「片桐はいりは帽子とサングラスでずっと顔が隠れてれているので誰なのかわからない。 小林聡美がいると画面がきりっと締まる気がする。 この映画は荻上直子監督作品としては出来はよくない気はする。」まる ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
片桐はいりは帽子とサングラスでずっと顔が隠れてれているので誰なのかわからない。 小林聡美がいると画面がきりっと締まる気がする。 この映画は荻上直子監督作品としては出来はよくない気はする。
動画配信で映画「まる」を見た。
2024年製作/117分/G/日本
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2024年10月18日
堂本剛(沢⽥)
綾野剛(横山)
吉岡里帆(矢島)
森崎ウィン(モー)
小林聡美(若草萌子)
戸塚純貴
おいでやす小田
濱田マリ
早乙女太一
片桐はいり
吉田鋼太郎
柄本明
荻上直子監督と言えば、
川っぺりムコリッタ
めがね
かもめ食堂
がよかった。
どれも好きな作品である。
予備知識なしで見始める。
知っているのは監督が荻上直子、主演が堂本剛ということだけ。
沢⽥は人気現代美術家秋元のアシスタントを2年半やっている。
秋元は高圧的で嫌な男で、吉田鋼太郎のキャスティングがぴったりはまっていると思った。
矢島もアシスタントの一人であるが、沢田に対して言い放つ、
「私たちは(秋元に)搾取されている!安い時給で!」
いつもおとなしめの役の吉岡里帆だが顔にピアスをいくつもつけていて、
いつもとは雰囲気が違うと思った。
沢田は感情の起伏がほとんどない男だ。
矢島にそう言われてみてもほとんど心は動かない。
後日、沢⽥は自転車で転んで利き腕を骨折してしまう。
秋元は沢田を即刻解雇するのであった。
仕事がなく途方にくれる沢田。
部屋に帰ると蟻が1匹いる。
その蟻を見ながらなんとなく紙に書いた〇(まる)。
金がない沢田はそれを画廊に持ち込む。
「金が欲しい!」
それが現実になる。
誰にでも書けるような〇(まる)が知らぬ間にXやインスタグラムで拡散され、
沢田は正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名になってしまう。
最初に書いた〇(まる)は250万円で売れたという。
117分の上映時間のうち前半はあまり面白くない。
しかし沢田が有名人になってからはいろいろなことが動き出す。
綾野剛がうっとしい、うざい沢田の隣人を演じている。
森崎ウィンがミャンマー人のコンビニのアルバイトとかそのまんまで面白い。
片桐はいりは帽子とサングラスでずっと顔が隠れてれているので誰なのかわからない。
小林聡美がいると画面がきりっと締まる気がする。
この映画は荻上直子監督作品としては出来はよくない気はする。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。