まるのレビュー・感想・評価
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自分に自信のない売れっ子アーティストなんてありえない
予告編から想像していた展開とは違っていてずっとモヤモヤ。堂本剛演じる沢田は、画家のアシスタントとして働いていたが、自転車で右腕を怪我した事により首になってしまう。本人はアーティストではなく職人として頑張ってる意識だったみたいな。それから始めるコンビニバイト。えっ!森崎ウィン演じる店長はミャンマー人だって。日本語イマイチなのに経営なんてできる?それにしても沢田がアパートに戻ると部屋にアリがいた。アリを追いかけながら○を描く沢田。何だこれ?沢山○を描いた沢田は古本屋に売りに行ったが、買ってもらえずただで渡した。すると、知らない男がアパートにやってきて、1点100万円で買ってくれると言う。沢田も驚く値段だ、だってアート作品の意識無かったんだもんな。それから○の絵が世界中で人気になる。ちょっと待ってよ、数秒で描くただの○に個性ないよ。綾野剛演じる漫画家志望のお隣さん、横山の意見は正しかったと思うよ。ただコイツ友達みたいだけど、相性悪すぎだよな。毎晩うるさいし、壁を蹴り壊して沢田のせいにしたり、沢田を名乗って金儲けしようとしたりな。めっちゃ不快だった。とにかくあんなただの○が人気になった事が納得できなかった。円相って何なのよ。漢字観てなかったら演奏だと思って謎だったろうな。最初から最後まで納得いかなくてガッカリでした。特にラストがね。
おかえり、お疲れ、おやすみ
2回目良
無心
な心で描いた⭕️が、売れて有名になった途端に、有心(?・下心)のある人間が寄って来たり、敵が増えたり‥。本当に人間の欲と言うものは虚しいですね。さわだは、最後にはそれに嫌気がさしたのでしょうね。
喜べない、怒れない、哀しめない、楽しめない
この映画をダシにして、あいだみつおをディスろうとしたのだが、
綾野剛演じる漫画家が、そんなの丸書くだけじゃん?俺にだって出来るよ!って、ディスっていたので、あいだみつおディスりは無し。
いや、でもさー。
あいだみつおと、てんつくマンの違いが俺には分からない。あいだみつおは癒し系やってて、てんつくマンはマルチ商法やっているのは知っている。
あいだみつおの書いている事って、ホストが太客に送るLINEの文書なみにありきたりで面白くない。
ハートマン軍曹の名言
俺は差別はしない!お前らは平等に価値がない!
ほど、心に響いた言葉があっただろうか?いや無い。
さて、さんざんディスってスッキリしたので、あらすじだよー!
堂本剛は美術家を目指すも、今は売れっ子芸術家の作品を代わり描いてのその日暮らし。コンビニバイトを兼業しないと食っていけない。
自転車で転けて、右手を骨折する。芸術家のバイトはクビになってしまう。
やる事がなくなり、ふと自宅にある紙をつたっていた蟻ん子を見つけて、その動きに沿って習字で丸を書く。友人の
俺は質屋じゃねー!
が、口癖のどう見ても質屋に丸の紙を預ける。
それから何やかんやあって、堂本剛の丸を一枚100万円で買い取るという男が現れて丸を売る。
それからしばらくして、自分の丸が高値で取り引きされ、海外でも話題になっている事を知る。
今までの生活が一変して、一躍、時の人になった堂本剛はこれからどうなる?
画廊の人の銭ゲバっぷりが清々しいくらい下衆で見ていて心地良い。新しい丸を堂本剛が提出したら、
これは違う!受け取れない!
と、言われて突っ返されてしまう。芸術家先生が作ったモノを頭ごなしに否定しちゃうけど、
おーい!画商さん!それはお前の匙加減だろうよ?芸術を転がして転売する金で食っているトコジラミごときが作家先生の作品を否定するのか?
今はSNSがあるから、知恵を使えばいくらでも発信できますかーらー?本当、画商と派遣会社は世の中から消えてほしいです。素粒子の状態まで分解したろうかぁ?あぁぁん?
