終始悪の存在としてあり。
りほちゃんとの掛け合いをここで強く持ってくる。SNSを交換する。主人公受け身でいい。
悩んでいる時 公園で謎の老人との掛け合い。ここで円周率、まるの存在。日常からまるの存在。
りほちゃんからどういうの作ってるのかSNSで連絡がある。
1stターニングポイント 主人公が自らの意思で行動
用紙に蟻を囲うようにまるを描いていくのをSNSへUP。
サブプロット 主人公の家に吉岡りほちゃんが来る 隣に住む綾野剛くんとの掛け合い
隣に住んでて、実は漫画家
わたしも絵を勉強していて 等
主人公の家へ
主人公のSNSの様子にりほちゃんが気づく。世界的にバズる。
お楽しみシーン
世界的に有名になる事で人生はどう変わるのか
ここは視聴者が想像して楽しめるシーンを入れたい
りほちゃんと主人公の恋愛模様
まる だけが評価される主人公の苦しみ
主人公が世間からチヤホヤされるシーンは昔アイドルだった堂本剛くんならではで良いと思う
それに対する綾野くんの嫉妬
ただ綾野くんも新たに漫画作品描いたりチャレンジを見せる
主人公とりほちゃんの恋愛模様がピークに
ミッドポイント
突然、りほちゃんが主人公の前から消える
りほちゃんの職場の悪(吉田こうたろうさん)を出すよね この方はここで活きてくる
すべてを失って
主人公の葛藤 死のイメージ
ここで公園で謎の老人との掛け合い
わからないならジタバタする
綾野くんとの掛け合い
自分が作りたいものを作る
主人公が まる から離れて、りほちゃんの存在に
改めて気づく
第2ターニングポイント
りほちゃんの居場所を知る
主人公 行動 ここで走るシーンとか入れればいいよ。音楽は恋のカマイタチって曲のサビ入れよう。
浜辺とかに向かうといいんじゃない。交通標識持たせて謎の老人出そう。底辺✖️高さ➗2だ。って言わそう。
「三角形と同じ。君が底辺で彼女が高さだ。君がどんなに有名になっても、彼女がどんなに悪い部分があったとしても、君と彼女を掛け合わせたものを、2人で背負っていけば大丈夫。」こんなセリフでいいだろ。
浜辺でりほちゃんと主人公の掛け合い。無音、波の音。
最初主人公の突然の登場に驚くけど、にこやかなりほちゃん。
主人公がプロポーズ。昔のオドオドした感じの演技でいいじゃん。僕の気持ちはまるだ。みたいな感じで指輪出せばいいんだよ。そこでいい感じのりほちゃんの顔を出して、一気にエンディングの街movie.ver。
エンディングでサブプロット回収 悪(吉田こうたろうさん)は報いを受ける
綾野くんが漫画を出版社に持ち込んで奮闘してる
最後に 部屋に最初描いた まる の絵
あとはペアリング
ドラマではいつも必ず堂本剛くん演じる主人公は、最後決断して行動していた。
堂本剛ファンなら、より刺さる
kinkiとしてデビュー前から期待されていた。
10代はドラマ等で忙殺され、ストレスが重なる。
光一は剛へのコンプレックス、歌唱やダンス。剛はメンタルや身体的病気。ジャニーズの枠組みを超えて、KinKi Kidsはアーティストとして成長してきた。
そんな時代があるからこそ、この映画で堂本剛を主演に迎えるための相応しいテーマだと思う。
荻上監督要素は若干薄めだとは思うが、エンディング含めて、剛映画になっていた。綾野剛もええ感じやし。
できは兎も角、単館向きなのがどう出るか、、。
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