俺のTOP画の絵は、鴨居玲の1982年 私 という絵です。若くしてガス自殺で亡くなるんだけど、画廊商の要求に耐えきれなくなって自殺したという話を東京駅で靴磨きをしながら、絵を描いている芸術家のパブロ健治さんから聞いた事があります。
何だかんだで、町を歩けば握手や記念写真を求められるようになるが、これを面白く思わない売れない漫画家の綾野剛が、堂本剛の絵をパクって、
今日から、俺が丸の絵の作家だ!
と、宣言して東京ガガガのように横浜の飲み屋街に貼り紙を貼りまくって、ジャックする。
さてと、若い皆様方はブログって流行っていたの知っていますか?他人の書いた記事にコメントをするだけではなく、自分の記事をリンクして貼り付ける事をトラックバックって言うんだけど、
ある日、俺が若松孝二監督の連合赤軍の映画が制作中という記事をあげたら、一字一句間違いなくコピペしてパクった記事を俺の記事にトラックバックした奴がいてさ?
気持ち悪くて、気持ち悪くて、しばらく更新ができませんでした。どういう神経なのか知りたいような、知りたくないような。
更新をやめたもう一つの理由が2ちゃんねるで、面白い映画ブログはないもんかのうというスレッドに自分のブログが晒されて、怖くなったのもYahooブログをやめた理由です。
結局、このなりすまし作戦はうまくいかない。
どんどん、有名になっていく堂本剛の明日はどっちだ!
ネタバレだから、書きますが、ぜってー、綾野剛に刺されて死ぬエンドだと思っていました。何回も伏線あったじゃん?
鳥人戦隊ジェットマンとか、振り返れば奴がいるでやってたじゃん?
← 野坂 昭如ネタなみにわかりにくいぞ?
最後に一言、
堂本剛が悩んでいる時に必ず現れるのが柄本明。ひょっとしたら、堂本剛にしか見えない妖精なのか?
アートの世界は先にやった者勝ち
〔彼らが本気で編むときは、(2017年)〕は以降、
時々の社会問題を取り上げることの多い『荻上直子』が、
今回はアート業界のいかがわしさに斬り込む。
とりわけ現代アートはディーラやギャラリーの権威が強く、
彼等・彼女等に認められれば作品の価値は一気に跳ね上がる。
そうなったら今度は作品を量産するために
工房システムを採るのは本作でも描かれている通り。
元々のアイディアと最後の署名だけは有名アーチストも、
実際に制作したのはスタッフとの、
納得しがたい構造も多いのではないか。
利き腕をけがしたことで、
そうした制作現場をクビになった『沢田(堂本剛)』が主人公。
使える左手で、カンバスの上を這い回る蟻を囲うように〇を描く。
その時の彼は、一切の雑念から解放されていたかもしれない。
描いた〔〇〕を古道具屋に持ち込んだことから
アートディーラーの目に留まり、
ギャラリーでも扱われ、
更にはSNSでバズりと、
超速で世間の耳目を集めて行く。
彼の描いた〔〇〕は、
何故か「禅宗」の〔円相図〕にカテゴライズされる。
たしかに『沢庵』『仙厓』『白隠』と〔円〕を描いており、
とりわけ『沢庵』の〔円相像〕には
フリーハンドでこれだけ完璧な円を書けるとは!と、
感動すら覚える。
ただ、円を描いたのは古の僧侶だけではない。
現代美術では『吉原治良』の〔円〕は代表作であり有名。
そちらを持ち出さなかった監督なりの理由は
本編を観れば判る気もする。
なまじシンプルなモチーフと表現だけに、
類似作品やエセも多く出回るが、
何故か世間では受け入れられない。
先に挙げた権威の裏付けが無いことが最大の要因と思われるが、
本人が描いた〔円〕ですら、時としてダメ出しされる場合も。
ただそれがどれだけいい加減なのかを、
最後に近いシークエンスで嗤いのめす。
『モンドリアン』の作品が
75年も上下逆に展示されていたエピソードを思い出す。
多くの登場人物のキャラクターはエキセントリック。
現代アートシーンをカリカチュアライズされた笑いに包んで
見せてくれる手腕はなかなかのもの。
他方、
ゴッホの「ひまわり」にトマトスープをかけた
「ジャスト・ストップ・オイル」信奉者の「エコテロリズム」の手法を借りて
権力による搾取への反抗を描いたのは釈然としない。
この種の運動には〔美と殺戮のすべて(2022年)〕という、
アートに直結した先例もあるのだが。
『沢田』はもちろん、
工房で同僚だった『矢島(吉岡里帆)』や
ミャンマー出身のコンビニ店員『モー(森崎ウィン)』といった
まとも過ぎる人間ほど生き難い世間との
文明批判も効いている。
もっとも、かく言う自分も
本質以外の色眼鏡で、他人を見ているに違いない。
現代アートの皮肉
堂本剛の泣きの演技
当て書きされたという沢田を見ていると、堂本剛さんにハマり役でもはや沢田って剛さん自身では?と思うくらいの自然な演技。感情を露にしない役柄は表現が難しいと思うのだけど、周りの個性豊かなキャラクターとの対比もあって物語の主軸としてブレずに存在している感じ。
唯一感情を吐露するシーンで泣く場面があるのだけど、上手いなと感じた。感情が込み上げ、顔を赤らめながら涙がこぼれ、目の縁まで赤くなって感情が溢れた後、表情がぼんやりする……あぁ実際泣く時ってこうなるよなというのを演技で持ってくる。かつて上戸彩さんが絶賛した泣き演技を見れたのが嬉しい。
綾野剛さん演じる横山は、登場から奇天烈で面倒くさく絶対絡みたくない人物。売れた沢田への嫉妬も隠さないし、今日から俺が沢田、丸なら俺も書けるよ、と絡んでくる。
ただ嫌な気持ちにならないのは、横山の気持ちって誰しも多かれ少なかれある認められたいという気持ちの表れだから。ネチネチした嫌味ではなくストレートに嫉妬をぶつけているのが印象深い。
アドリブのシーンもあるとの事で、綾野剛さんのキャラクターへの理解度が横山という人物を憎めないキャラにしている気がする。
本意ではない形で作品(ただ丸なら書いただけ)が評価され、勝手に意味をこじつけられ、大衆から求められる沢田。「売れるためには求められるものを書くべきだ」と丸を描くよう迫る世間に悩み葛藤する姿は、芸術分野で生きる人に対して刺さる内容なのかもしれない。
荻上監督の以前のインタビュー(波紋)で、かもめ食堂が売れてあの作風が得意な監督だと思われているがそれは違うというような事を話されていたと思う。
舞台挨拶で監督自身は、自分自身は横山なんだと話されていたが、沢田でもあるんだろうと感じた。
見る人によって捉え方が変わる映画で、好き苦手がハッキリ分かれる映画だと思う。
意味は他人がこじつける
キース・ヘリングの絵が懐かしい
80年代の海外のポップミュージックでこんなタイトルのLPを買った時にはじめて彼の作品に触れました
「クリスマス・エイド A VERY SPECIAL CHRISTMAS」
多くの人に受け入れやすくシンプルでいかようにも解釈が出来る
そんなことを思い出しながら見ていました
でもこの作品はそんなことを言いたいのではないように思います
主人公のさわだ以外は、はっきりと意思を持った人ばかり
職人に徹していたさわだは言われたことを黙々とこなすタイプ
突如その職が無くなる
この作品を見た感想がまだ頭の中で整理しきれていないです
漫画家、同僚、先生、コンビニ店員
みんなとても意味のある人達
どんな意味が込められているのだろうか?
インタビュー記事を読んでそうなのかと思った点が
壊れていく人達を描いたのだと
人が壊れていく様はそれぞれなのだろう
きっかけは何だろう、積み重ね、蓄積、ある日突然そうなるんじゃないだろうしな
あの二人の壊れっぷりは見ていて分かりやすい
しかしさわだはどうだろう、金に目が眩み壊れかけて行くが彼には助けてくれる人がいる、一人でいてはダメなのだ
ささやかでも誰かと繋がっていないと
メッセージ性の強い映画
二割と八割
実はなぜ沢田(堂本剛)の『平家物語』から始まったのか分からない。最初は富ある者もいずれは落ちるとの沢田の願いかと思ったが、その後の姿からは感じられない。勿論いつか自分もとの野望はあるだろうが沢田自身の表情が少ないので燃え上がるエネルギーも見えない。
対する横山(綾野剛)、矢島(吉岡里帆)は自らの思いに正直だ。困る隣人の横山だが二割の蟻の話をした時、横山の悔しさに対する沢田の「二割の蟻にも何か意味が」との呟きが印象的。それが何か沢田にもよく説明できなかったが。
「まる」を描いたことで突然人生が変わった沢田。八割の方に入ってしまったと私は受け取った。矢島が手で丸を作り沢田を見る。それは自分達搾取される者達のことを訴える姿の後にもされる。あなたは私達からはこうして見る八割の人だとばかりに。
モー(森崎ウィン)の「福徳円満、円満具足」は冒頭の沢田の『平家物語』と対を成しているようだった。ミャンマー出身の店員という役柄だが雰囲気の良さ、前向きではないとやっていられないからとの意味の深さを感じられるのは同国出身のウィンさんならではだろう。
「まる」に囚われる沢田。数え切れない蟻が描く「まる」がCGではないとは驚き! 有名になってからもほとんど表情を変えなかった沢田が横山との会話で初めて涙を流す。二割でもいいから絵を描いていたいと。
正直なところこの映画が訴えたかったことが何か分かっていない。でも観終わった後心地良かった。途中でも重苦しいと感じなかった。
沢田は将来裕福ではなくても横山と何かに取り組んでいるのではないか、モーとミャンマーで働きながら絵を描いているのではないか。
そんな姿も想像させてくれた。それは八割方か、二割方か。そんなことはどちらでもよい。
蛇足だが中秋の名月の次にくる十三夜は後(のち)の月と呼ばれる日本独特のもので古くから愛されてきた。僅かに欠けた月に美を見た。
人は、完全な丸でなくてもいい。
退屈だった
美大を卒業したがアーティストとしては成功できず、人気現代美術家のアシスタントとして働いていた沢田は、指示されたことだけをこなす生活をおくっていた。そんなある日、彼は雨の日に自転車で事故に遭い、利き腕を骨折したため、仕事をクビになってしまった。部屋に帰ると、床にアリがいて、そのアリに影響を受けて描いた○を骨董屋に持ち込んだ。すると、その絵がSNSで拡散され、さわだは有名人になってしまった。個展まで開くようになり・・・てな話。
○の何が素晴らしいのか、理解出来ないからか、ほんと退屈だった。
堂本剛だけじゃなく、綾野剛、吉岡里帆、戸塚純貴、小林聡美、柄本明など豪華な俳優陣なのだが、全く良さが出ていない。
唯一、ミャンマー人のコンビニ店員役の森崎ウィンがほっこりさせてくれたくらい。
早く終わってくれ、と思ったのは久々だった。
合わなかった。
監督&堂本剛だけでは無い 人生模様 典型的だが 気楽に見れます。
ただし 典型的ストーリーの感じなので【ただし 触れないよ 映画館で是非】
『浅いか 深いか』はその人次第
デジタルで無い アナログフイルム
通常では 巻き込んで進んで行くイメージの堂本剛が
『巻き込まれる』不条理
自己 自我とは 劇場で確認して
『○』 何だか 相・みつ・ 金子・・ず と似てた 禅画❓
パンフ事前完読🈶有料パンフ
チト文字が多いかも 深い考察,制作背景知りたい人は 是非 おススメ
ただ 誰でもわかる作品 疲れないのは本作高得点の理由
居酒屋の 綾野剛 堂本剛のやりとり長回しは良い 2割の・・その他
綾野剛さんは 堂本剛さんと同様 心機一転 ヘンテコな役 壁突き破ったのは良いかも
【印象に残った順に】
森崎ウィン
小林聡美
片桐はいり
吉田鋼太郎
濱田マリ
吉岡里帆
柄本明
みんな俳優が 個性十分
饒舌に語らない 堂本剛 も良かった 上記でない その他の人も良かった
諸行無常 誰も自覚ないけど 地球は必ず滅びます🌏何🔟億年後か 数年後かは不明
地球以外は人が住めない 太陽系だけども 逃げても何十年か 100年以上 脱出には時間がかかるから・・
日々を大切に 己を大切に と思った 始まって終わる 終わって始まる 心機一転 原点回帰
でも 最後は 『堂本さんのディナーショー』かと思った 是非映画館で確認して supported by 荻上直子監督
今日さ 舞台挨拶付き2回 を避けて 通常枠上映 ガラガラに空いてて 楽ちん 快適だった。
舞台挨拶付き上映がどれほど熱気🤩だったかは知らんがな❗️
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